大阪のビル(中之島フェスティバルタワーウエスト4階)の中にある、「中之島香雪美術館」に行ってきました。
当美術館で開催中の展覧会、「上方界隈、絵師済々Ⅰ」 を観に行ってきました。
本展は前期と後期に分かれていて(展覧会・美術展等ではよくあります)、私が行ったのは「後期」。
大坂画壇(当時は大阪ではなく、大坂)の動向を四条派に焦点を当てた展覧会でした。
展示数は多くはありませんでしたが、とても楽しめました。主に円山派を中心とした京都画壇の絵師を辿り展示されていたであろう「前期」も観てみたかったですね。
「沈南蘋」や、以前に神戸市立博物館で開催された特別展「我が名は鶴亭!」で展覧会の主となった「鶴亭」や、「熊代熊斐」、「木村 蒹葭堂」等々の南蘋派の流れをくむ絵師の作品も展示されていました。
他にも「上田耕冲」や「松村景文」、猿の絵で有名な「森祖仙」の画もよかったです。
香雪美術館は、神戸市にある本館に次ぐ2館目の美術館として、中之島香雪美術館を2018年3月21日にオープンしました。
朝日新聞社の創設者である村山龍平の軌跡・足跡を辿る「村山龍平記念室」が常設されています。
『(香雪美術館のホームページからの引用) 香雪美術館は、朝日新聞社の創業者である村山龍平(1850~1933年)が収集した日本と東アジアの古い時代の美術品を所蔵している美術館です。』
本展覧会も「村山コレクション」からの絵画も多く展示されていました。
また、神戸・御影にある重要文化財の茶室「玄庵」を、周囲の情景も含め再現した、「中之島玄庵(げんなん)」も常設!(上写真)
京都府の工務店が本歌を忠実に再現した見事な茶室です。
私が好きな絵画と木造建築が同時に観れて大変有意義な満足できる時間でした。
ご興味をもった方、是非訪れてみてください。
Posted at 2020/02/21 23:06:49 | |
トラックバック(0) |
美術鑑賞 | 趣味