明日、家内の通院の為に往復50kmほどですが、最後の(セミ?)ロングドライブです。
天気は生憎の雨予報…
2019/4の納車から約2年半、最終的には「セダンに戻りたい」と言う私のわがままで降りてしまうクルマですが、正直とても良いクルマでした。具体的には恐ろしくコストパフォーマンスの高いクルマでした。
良い点はいくらでもありますので、あえてウィークポイントのみ列挙します。
1.収納が少ない
ティシューボックスの置き場(蓄膿持ちなので死活問題ですw)に困ったのは数台クルマを乗り継いできた中で初めてでした。ただし、これは2列目に恒常的に人が乗る使い方をする方であれば問題ないのかもしれません。2列目にティシューボックスを置いて2列目の乗員に取ってもらえばよい訳ですから。
最終的にマツコネ裏のダッシュボード上に置いていました。
2.車格を考えると装備が足りないor古い
設計年度に起因するのかもしれませんが、ドアオープナーはボタン式でした。CX-30やマツダ3、他社ですがトヨタの各モデルの様に、キーを持った人間が手を差し込んだ時点でドア開錠がされると好ましかったと思います。施錠は意識して行うものなのでボタン式でもタッチ式でも構わないのですが、開錠に関しては余計なアクションを挟まない方がスマートです。
また、フラグシップSUVを謳いながらチルト&テレスコピックステアリングが手動である点も頂けません。シートメモリのある車種でステアリングが手動なのもCX-8が初めてで面喰らいました。
ついでに言えば後退時のドアミラー自動調整機能がないのも頂けません。360°ビューモニタがあるとは言え、最終的にはミラーで合わせる必要があり(どうしても4面のカメラ映像を疑似的に結んでいるので白線と自車の感覚が実際と異なって見えていました)、その際にこの機能がないと、特についていたクルマからの乗り換えですと不満を覚えてしまいます。
ウエルカムランプも開錠時に点灯するタイプであり、ここもキーに反応して開錠前に点灯する方が好ましいと感じました。
とは言え、車両本体価格(最高でも400万円台と記憶しています)を考えると致し方ないのですが、500万円超のグレード限定orオプションでも良いので(他社になりますがジャギュアは電動テレスコピックステアリングはおろかシートヒーターまでも細かくオプション設定されており、車両本体価格に惹かれてシミュレーションしてみると結局競合他社と変わらない、もしくはそれ以上の金額になってしまいます(ので候補から落ちました))、選択肢として用意して欲しかったところです。
ネガ、特に装備面についてはつらつらと書き綴ってしまいましたが、逆に言えば他に不満点は一切ありませんでした。
きちんとしたドライビングポジションをとれるボディ設計、競合他社の80%程度に抑えられた価格(ストレートに書けばこれがトヨタであれば100万近く高かったと思います。)、CX-8に限りませんが魂動デザインによる美しいエクステリア、国内に真の意味のライバルはいないのではないかと思えるクルマでした。
今回、縁あって輸入車に乗り換えますが、将来再度国産車に乗るのであれば、現時点ではマツダ一択だと考えています。
追伸
本文で激賞した魂動デザインですが、数日前にCX-5のMC情報があり、マツダUKのサイトを見ましたが、個人的には残念なデザインチェンジでした。やはり、機能性は別としてフォグランプ及びその周りの造形、構造物がないとヘッドライトからバンパー下端までが間延びしてしまうように思います(個人差あると思いますが)。
30年ほど前の「ときめきのデザイン(初代センティアなどデザインとしては今でも通用するクルマだと感じます)」が終わってしまったように、後から振り返って「マツダ3が頂点だった」とならない事を切に願います。
さらに追記
本記事を書き終えた後、「ときめきのデザイン」でググったらこんな記事が。
プレスラインではなく面の陰影で魅せるというのはここ最近のトレンド。おそらくプレス技術の発達なども要因なのだろうが、やはり時代の先を行っていたのだな…
言われてみればCLAって(ボディーサイズや駆動形式その他相違は多々あれど)、HDセンティアに似てる(流麗な4ドア、線でなく面で魅せるデザイン)からカッコいいと感じて買ったのかwww納得。
マツダが振り返る自社デザインの歴史…Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2016でより
「クルマは、もっと心ときめくものでなければならない」との信念で「ときめきのデザイン」を宣言。これが『センティア』やアンフィニ『RX-7』、ユーノス各車に代表される1990年代のデザインとなる。線に頼らず陰影で形を表現し、情感に訴えるスタイリングだ。
Posted at 2021/09/17 23:00:34 | |
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