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2016年08月15日

車検&代車試乗記(W205 C200)

昨日から、自車は車検のため、入庫となりました。
先日お願いしたウィンドーの下降がスムーズさを欠く件は、その後も症状が芳しくないため、あわせてみてもらう形としています。
お盆休みで、ショールームはのんびりしたムードかと思いきや、出勤されている方が少ないだけで、商談が複数進行していたりとあまり通常と変わらない感あり。


さて、入庫となるといつものように代車をお借りするわけでありまして、今回は今年2月登録のC200が待っていました。走行は3,500kmを少し超えたところとなります。

昨日だけで、市街地を中心に80kmほど乗った印象としては、1年前に借りたC180と重なる部分が多いですね。

 ○大径化・ワイド化・ランフラット化が重なったことで、バネ下の重さを感じさせる
 ○1→2速の変速が早くなった反面、シフトショックが大きくなった感強し
 ○一回り大型化されたボディは、見切りに慣れを要す
 ○機能が増えた反面、操作が多層・複雑化したCOMANDシステム
 ○サプライヤーが変わったらしく、ルートの引き方・案内音声共に?が付くナビゲーション
 ○気配り装備多数、そのデザインと相まって、商品力極めて高し etc


もっともC180とは、エンジンという大きな違いがあるわけです。
自分の乗り方だとC180が搭載する1.6Lターボでも、現車とほぼ同等の加速は得られるわけで、全く不足は感じなかったのですが、C200に乗ってしまうと、その余裕には、魅力を感じずにはいられません。
市街地では、初速一歩目から1.6Lと2.0Lという排気量の差が生み出す違いは明確に出ますし、動き出してからでも、右足の加減一つで如何様にもなる範囲というのは結構な違いがあります。それは上り坂という場面ではさらに顕著なのです。さすがに、30kg・mを超える最大トルクを1200回転から発揮するだけのことはあります。

その一方でメルセデスらしく、40km/h、あるいは50km/h等での定速を保ちやすいのは、強調をしておきたいところです。この特性のため、トルクフルであっても、使いやすい性格となっています。アクセルに敏感に(過剰に?)反応するとか、エンジン回転を抑えるべく制御を入れてしまうとか、特に燃費重視の昨今では後者の特性を持つクルマが多い気がしますね。

2.0Lのネガとしては、リーンバーン制御を入れていることからか、1500回転以下で音を含めてややざらついた感覚を伝えることと、排気量の違いが渋滞時の燃費に表れることでしょうか。それでも、その余裕からすれば、些細な問題に思えます。まぁ、1.6Lが低回転からスムーズに吹き上がることとの対比という面はありますけれど。


改めて乗ってみると、自車比では大きなクルマに乗っている感が強いですね。フロントタイヤが前出しされたこと、見切りのせいでボディの大きさを感じること、静粛性の向上等、様々な要因があるのですが、何より、路面からの入力が入った際にボディ上物がゆっくりとした周期の揺れとなるのが、それを強調しています。かといって、柔らかい足回りではありがちな揺れが残り続けるというわけではない。何とも不思議な乗車感覚なのです。

大きいという点を若干補足するなら、フロントオーバーハングはFRらしく短い上に、コーナーが大きく絞り込まれていますので、鼻先だけなら全長の短いメルセデスのFF車達よりも、むしろ取り回しは良好です。メルセデスの良き伝統で、ハンドルの操舵角は相変わらず大きくて、とても小回りも効きますし。あとは、ギリギリまで寄せられる術があるかということで(今回のクルマには装備されていませんでしたが、パークトロニックはその手段の一つ)


前にも書いた気がするのですが、メルセデスのクルマ作りは実質的なものから商品力重視に舵を切っていると感じることからすると、C200の余裕あるパワーの方が似合っている感がありますかね。C180・C200間で軽く計算すると、約40万円くらいの差となりますから、いざ、自分で選ぶことにでもなれば、装備差含めて、本当に悩ましい選択となりそうですが。


さてこれにて、C180・C200は、各々ノーマルとAMGラインの計4仕様を経験した形ですが、先述の価格差を無視すると、今回のC200が一番気に入りました。もっとも、何より大きい金銭面の問題がある以上、簡単に「代替しよう」とはならないのは、お約束(笑)

貸与期間は、今週末までの予定となっていますから、それまでに高速も含めてもう少し乗ってみようと思っています。その際の印象の修正&追加も含めて、まとめは後日クルマレビューにて行う予定です。

ブログ一覧 | W204 | クルマ
Posted at 2016/08/15 20:06:06

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この記事へのコメント

2016年8月15日 22:19
タイヤ空気圧警告のリセットをしてもらおうと9日にディーラーに行ったらもう盆休み。
今日はもうやってたのかなあ(笑)

