2021年12月29日
Posted at 2021/12/29 16:40:03 |
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庄助『今日の出来事』 | 日記
2021年12月24日
ある者は戦車を誇り、ある者は馬を誇る。
しかしわたしは、我が愛車を誇る。
わたしはアンフィニRX-7に乗っています。
1996年12月24日 登録
Posted at 2021/12/24 05:29:34 |
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庄助『今日の出来事』 | 日記
2021年12月16日
私はかねてからスポーツカーにとってデザインは非常に大切な要素だと思ってきたが、FDの開発初期の段階から、日米欧のデザイン拠点のデザイナーたちにはもちろん、企画設計の人達にも魅力的なデザインの実現に尽力をしてもらうよう力説してきた。
そしてFDのデザインを、1980年代にマツダが推し進めてきたデザインフィロソフィ「ときめきのデザイン」の集大成と位置付け、
1 一目でRX-7と分かるデザイン
2 思わず触れたくなる艶めきの演出
3 20世紀を締めくくるスポーツカーにふさわしい空力性能の実現
をメインテーマに各拠点でデザイン開発を進めてもらった。
アドバンスデザインステージを経て日米欧のデザイン拠点による9案の1/5クレーモデルから2案の1/1クレーモデルへの絞込みを行ったのが1987年11月、広島案とアメリカデザインセンター案が最終的に残ったが、その二者択一ではなく、デザイン本部長だった福田成徳氏の指示により、この2案を合体することになったのが1988年4月である。
オリジナリティあふれるスポーツカースタイル創造のために企画設計が思い切ったレイアウト改革も行ってくれた。
FCに対して、全高を40mm下げ、全幅は逆に70mm広げ、ボンネット高は実に70mmも低くし、フロントバーハングを125mm短縮してくれたのだ。
そのレイアウトの上に佐藤洋一チーフデザイナーのリードによりアメリカのデザインセンターで、日米合体チームがすべての面が曲線で構成された3次元造形に挑戦、光と影の微妙なコントロールにより艶めき溢れる面構成を実現してくれた。
さらに第一級の空力性能実現のために段差のないキャビンデザイン、3次元プレスベンドリヤーウィンドーを採用、エアロウェーブルーフなどの機能をデザインに結びつけ、空力特性はクラス最良のCd値0.30を実現することができた。
インテリアは「心ときめく・マシンコミュニケーション」をテーマに、タイトで快い緊張感のある空間構成とし、ドライバーオリエンテッドな造形をめざした。
個人的に若干タイトすぎるのではないかと心配したが、佐藤チーフデザイナーもとで素晴らしい実力を発揮してくれた、カリフォルニアデザインスタジオの「相撲取り小錦の小型版」ともいえた大柄なウー・ハオ・チンさんがぴったりと納まったのでよしとしたのをおぼえている。
FDのデザインは導入後30年った今日でも風化を感じないが、これも佐藤さん、チンさんなどのデザイングループはもちろん、革新的なレイアウトを実現してくれた企画設計メンバー、設計陣、エンジン開発チーム、生産技術チームの功績と考えている。
RX-7(FD)開発の足跡と背景 著 小早川隆治 より転載
Posted at 2021/12/16 20:35:38 |
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庄助『お知らせ』 | 日記