年1万キロペースで先日2万キロを超えたということは、2年点検の時期も到来したということなのです(笑)
点検自体は、昨日朝一で入庫しまして、今朝方帰還しました。
昨年の代車は、Edition Cが来ましたが(当時の印象記のリンクは
こちら)、今回はもちろん(?)W205が待機していました。
代車の仕様は、3月に登録されたばかりのC180Avantgarde(以下、C180AVGとします)。レーダーセーフティとベーシックパッケージ付のイリジウムシルバーという、在庫も多いであろう量販仕様。走行はまだ2,500kmを超えた程度でした。
W205は既に何回か乗っているものの、セダンC180AVGは初めてということ、C180がほぼ受注生産状態である以上、個人的ベストはC180AVGのレーダー付ということで、特にやり取りもないままなのに、乗ってみたかった方の思惑と売りたい方の思惑は見事な一致となったのです(笑)
以下、横浜経由で芦ノ湖を往復、距離にして230kmほど乗ってみた感想文となります。
一回り大きくなっていますが、前を向いて走っている分には、大きさの違いはあまり気になりません。パークトロニックや高感度となったリヤカメラは、4隅を把握しにくいデザインの助けになります。自宅車庫に駐車する際は、接近警報が鳴り響くこととなりますが(笑)
窓が明らかに小さくなっていて、囲まれ感や安心感があるというのは褒め言葉。コインパーキングの出入口で、大きく身を乗り出せないというのは、実用上の些細な(?)支障。
アルミを使用することで、大幅に軽くなったドアは、「開閉が楽」と奥様から好評でした。
もっともボディ自体の剛性は変わらず相当なものであり、箱根新道から芦ノ湖へ降りる荒れたヘアピンカーブをミシリとも軋ませずに走ることが可能です。これにはとても感心しました。
表示価格を納得させる品質感は、デザインの勝利。実は使用している材質はW204とあまり変わっていなかったり。
何度目かの試乗のため、大幅に変わった操作系にはようやく慣れたものの、今回初使用のナビには、目的地設定だけでも一苦労。メニュー階層を深くしたのと、文字入力ボタンを省略したのがその要因。
「独特」の領域に達したと思える操作系は、これに慣れると他車は乗れなくなるのでは?と心配になるほど。
走ってみた感想としては・・・
やはり、自車よりも早くターボが効き始めるというのが第一。ただ、これはW204のEモードが必要以上に出力を抑え込んでいるためのようです。W205もEモードだとW204と同様の出力特性となりますし、ターボが効き始めてからの加速も同等ですね。軽快感は感じますし、1.8Lから1.6Lに小排気量化した上で同等の加速が得られているのですから、進歩したとは言えそうです。
1速から2速への変速時間も早くなって軽快感の演出に一役買っていますが、その分シフトショックが増えたのは、賛否が分かれそうではあります。2速以降はロックアップとなることもあって、どうしてもショックが出やすい面はあるのですが、市街地走行等、ストップ&ゴーが多い使い方だと気になるかもしれませんね。
気になる点のもう一つとして、元から効きの弱いエンジンブレーキはさらに効かなくなっています。勾配の強い箱根新道の山降りでは、2速や3速でも前車に接近します。
今回意外だったのは、アイドリングストップの制御が明らかに変わったことで、停止回数も減りましたし、ストップしている時間も明らかに短くなって、信号待ち等での再始動も何度かありました。W204の同機構はストイック過ぎるくらいだったので、むしろこちらの方がいい按配ですが、変えた理由が気になりますね。
ステアリングは、長らく油圧アシストに慣れた身には、電動アシストによる違いが気になりました。切り込む際には殆ど違和感がありませんが、戻す際のアシストの仕方がやはり違っています。あえてスポーツモードで乗ってみても、その印象に変わりはありませんでした。
アクティブレーンキーピングアシストは電動アシストならではの機能ですし、こちらに慣れてしまうと、油圧アシストのネットリ感が嫌いという意見も出そうではありますが(笑)
乗り心地は、自車よりも、突起からの突き上げと揺さぶられ感を感じました。タイヤサイズ、ランフラット、あるいはC180AVGのサスセッティング等、要因はいろいろ考えられますが、この部分は改善の余地ありに思えます。
気になる燃費は、平均車速35km/hで燃費計には14.0km/Lと表示されましたから、現車よりも5%程度は改善されたようです。
Cクラス最大の売りとなっているディストロニックは、やはり便利な装備だと実感します。往復では東名の渋滞にも遭遇しましたが、一度セットとしてしまえば、後は料金所か本線を外れるまで放置が可能です。制御の唐突感や違和感もW204の同機構より改善されたように感じました。
感想として、以上感じたままに羅列してみました。
このクラスのセダンとして、かなり高い商品力を持っていて、売れている理由は十分納得が出来ます。今から購入するならやはり最有力な存在です。
もっとも、先日SLKには9G-TRONICが搭載されましたし、AV系の操作性の改善が期待できるCar-playの実装もそう遠くない将来でしょう。進化の時間が短くなっていることからすると、それらと共に、かなり先であろうW204の代替までに、いくつかの気になる点が改善されることを期待したいと思います。
一番肝心な自車の点検結果は、特に問題もなく、メーカー指定メニューを消化しただけでした。
どうしても減りの早いことで気になるブレーキパッドは「まだ半分以上残っていました」という回答。(「この距離では残っている方です」というお言葉は、褒め言葉として受け取りました(笑))先日記載したタイヤもローテーションされましたので、もうしばらくはそのままで乗れそうです。
ちなみに、余談半分で
メンテナンスプラスについて確認したところ、「ブレーキパッドの交換があれば、加入が得。未交換で乗れれば、都度払いでも変わらない。」という回答でした(一応、各点検&パッド交換の目安金額も教えていただいたのですが、状況次第で金額相違がありそうなため、非公開とします)。どうやら、この辺りの経緯もあってブレーキ関係を含めない
メンテナンスプラスライトが登場したのでは、というのは推測。
自分の乗り方だと、車検時までパッド未交換&次の2年で交換必須となりそうですので、メンテナンスプラス加入が得という結論となりそうです。
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W204 | 日記
Posted at
2015/08/30 16:17:41