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2020年05月16日 イイね!

CAN通信って何なんぞや??

今更ですが、コーディングを理解する前にCAN(キャン・Controller Area Network)について理解する必要があるなと思いました。まだまだ基本概念等、資料を読み漁っている状態ですが、知る事で腑に落ちる事も沢山あったので書き留めておきます。

そもそも、
「何でBMWはたかだか部品交換にコーディング(ユニットコーディング)なんかしなきゃならないの??。大体、部品にコンピュータ(ECU)付けるって何やねん!!値段は高くなるし、壊れるしホントにそんなもんいるんか??」
そんな認識でした(笑)

クルマの基本的な動作は「走る・曲がる・止まる」な訳ですけど、昭和のハコスカやS30フェアレディZ時代のクルマをベーシックなクルマと考えると、現代のクルマはABSやトラクションコントロール、自動衝突回避システム等、運転技術が未熟な人でも熟練ドライバー並みの技術をクルマ側がカバーしてくれるというありがたいシステムが搭載されてる訳で。その運転技術をサポートする為にクルマ側の制御システムが高度化し、複雑になっていく過程でCAN通信という技術を用いてコンピュータ(BMWでいう所のDMEや各部品に搭載されたECU CANシステム上纏めてノードと呼称)を、それぞれハーネス(バス)を介して相互に通信・制御してるんだって事なんですね。

(ご存じの方々にとっては今更って話ですけど...)

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↑↑BMWのコントロールユニットツリー(CAN通信図解)

クルマの制御をよりきめ細かく高度化していくと、センサーから取り出すデータのやり取りや量は膨大になる訳で、それまでのアナログな配線(ハーネス)での制御でやろうとするとハーネスの量がとんでもない数になってしまう...。という訳で、それを各制御装置にECUを搭載し、それぞれが演算制御し、更にノード間で相互にデータをやり取りする事でスムーズな運転に寄与し、部品の故障をも自らが発信するという通信技術が必要だったと理解出来ます。故にECUが搭載された各部品が高額でもしょうがないし(納得はしてないケドw)、コンピュータとコンピュータを相互に認識させる為にはユニットコーディングという登録作業が必要で、それらをきちんと制御させようとするなら調整(アクティブテスト)も当然必要、という事が理解出来ました。
(ま、パソコンにプリンターを繋ぐ時にドライバーソフトをインストールしないと動かせないのと同じですね...)

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で、購入した要ユニットコーディング部品... ↑↑

只、デメリットとしてやはり部品がECUが未搭載な部品と比べて高額というのはネックですし、取り付けに精通し、知識を持った整備工場やメカニックでないと取り扱えないという点では私の様な普通レベルのDIY派のプライベーターがクルマを維持していく事は難しいです。何より部品の供給が止まればそのクルマを維持していく事は事実上無理な訳ですし、それこそハコスカやS30Z時代の電子デバイスの無いクルマの様に維持していく事は難しいという面がありますけど。

因みにCAN通信技術は部品メーカーのBOSCHが開発したもので、欧州車は先ず部品メーカーが先行開発・供給された部品を組み合わせて作って行くそうなので、ドイツ車であるBMWに採用されたのは必然ですね。

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そんな訳で、BMWを買う際に考えた事は「自分で修理出来る事」が前提にありましたので、購入当時の浅知恵と自分の好みでいくとE36、E46、E90のどれかでした。E36の外観は一番好みでしたが、数世代前のクルマ過ぎるのと、部品供給の面で不安があった事、そもそもトラブルの多いクルマである事は知っていたので、かなりの覚悟を持って維持しなきゃならないと思いました。

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・BTCC・JTCC等、世界中のツーリングカーレースで活躍したE36

E90に関してはやはりユニットコーディングに関して不安だったのと、まだ比較的ユニットコーディング部品の少ないE46かな?という判断をしました。同年代の日本車に比べれば部品供給に不安はありませんし、何よりネットで買えて自宅まで届くというメリットはDIY派には大きいです。日本車の様に何度もディーラーや部販に通って「またコイツか」みたいな顔をされる事もありません(苦笑)

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・E系の最終進化形態のE90

毎回話が脱線してしまいますが(汗)、少しづつ勉強していこうと思います。
Posted at 2020/05/17 00:49:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | コーディング | 日記
2020年05月14日 イイね!

コーディングに必要な物....

