ハブナット(センターロックナット)交換日記。

急遽ドライブシャフトとナックルを止めるハブナット交換をする事にした。

理由としてはベアリング＆ハブボルトの同時交換の時にハブナットを使い回した事と、以前から実はベアリングから高周波の異音が発生していた。

ベアリングの(磨耗)異音と言えば、タイヤの回転数に合わせて「ゴォォォ♩」とか「ゴロゴロ...♩」などのボールが磨耗or破損で抵抗として出た音質だ。しかし自分の場合は「ジィィィ♩」とか「ビィィィ♩」と言った高周波がする。

この高周波の「ジー」「ジャー」系は周波数から特定するとベアリングの傷や荒れと言った事に繋がるらしい。

では何故に異音が発生したか？ これはハブナットのトルク管理になる。要はベアリングを新品にしても適正トルクで締めないとベアリングを圧迫させたり締め過ぎの抵抗となってボールが傷ついたり磨耗する事で異音が発生する。

つまりハブナットのトルク管理は単にドライブシャフトとナックルを結ぶ役割りだけじゃなく、ベアリングに対し極端な締め付けせずに抵抗を保つ事も重要になると言う事になる。

っで、多分？異音が発生した時点でベアリングに何らかの消耗をさせてる筈だから適正トルクで管理した事で異音解消には繋がらないと思われる．．．

が、単に抵抗を与え過ぎて擦れた音かもしれないからとりあえず交換はして見る。駄目ならベアリング交換決定。

先ずはハブナットのカシメ(ロック)を解いてナットが回るように丸く整えて行く。

後は1/2"ブレーカーバーに30mmソケットをセットしてハブナットを緩め取って行く。

話しが前後になるけど、リア側にはハブナットの前にキャップが取り付いてる。均等に上下左右と4箇所コジれば外れてハブナットは出てくる。

続いて新しいハブナットをトルクレンチでシッカリ締めて行く。

スズキ車と言ってもMC系／MH系で違った気がするけど気のせいか？MC系は確か175N・m、MH系は180N・mだったような．．．それとも前後で違うのかな？

とりあえず175N・mで締め付けた。

っで最後はドライブシャフト側の切れ口ポイントに合わせてハブナットの一角に潰しを入れてロックさせる。

これはマイナスドライバーを縦にしてハンマーで叩けば簡単に潰れる。因みに1回づつカシメるだけあって再使用は不可。まぁ～自分は2回は使うけど．．．

だいたい車検ではブレーキ点検で開けられるから普通はその度に新しいのに変えられてるはず。

っでオマケ。

ハブナットを交換してるからホイールの脱着はするけど、例のアルミナット？若干いつもより所々緩い気がした。今回初の事だから少しビックリはした。

確認はこまめにしてるけど、やっぱりどんな時に緩んで来るのか分からないからシッカリ点検した方が良いと再確認した。これは確かに管理できないタイプの人は取り付けを避けた方が良い気がするのも分かる気がする．．．

そんな感じで？とりあえず異音がした時点で手遅れだとは思うけど....ハブナットの交換をして見た。けれどこれが本当の原因なのかは分からない．．．

しかし排気漏れも含め、あらゆる場所の点検で辿り付いたのがハブナット。ベアリングの消耗音とは違うけど経年劣化以外でベアリング(回転数に合わせて)から異音をさせるのがハブナットのトルク管理も関係して来ると分かった以上は交換する手はないと思った。

異音が消えればトルク管理はやっぱり無視できないし、ベアリング再交換して消えないなら更に他を探さなくてはいけない。

と言うかプロに任せろって？それは無理だなぁ～。エンジン＆ミッション以外はできる限り自分で解決したい。色々な情報から探し当てる事で勉強にもなるし、身につくならトコトンやりたい。

今後のトラブル回避やアクシデントにもめげない心作りの為にも本気でクルマ遊びをしたいのだ！とにかくやるだけやる、駄目なら考える、ホントそれだけ。