今週に入って、自車は整備・点検のために販売店に入庫。
その期間中の代車として、週末までの予定でC180Avangardeをお借りしています。昨年11月登録で走行1,000kmちょっと・・・というこの話、最初はクルマレビューにしようかと思ったのですが、C180は2度目であること、レビューは先にC200を上げていて重複する箇所多数ということから、ブログの方で残すことにします。
話の本筋に入る前に、初見の方には何が何やらかもしれませんので、以前に書いたC180とC200に関するリンクを貼っておきます。
〇C180借用記(リンクは
こちら)
〇C200借用記(リンクは
こちらと
こちら)
それではレビューの書式に沿って、最初は走行性能から
C200を経験した後で乗るC180は、車重1,500kg+αに156PS&250N・mのパワーユニットの組合せとなりますが、やはり必要にして十分だなと改めて思いました。両車を比べると、当然C200の方がパワフルなのですが、大人2人ぐらいまでで乗る分には、C180で不足は感じません。
車重とパワースペックはほぼ同等となる自車に不足を感じていないのですから、当然の印象ではあるのですが。
低回転域は、ややザラついた印象を感じるC200よりも滑らかな印象が強く、Comfortモードで乗れば過給も自然に立ち上がりますから、街中であれば「何人たりとも・・・」とでも思わなければ、C180の方が好感を持てるくらいかと。C200の低回転の印象がリーンバーン制御に因るものであれば、新たに追加された4MATICではこの制御が外されていますので、また印象も違ってくるのかもしれません。
ATは9速に変更される前の最終となる7速でしたが、興味深かったのは現行初期モデルより明確に1→2速の変速ショックが減少していたこと。同時に積極的にシフトダウンするようにもなったような。この辺りは、制御が変わっている可能性が高いですね。
7速でも十分なのではと思う一方で、9速はより良くなっているのかなというのは、気になるところであります。
続いては乗り心地
現在、セダンのC180やC200は、基本的に南アフリカに存在するイーストロンドン工場製が輸入されているようで、このクルマも225/50R17のランフラットタイヤは、南アフリカ製造のBS・TURANZA-T001が組み合わされていました。
このタイヤ、ステアリングレスポンスやウェットグリップこそ評価できるものの、バネ下が重い印象が強くて、サイドウォールの硬さがそれを助長してもいます。この特性は、柔らかくなったサスペンションの設定とはどうにも合っていないような。
自車が以前履いていたTURANZA ER-300の特徴と共通するものを感じたのは、PRIMACY3に履き替えたことで、特性の違いを実感できたからかもしれません。
使い勝手の部分は、先に書いたものでほぼ満たせていますので、追記のみとします。
今回のクルマは、最初のC180同様にベーシックパッケージが装着されていまして、この追加機能のありがたさを実感する機会となりました。
ヒーター付きシートは寒い時期には温かさを実感できる装備ですし、雨降る中ではキーレスゴーの便利さも実感という具合。パークトロニックは相変わらず自宅車庫では警告音が鳴ることとなりますが、そこからインジケーターを睨みつつで寄せれば、なるほどギリギリまで寄せることが可能になるのだと。
これまでこの種の装備は、どちらかというと不要と判断していたのですけれど、こうして便利さを享受すると、あれば便利というより欲しい装備となるのですから、人の判断というのは移ろいやすく、かつ結構いい加減なものなのです(笑)
さて、最後にまとめ
Cクラスのセダンは、Avantgardeまでなら快適志向に基本があると思っています。そこに他車より一歩抜きんでた安全・安心がプラスされている形。
自車を定規にしたりとか、うるさ型の目線で評価していくと、いくつか細かい注文はしたくなるのですが、今、自分で新車を購入するならやはり最有力となるクルマです。部分性能なら上回るクルマを挙げることは可能ですが、トータルなパッケージで見た場合には、ここに帰結する気がするのですね。
そんなCクラス、ハイパフォーマンスモデルは縁もないので今回の話から外すとしても、C180・C200・C220dと揃う中からどれを選ぶべきかは実に悩ましいところであります。基準をC180に定めて、オプションやエコカー減税含めたトータルでの価格差を算出して、価値観を見出せるかが判断の分かれ目というところでしょうか。
もっとも、C180で充分と納得しつつも、C200以上と比べてしまうと、どうしても内装パネルの仕様やライトの機能の違いが気になるはずというのが、話の経過や結論を複雑にするのですが。
さらに補足。
最新型は時間の問題と予測できた9速ATをついに搭載。・・・と喜ぶ間もなく次のマイナーチェンジ情報がちらほら出てきました。先に登場したEクラス(W213)からの推測では、スタイルよりもインテリアや内容(特に制御系)の進化が大きそうな気がしています。ここ最近、何となくで行われたモデルチェンジというものはないので、相変わらず買い時の判断は難しいのです。
ブログ一覧 |
試乗記 | クルマ
Posted at
2017/02/10 21:18:37