自分としては珍しく連日の投稿ですが、覚悟を決めてE46に乗っていくつもりでコーディングをDIYで着手する事にしました。が、コーディングソフトが使えるパソコンを用意するよりも高いハードルだと感じていたものがありまして、察しの良い方は分かって頂けるのではないかと思うのですが、パソコンよりちょっと高いコレです(汗)

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なんでもコーディングをする際に車両側で定電圧供給する安定化電源が必要なんだそうで(そういうレベルから始めようとしてます)エンジンを掛けた状態で出来るコーディングの内容であれば問題にならないと思いますが、エンジン停止状態で通信しようとすると当然ながら車両側のバッテリー電圧が低くなってしまう訳で。ネットで調べた所、電圧が13.0Vを下回るとコーディングが強制中止され、最悪車両側のコンピュータのプログラムを破損させてしまい、不動車になる事もある様です。
(Bluetoothでコーディングするタイプで不動車が大量に発生してる様です・汗)
コーディング中の推奨供給電圧は13.6Vとの事。これを安定的に供給するには市販のバッテリーチャージャー程度では難しいだろうことは素人の私でも想像出来ます。

では実際にコーディングの際にどの様な機器を使っているのかネットでリサーチしてみました。

先ずはプロユースな製品。
メーカー名は分かりませんが、現在、BMWの正規ディーラーが使用しているらしい機器↓↓

25万~30万くらいするそうです(汗)

コーディングが出来る修理工場なんかが使ってるBOCSH製BAT490多機能ですがやはり価格が...↓↓

BAT490
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215,000円也(税別)
ネットで見ると、どうやら不具合が発生していた時期があった様で、昨年頃は販売を中止していた様です。

続いてフランス製の定電圧供給器↓↓

GYS FLASH 121.12

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GYSというフランスのメーカーで見ての通り多機能そうです。
148,000円(税別)

んん~~どれもプライベーターが持つにはちと高い(汗)

困った時の大陸製頼みって事で調べてみました。

MST-90 +
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中国より送料込みでおおよそ4万円程...(関税別)

問題は仕様が110Vと220Vとの事。付属のコンセントは三相...変換プラグで使えるの??
購入者(ロシアとか海外の人)の評価はいいみたいだけど、信頼性が??デス。

で、探し当てたのがこちら↓↓

POWERMAX PMBC-120
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アメリカ製で100V電源で使えて国内代理店の正規品。PL法にも合格済みで2年保証。お値段85,266円也。
(注:製造は中国でした💦)
肝心の仕様ですが、供給電圧は12.5V~16.0V、最大120Aを供給との事。実はこれより廉価モデルのPMBC-100というモデルがあり、こちらは供給電流が100Aで2万円程安いです。正直悩みました(汗)
最近、CS放送で「ファスト・アンド・ラウド」とか「名車再生」を見ているとアメリカの自動車アフターマーケットの底力を知りましたので私の中では信頼性が爆上がりですww
(再度注:中国製です💦)

ネットで安定電圧に言及される方はいましたが、電流量に触れる方はいませんでした。動画のモニターを見るとコーディング中の電流量はおおよそ36A辺りで上下してます。んん~....
悩んでてもしょうがないので代理店さんに電話しました。どっちがいいのかと。
答えとしてはBMWなら100A仕様で問題はない。但し、現行ベンツ等のコーディングには2時間以上掛かるものもあり、電圧低下でコーディングが不能な場合があり、より余裕を持って作業をするには120Aだと安心との事。つまり大は小を兼ねるであり、電圧の安定供給の為にもここは安心して作業に取り組める様に120Aにしました。では何故ベンツ??って思われるかも知れませんが、使わなくなった時の転売対策です(笑) より汎用性のある物なら引き合いもあるかな?という打算ですw

プライベーターで何度使えば元が取れるのか分かりませんけど(元を取るつもりは無い)、国産車もコーディングを必要とする車種が出てきている様ですし、これからは街の修理工場レベルでも必要な機器になっていくんじゃないかと思います。
(中身がZ4な新型スープラは当然コーディングによるパーツ交換作業が必須です)

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車齢も16年のE46ですので、多分よく調べればプライベーターでコーディングを難なくこなしてらっしゃる方もいらっしゃるんでしょうけど、私の友人関係や整備士の友達も未知の領域ですのでぼちぼち取り組んでいきます。



ま、そんな訳で安心して?コーディングをする準備が出来ました。


Posted at 2020/05/14 22:00:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | BMW E46 | クルマ
2020年05月13日 イイね!