さてC180とC200の件、非常に興味深いですね。
実用性ではC180で十分だけど最近ベンツはより商品力の高いC200推しとのことですね。
これとは逆の話がこの度出たEクラスセダンで有りました。

嫌な予感はしてましたが、350dが廃止されました。
V6は廃止の方向とは聞いていましたし、220dで実用性は十分ですのでより燃費の良い4気筒ディーゼルが流れなのはよくわかるのですが、国内正規で唯一の6気筒ディーゼルセダンだっただけに残念です。まあ商品力があったかはわかりませんが(笑)

昭和の頃から憧れの対象、6気筒、FR、IRS、リヤディスクブレーキ。
こんなのに固執するのもオッサンの証拠でしょうが、ディーゼル国内正規ではEクラスとBMW懐かしの524td位のもの。
ガソリン車ではいくらでもあるんですがね。
コメントへの返答
2016年8月16日 18:58
こんばんは
お盆休み対応、先週休みで今週営業のところが多いような気がします。私が購入したところを含めて、一部ディーラーでは当番制で営業しているところもあったようですが。

C180とC200の件、ブログに書いてはみたものの、余裕のある加速という価値観自体が従来型思考ではないかとふと思ったりもしまして。如何に効率よく使うかという観点が現在の主流であり、Eクラスのバリエーション設定はその流れの中にあります。であれば、C180をクレバーな選択として推すべきだったかも、などと(笑)

Eの6気筒ディーゼルですが、日本以外では継続設定の国も多いようです。Sクラスにおいても、S300hは入っても、S350dの導入は見送られていますから、需要が少ないという判断なのでしょう。350dもEU6対応ですので、判断次第では導入可能だとは思うのですが。

私も、6気筒に対する拘りは減りましたが、FR、IRS、リヤディスクブレーキは、まだまだ選択の優先順位上位にありますので、オッサンの一人で確定のようです(笑)。効率優先の時代の前には、拘りの選択とやらは、だんだん難しくなっていくのでしょう。ディーゼルだけでなく、ガソリンも日増しに6気筒の選択は難しい状況になりつつありますね。
2016年8月16日 0:21
諸元表を確認しながら拝読させていただきました。
1.6ターボと2.0ターボですが、前車は丁度私のDS3と似たようなスペックになっており、
書かれている通り十分な動力性能なのではないかと思いました。
新車販売されている時代のC5に乗ったことがありますが、このクラスでも十分引っ張れて
トルクのあるエンジンは良いなと感じた記憶があります。

ダウンサイジングターボが広まり、私自身もその様な車に触れていく中で排気量の大きさ、或いは気筒数の多さが持つゆとりを再発見するシーンが多いです。C200も恐らく発進時の一発目のトルクが豊かで魅力的なのでしょうね。

さらにJC08モードの燃費も驚きました。こんなに走るんですね!1000km走破出来そうです。
コメントへの返答
2016年8月16日 19:06
こんばんは
記載不足から、諸元表を調べさせてしまったようで恐縮です。

C180でも、車重約1,500kgのところに、最高出力156PS、最大トルク25.5kg・mですから、「何人たりとも俺の前は・・・」とでもならない限り、不足になるはずもないんですよね。ましてやダウンサイジングターボは、低回転から最大トルクが発揮されますし。ただ、両方乗り比べると、楽に加速を得られる方に惹かれてしまいます。三本和彦氏の名言「パワーは麻薬・・・」は、今でも通用する通説ということなのでしょうか。

実は先日、某V6・2.5Lに乗る機会があったのですが、車重差を考慮したとしても、市街地の速度域では自車の方がトルクフルで、ダウンサイジングターボの魅力を再確認した次第です。6気筒の音は、やっぱり魅力を感じるんですけれども。これが3.5Lとかになると、NAでもまた印象が違ってくるのでしょうが。

