さてさて、コロナ対応もStep3に移行したのもあって、以前から気になっていた新型ハスラーと新型車タフトを見に行ってきました。
試乗もしてみましたので参考になれば。(長文です)
ネイキッド乗りの視点からみた2車の印象をまとめてみました。
比較は、両車とも2WD、最上級グレード・ターボを対象としています。
では。
■外観:
丸目のラウンドテイストのハスラーに対し、厳ついエッジのきいたタフト。これは前方から見た印象。全く異なる感じです。
横から見るとこれまた変わって、キャラクターラインが入りスクウェアなクロカン風ハスラーに対し少し低めでのぺっとしたタフト。
全高?前後の窓面積?の違いか、ハマーとかイヴォークのようなスタイリッシュな印象もあります。
かのホンダの黒歴史・クロスロードのような味気も。。もう誰も知らんか。笑
後ろはタフトにネイキッド臭を感じますw
少し話は逸れますが、Dラーで自車の隣にハスラー試乗車を置かれました。多分故意的。笑
ここぞとばかり比較してやりましたが、なんとウリ2つな車。ハスラー、なんでダイハツから出なかったんだろうか。。。
やはり原点はここなのでわww
■内装・装備:
タフトはシンプルな感じだが、真ん中のインパネが少し斜めになっていて(軽)らしくなく好印象。質感も普通車とまではいかなくともそれなりに高く感じました。
ハスラーも負けず劣らず高い質感。スズキの他車のテイストを引き継いでいる感じで、今時の軽SUVといったところ。
ただ、私には助手席側のインパネ周りが少しごちゃついているのが気になりました。
メータ周りは、バイクのコンビネーションメータのようなハスラーに対し、MFD付2眼メータのタフト。慣れもあってタフトの方が私には見やすい。どちらも情報は過不足なく。
あと、両車ともオプション商品も豊富。上級グレードでは追加で付けるものはほぼないかもしれませんが、1つ下のグレードで好きなものだけ付けるというやり方もあるかと。
■安全装置:
充実装備+先進性でハスラーが〇、ただし、タフトも現代の車らしく必要なものはほぼ付いています。
惜しむらくは、ハスラーの場合、中間グレードだとヘッドライトがハロゲンになるのは××。
今時これはないわ~。ネイキッドすらHIDなのに。。。社外LEDに速攻チェンジだな。
それに比べタフトのライトは全グレード最新テクノロジー付のLED。すごい。
とはいえ、それぞれ一長一短な印象。
■前席の着座感:
インパネが斜めっているタフトは若干タイトでコクピット感が強くスポーティな感じ。逆にハスラーは広々自由自在な感じでSUV的な印象。
ネイキッドのベンチシートからの乗換えならハスラーの方が違和感がない。返って私のメイン車両シロッコからであればタフトが〇である。
両車種とも上部は広々、特にタフトのガラスルーフは解放感MAX。だが、それが返って、シェードを閉めた時の圧迫感を少し感じさせられる。
あと、フロントの視野。フロントガラスの面積なのか角度なのか、ハスラーの方が見通しが良く感じられ違和感なし。
タフトは決して見難いといったものではないが、庇の奥から外を眺める印象。
■後席の着座感:
これはもうすべてにおいてハスラーの圧勝。フラットになるだけでなく、前後、背もたれ角度も調整可能。
対してタフトはフラットになるだけ。足元は余裕があるものの、座り心地も固くできれば長距離は避けたい印象。
せめて角度だけでも調整できれば、かなり違うと思われ。
快適度でいうとハスラー>ネイキッド>タフトの順。
タフト、20年前の車に負けてるってww
あえてシートの色を前後で変えているところを見ると、開発当初より後席は+αとしての立ち位置なのかも。
■荷室:
フルフラット機能、床下収納とも同じようなつくり。車中泊しない私としては、ほぼ同等な感じ。
タフトの床下はカバーがあるのがいい感じかも。ハスラーはバケツのような物入を外すと車載ジャッキなどがモロ見え。ものを置くには何か1枚いれたい気分。
ただし、ネイキッドに比べると、両車とも荷室の入り口の下側が高い印象。荷室内上下長も狭い感じがする。床下カバーを開けて同じくらいか?
全高はネイキッド>タフト>ハスラーの順で約5センチずつ高いはずなので、室内もそのようかと思っていたのだが、ぱっと見ネイキッドが一番高く感じるのはなぜか?
多分新型2車だと、SUPを畳んだ状態で縦には入らない気が。。。
あと、ハスラーは後部座席をめいっぱい後ろにするとほぼ荷室はなくなります。これは軽規格内ではどうしようもないですね。。。
■走り:
これもなかなか興味深いところですが、街中試乗での印象は、ほんの薄皮一枚のところでハスラーかな。
多分ハイブリッドのせいだと思いますが、加速で本当に薄皮1枚くらい軽く感じます。とはいえ、タフトも全然悪くないです。
少なくとも吸排気ライトチューンしたネイキッドと同等な加速感はあります。
ついでに言うと、タフトは同じダイハツ車なのでエンジンのテイストが新しいながらもEF-DETの味をどことなく受け継いでいて違和感がなかったですね。
出力に関しては出力規制もありますし、言うほどの差はない感じです。※ネイキッドも含めて
静粛性では強いて言うならタフトかな。でもこれもほぼ同等です。
アイドリングストップからの再起動は、比べればハイブリッドであるハスラーの方が優秀ですが、タフトの方も違和感はなかったです。
前型のハスラー、出たばかりの頃はひどかったデス。。。ハイ。
ハンドリングは、タフトの方がロールはするものの車体のしっかり感があった気がします。
レーンチェンジなどで、あー新しい車だなと感じました。街乗りレベルですが。あと、斜め後ろの視認性はハスラーが上です。最近の車はここが本当に見難い。
最後に、街乗りにはあまり関係ないかもしれませんが、4WDの走破性というところでは、いろいろなハイテクが仕込まれているハスラーに勝ち目がある気がします。
私の場合、雪道・砂浜等に入ることがあるので、この点は頼もしい気がします。
ざっと感じたところを書き並べてみましたが、どちらも過不足なく楽しめる車であることは間違いないと思います。
自分の好みと使い方によって選択が異なる印象です。
私の場合は。。。
ネイキッドだな。やっぱ。笑
本当に動かないようなことになったら考えます。