5年前、2010年1月に買ったDELL PC。当時はWindows7が普及してた頃。動画編集に好適との触れ込みでそこそこの性能。最新3Dゲームを除けば今でも十分実用的に使える。
5年も経てばHDDが故障したのも無理はない。この際HDDを換装して、もうじきリリースのWindows10へ移行すれば、あと3年は現役で行けるだろうと目論んだのが始まり。まさか泥沼にはまるとは思いも寄らず。
最新HDDに換装してリカバリDVDでシステムを復元すると20分ほどで工場出荷状態に戻せる。あとは気長に最新Updateを適用して、アプリとデータを戻せばOK。復旧作業は1〜2日で済むはずだった。
システムの復元は予定通り。問題はUpdateが全く出来ない! 調べた結果、様々な要因があるが、根本的には5年前のシステムが最新HDD(の物理フォーマット)に不適合と判明。インテルのドライバを入替えると解決する
そうだ。
ドライバを替えたらUpdate出来た! 長々と5年分のupdateを適用して、周辺機器ドライバとアプリをインストールして動作確認。あれ? スリープ/シャットダウンで電源が待機/OFFしないよ。
ここからまた原因探しの旅へ。メモリを疑い、周辺機器ドライバを疑い、アプリを疑って原因の切り分けを進めた結果、内蔵BD-REドライブが原因と判明。最新F/Wを適用しても、入替えたインテルドライバと適合しない。BDドライブを外すか、最新BDドライブに換装か… ますます深みにはまりそうな予感。
今ある資源を最大限活かそう。ということで、最新HDDに適合しつつ旧いBDドライブが正常動作するインテルドライバを探し求めて。DELLはこのPC用に新たなドライバを提供してない。インテルの多数あるドライバの中から、適合するバージョンを探し当てるしかない。運試しのくじ引き。そもそもそんな都合の良いバージョンがあるんだろうか?
あった〜! 最新HDD(の物理フォーマット)に対応するドライバの中でも一番旧いバージョンが2010年に出てた。なるほどこれなら当時のBDドライブが動作する訳だ。復旧作業に1週間以上掛かったけど、完全解決してめでたしめでたし。
2011〜2012年頃に新しいHDD(4KセクタのAFT)が普及して、この端境期を挟んでHDD換装すると思わぬ泥沼にはまる。AFT普及期に話題になったらしい。今頃HDD換装をきっかけに知るとは。ここまで状況を把握して改めて調べるとDELLサポートが詳しく
解説してた。これだからPCはややこしくて嫌い。( ̄(工) ̄)
【追記】
記事中で「インテルのドライバ」と書いたのは Intel Rapid Storage Technology(略してIRST)のこと。ストレージデバイスを高速化する技術。RAIDを組んだり単独HDDでも速くなる。チップセットと機能によりIRSTには多数のバージョンがあって、読み込むデバイスドライバが変わる。通常はPCベンダーが適したものを入れてる。だから旧いPCに最新のIRSTが適合するとは限らない。最後の手段としてIRSTを外そうかと思ったけど、そうせずに済みました。
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2015/07/09 11:36:03