コーディングのソフト(ツール)について

いつか自分でコーディングを伴う部品交換をする時が来るだろう...という事は考えてはいましたので、暇な時にプロショップやDIY派の方々のサイトを拝見していました。

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車両のエンジンコンピュータ(ECU)が各センサーは元より部品(ユニット)とも通信をしながら走らせ、任意にECUのプログラムの内容を書き換えをするというシステムの走りだったのがE46型辺りからだったそうで。クルマの整備や不具合の管理という面では非常に優れたシステムだとは思いますが、素人レベルでは扱えないクルマばかりになるんだろうなと。
今や自動車メーカーもクルマを売るだけではなく、自社系列販売店での車検整備までを見越している事は明白です。所謂、‶ディーラーじゃなきゃ出来ない事”が多くなってる様ですし。部品交換やオイル交換の度に遠方のディーラーへ直行みたいになるなら軽自動車や古いモデルでいいやって感じですが、まだ軽自動車に落ち着くつもりもないので今の所はE46一択!なので直しながら乗ろう!と腹を括りました。
(前置きが長くてスミマセン...汗)

さて、コーディングツールですが、最初は通信ケーブルのみ販売で必要なソフトやデータをダウンロードして使える様にするというモノを随分前にヤフオクで購入しましたが、高速通信回線に加入していなかった事や、パソコンが低スペックであった事もあって挫折しました。
(ダウンロードは96%の人が成功しているそうですが、私は4%のダメな方の人間でしたww)

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それでコーディングツールソフトが最初からインストールされているパソコンを買いました。これが正解でしたね。エンジン交換やATミッションのフルード補充の際に非常に役に立ちました。ここまでは診断ツールのISTA-D(別名:Rheingold)を使い、特に通信に気を使う様な使い方をする訳ではないので良かったのですが、これからやろうとしている作業はISTA-Pというプログラムを使って変更を伴いますので、車両側のエンジンコンピュータ(ECU・BMWで言う所のDME)とエンジン停止状態で通信し、プログラムの内容を書き換えたりする作業を伴いますので必要な機器を入手したり手順を熟知していなければならなくなりました。

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後日診断ツールやコーディングツールの種類とそれぞれの詳細を書いてみようと思います。

Posted at 2020/05/14 15:15:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2020年05月12日 イイね!

コーディングとやらに着手してみる

BMWに乗り始めた時からいつかは避けて通れないであろうと思っていたコーディング問題に直面しております。

現時点でコーディングの全てを把握している訳ではありませんが、自らの勉強がてらと、書いておけば何方かが間違いを指摘して頂けるのではなかろうか?という他力本願を期待して書かせて頂きます(^-^;)

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説明するまでもなくBMWを始め、欧州車にお乗りの方ならコーディングという言葉というか、作業をご存じの方は沢山いらっしゃると思うのですが、じゃあ実際に自分で作業というと、F系のBMW辺りだとBluetoothを使った各種パラメーターの変更(イカリングのデイライト化、ウインカーの点滅間隔、ドアロック時のミラー格納、ナビの調整等)がメインで、コーディング作業を伴うパーツ交換(ユニットコーディング)をプライベーターでされている方は殆ど見掛けません。対して海外ではコーディングソフトが英語メインだったりする事もあって比較的ポピュラーに作業をされている様です。

一般的になったBluetooth経由のコーディング機器↓↓
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ISTA+による故障診断
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BMWを整備する際にディーラーでも使われているというISTAという故障診断ソフトがあります。ヤフオクなんかでOBD通信ケーブル(CANケーブル)で車両とパソコンを繋いでエラーや故障を診断し、整備手順までサポートしてくれる便利なソフトです。部品自体に通信コンピュータが搭載されていないアナログな部品の故障や、交換に伴うエラー消去程度であればDIY派オーナーさんなら必携のC110診断機でなんとかなりますが、DSCユニット(一般にはABSユニット)やステアリングアングルセンサーといったメインECUと通信しながら動く部品に関しては交換の際にECUに交換した部品の個体番号を覚え込ませて使える様にアクティブテスト(位置補正や部品の動作確認)などをしなければエラーは消えませんし、正常に動いてくれません。

E46乗りならもはや一家に1台??C110コードスキャナー↓↓
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ウチの2004年製のE46ですが製造から既に16年を経過し、ただでさえ壊れやすいという欧州車の部品で造られたクルマですから、乗り続けようと思えば交換部品のオンパレードは必須ですし(いや、既になってマス・汗)、ユニットコーディングが必要な部品の交換も避けて通れません。乗り換えも頭を過ぎりましたが、E46以外に欲しいと思えるクルマが今のとこない(ホントは2代目Z4かi8あたりが欲しいw)ので、自分で何でも交換修理に対応出来る様にコーディング作業もマスターしたいと思ってます。

Posted at 2020/05/14 15:16:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW E46 | クルマ

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「今回の大規模雹害でデントリペア屋をお探しの修理工場やディーラーさんの情報を求めています(主に千葉方面)デントリペア歴20年以上のベテランで雹害修理の経験も豊富です。長期出張可能です。宜しくお願いします。 #デントリペア #雹害修理
何シテル?   06/04 19:47
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