ヤマノカミのブログ一覧

今年の梅雨は例年以上の長雨とコロナの影響で、この連休もステイホーム中のヤマノカミです。

四連休初日の夕食後、ふと外に出てみると薄い雲間から星空が見えました。
庭の北西角に行ってみると、ネオワイズ彗星が見える北西方向の空も雲が切れかかっていました。

当初、天気予報では完全に曇りだったので観る予定もなかったのですが、もしかしてと思い、カメラと三脚を準備しました。
我が家は住宅地にあり、周りは建物に囲まれていますが、北西側は土地が低くなっており高い建物もないことから、建物の間から比較的低い空まで見ることができます。

この時点で肉眼では確認できず、試しに30mmの標準レンズで撮影してみたところ、僅かに尾を引いた彗星が映ったので、奥方も呼んでしばしの観測会となりました。

市街地で空や周囲の街明かりがあり、条件は悪いですが、次第に雲が切れ、双眼鏡でもその姿が見え、目が慣れれば肉眼でも存在を確認することが出来ました。

30ｍｍと105ｍｍのレンズを交互に使い、条件を変えながら、高度が下がり大気の層で見えにくくなるまでしばらく撮影をしました。

今夜が近日点通過後の地球への最接近の日だったので、天候を考えると彗星らしい尾が確認できる数少ないチャンスだったと思います。（こんなことなら郊外の観測条件の適した場所へ行けばよかったかな？と思いました。）




まぁ、それでも肉眼でも確認できたし、固定撮影でも何とかイオンテイルとダストテイルが分離しているのが判る程度の写真が撮れました。

今後は地球、太陽から遠ざかり、明るさは徐々に暗くなっていきますが、条件が良い日があればまた観たいですね。
次に太陽に接近するのは5000年後とのこと、そのころ人類はどうなっているんでしょうね？