10月27日(日)の事です。広島城のフードフェスと見た後はメインイベントの広島市郷土資料館へ行ってきました。広電の路面電車で広島湾(宇品)へ向かいます。
こちらでは企画展として「ごんぎつね」が語る昔のくらしを開催中です。日曜日14時から解説があるので、それを聞きたかったのです。参加者は私と小学生連れの親子のみ。ジックリと聞けました。
「ごんぎつね」、小学校の教科書にも載っています。私もたぶん3~4年生の国語の授業で習ったはずですが、記憶にありません。
新美南吉さんの童話、
江戸時代中期、いたずら好きのきつねがいて名前は
ごん、
川でウナギを取っている兵十(ひょうじゅう)を見て、いたずらをしようとして、せっかく取ったうなぎや川魚を川に戻していまいます。
ある日、白い着物の行列を見つけ、お葬式だと判ります。亡くなったのは兵十の母。
ごんは、兵十は母親にうなぎを食べさせたかったに違いない、悪いことをしたと後悔します。
ある日、魚売りの行商を目にします。。かごから魚を取って兵十の家に投げ込みます。次の日、兵十の顔に傷があることに気付き、行商にけがをさせられたと考えました。
ごんがしたことが裏目にでました。
それではと、山から栗、マツタケを取り、兵十の家に置いていきます。ある日、栗を持って来た時に兵十はきつね
(ごん)を見つけて、うなぎを逃がしたきつねだと思い、鉄砲を撃ちます。
そこには栗を持って来た
ごんがいました。
兵十は「栗をもってきてくれたのはお前だったのか?」
ごんは目をつむったまま、うなづきました。鉄砲の口から煙があがったままです。
童話では、
ごんが死んだのかは書かれていません。
資料室に童話本があったので、全て読んで確認しました。なんかちょっと泣きそうになりました。
展示室には、一年間通してのお米の作り方、この50年ぐらい前まで使われていた農機具、魚とりの道具、大正時代のお葬式(行列)の写真、行商の荷車、かご、いろりなどがありました。私が子供の頃に両親の実家で見たこと物ばかりでした。とても懐かしいです。
広島市郷土資料館での企画展は私にとって興味深いものばかり。
ごんぎつねのようなことって意外とないでしょうか?
良かれと思ったことがダメ(NG)だったり、やっていることがなかなか認めてもらえない。
私の父のそのタイプで、本人は悪気はない、しかし、やることなすことがトンチンカン、たまにまともな事をしても誰にも認められない。
ほんと、何をやってもドンくさい父でしたが、ドカチン仕事はいっさい手を抜かず、最後までやり通した父、誇りに思えます。
帰りはまたまた、
広電、広島駅で。
東方向にはエディオン蔦屋家電です。
Posted at 2019/10/29 22:14:37 | |
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