偏芯キングピンに交換

こいつに交換します。

このボルトを4本とって、
ノーマルのキングピンをスポッて抜いて代わりにズボッて挿しこんでボルトで止めるだけです。
キングピンボルトは25Nm、理由は書いてないけど再利用不可。

ブレーキパッドを外してみたところ、
グリース類が一切塗られていないことに驚きました。
時代はグリスレスなんか。変わるもんだなぁ。
でも結構擦れた跡があったので摺動部だけグリスアップしました。
キャリパピンボルトは22Nm。

完了。
なかなか入らず大変でした。
入った感触があっても、プラハンでコンコンやってもそのままでは入っていきません。
ナックルをキングピンが入るようにぐりぐりやって半分くらい入っていったら、キングピンを少し左右にぐりぐり回転させると残りもうまいこと入っていきました。
ただピンの根元はシーラント99000-31110塗布が指定されているので、密着するところであんまり回すのは良くなさそうです。
ちなみに私は液状ガスケットはハイロマーのエアログレード一択（ぜんぜん減らないのでずーっと使い続けている。劣化した雰囲気は無し）。

あ、あと上のベアリングには触れなさそうだけど、気休めにグリスを追加しておきました。

さすがにステアリングが左にずれ、タイヤ溝方式でトーを計ったところ、5mmのトーアウトになっていました。
さすがにこのトーアウトは嫌だな。

ちなみに、スマホの傾斜計で何とか計ってみましたが、
ノーマルはわずかにポジキャンだったようで、
交換後は1.5°くらいのネガキャンになった様子。2°はつかなかったけど、そこまでは付かなくていいです。