うちのと同型は、みん友さんが1,000kmチャレンジを何度かされていますが、達成はなかなか難しいようです。現行型には高速燃費の向上を実感していることからすると、おそらく達成可能なのではないでしょうか。
2016年8月16日 4:20
W204とW205とでは、同じCクラスでもパッケージングの考え方が大分違うなという印象があります。
W204は、限られたスペースのなかで室内を広く、取り回し良く、見切り良くという実用本位なところがあるように思いますが、W205は情緒的なところが前に出てきているような気がしていて、パッケージングも大分甘くなっていると思います。その点がW205の高セールスに繋がっている理由なんだろうと思っていますが、個人的には少々残念です。
でも、個人的には更に情緒的なシューティングブレークが一番気になるメルセデスだったりします(笑)
コメントへの返答
2016年8月16日 19:16
こんばんは
W204でも、W124やW202の時代からすると、パッケージングはだいぶ厳しい点になると思います(笑)。
福野礼一郎氏の確認からすると、W205はロングノーズ&ワイドボディの204となるようですから、さらに甘くなっているというのは否定できません。204比では、前席をアップライトに座らせることで後席足元のスペースを稼いだというくらいでしょうか。
もっとも、ご指摘のとおり、昨今のセダンやワゴンに理知的なパッケージングを求める層は少数派で、むしろ情緒的なところが高セールスに繋がっている感がありますね。気配り装備の類も、かつてはお家芸だった日本車より、むしろ小技が効いているのではと感心したくらいです(笑)
過去の歴史を重ねて「メルセデスとは」とかやると、議論が沸騰しそうですが(笑)、今現在の製品という視点では、惹かれるのもむべなるかなと思ったりします。
2016年8月16日 15:47
E200もそうなんですが、結構ラフなアイドリングをするエンジンで、燃料を入れに行ったら「ディーゼルにしたんですか?」と聞かれた次第です。パワーに関しては申し分なく、すべりの少ないATと緻密な燃焼コントロールのエンジンにより、速度管理がし易い点においては同じ印象です。会社にはCLA180もあり、こちらは1600ターボ&DCTなのですが、やはり1600故のボトムエンドのトルクの薄さはトルコンでトルク増幅できない分、ブーストが上がるまでのもたつきを感じます。E200の9Gトロニックはかなりタイトなトルコンで発進後すぐにロックアップしてる様子なので、E200なりのトルクの厚さを感じます。

C180もあるので、パッケージングを比較すると相似形でくみ上げたことがよく解ります。後席の余裕を含めて、パッケージングの論理性は後退していると思います。特にSクラスはボディサイズと比して、狭いと言わざるえません。ドライブフィールはSはもちろん、CもEもメルセデスの味わいはありますが、ドイツ風味は薄れてきているように感じます。
コメントへの返答
2016年8月16日 19:36
こんばんは
E200の印象をありがとうございます。まだ未経験ですので、頷きつつで興味深く拝読しました。
直噴の時点で、ポート噴射とはアイドリングの感覚が違ってくるのですが、2.0Lは、その中でもややラフな印象を受けますね。C200の加速の印象からして、150kg弱の重量増なら、まだまだ余裕があるんじゃないかと想像するところです。7Gでも、2速以上はロックアップしているようですので、9Gも同様の設定でしょうか。これに慣れてしまうと、ルーズなトルコンにはむしろ違和感を抱くようになりますね(笑)
1600ターボは、A・BとCでは印象がだいぶ異なります。出力も異なりますが、ご指摘のミッションによる違いがやはり大きいかと。フェイスリフト後のB180では、初期A180より、もたつきの改善は感じたのですが。

セダンとかワゴンの後席居住性って、重視されなくなっていることを感じます。スペースを求めるならSUV的な割り切りが出始めているのかもしれませんね。味わいの部分も、往年の名車比では薄味感は否めません。もっともそれはメルセデスだけではなくて、全体傾向という認識ですので、そこは仕方ないかなぁとも思うのですが。
2016年8月17日 0:20
こんばんは。

上級車の代車ともなると、さすが良い車を貸してくれますね。代車を貸すことで買い替えの更新を促す発想はどこもあると思いますが、私の行きつけのホンダだと代車はほぼ軽しかなく、もっと普通車を代車にしてアピールすればいいのにと思う事が多いです。ま、私は買い替える気は全くないのですけど・・。

今やメルセデスもダウンサイジングターボなんですね。主に経済的な面でメリットの大きいダウンサイジングターボですが、アクセルと直結したように加速してくれるNAと比べると、やはりダウンサイジングターボの加速時の質感は随分と劣る印象ですが、もう選択肢として大排気量NAはないも同然なんでしょうね・・・。
コメントへの返答
2016年8月17日 19:56
こんばんは

大量に登録済未使用車を出している状況もあってか、積極的に新車の代車転用&短期更新を行っているように感じます。点検の際の楽しみではあるのですが、誓約書も書きますし、借りている間は自分のクルマ以上に気を使うのも事実です(笑)。
前車の時には、下取り車を残り車検まで代車転用したものをずいぶん借りていまして、数ある中にはこれを貸すのか?というのもありましたけれど、借りる方も耐性が付いて、それはそれで楽しかったですね。

正直、フィーリングの部分を除けば、ダウンサイジングターボのメリットが多いのだと思います。ただ、フィーリングの点では、NAやマルチシリンダーだからこそある持ち味は歴然と存在していますし、そこにこだわりたい気持ちも解ります。全車が同じものを持っていたら、選択肢は存在しないわけで、数ある中にはフィーリングを重視という考え方があってもいいと思うのですけれどね。

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「近況報告(令和6年4月編) http://cvw.jp/b/1984303/47684123/
何シテル?   04/28 21:33
3台計で20年以上の長きに渡って乗り続けたX80系からW204への代替がみんカラを始める動機となりました。 最初はW204関連を主とするはずだったのですが...
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