2024年03月26日
コーティング剤ではなく、シリコーンを直接塗ったら?
・・・前回、前々回の話を読んで、そう思った方もいられるかもしれません。
世がバブルだった頃、高価な(※1)コーティング剤を買ったら父親から「そんな物塗るより、シリコーンを塗ればいいんだよ」と笑われました。
まだ学生だった自分は、「また親父が適当なこと言ってやがるな。そんなもの塗ったら塗装に悪影響が出るんじゃないか?(※2)第一、どこで売ってるんだよ(※3)」と思いましたが、今、ネットで見ると、やってる人が結構いるんですよね・・・
確かに、シリコーンの方が安いです。
アマゾンで信越シリコーンのオイル缶が、1キロ23百円ぐらいですし。
でも、最近は物価が多少上がったとはいえ、
安いコーティング剤なら200mlぐらい入ったのが、実売1,000円程度で買えるし、大体1キロなんて使い切らないですから、作業性(=ムラになりやすい)や耐久性などを考えれば、あえて選ぶ理由もないと思います(※4)
ちなみにシリコン洗車と言ってる人がいますが、シリコンとシリコーンは別物です。
ついでに言うと、一般市場向けのコーティング剤を作るメーカーの製品を軽視する方もいますが、彼らとて数年持つような耐久性の高いものを作ろうと思えば作れます・・・というより、どこも昔から業務用を作っているはずで、アフター向けだけにやってる会社の方が少ないと思います。
また最近では、ソフト99などは自ら手を出したほうが儲かると踏んだのか、G'ZOXという業務用ブランドを大々的に自社展開(加盟店を募集)しています。
だったら、そういうのを市販してくれれば、多少高くても買うのに・・・と思う方もいるでしょうが、高耐久のものを市販しないのは、素人がやると(塗装と一緒で)下地処理が難しく、本来の効果が得られなかったりムラになったりして、クレームが多く発生するからだと思います(※5)
なので、市販品はその辺のバランスが取れた良い商品です(1,000円なら安いかと)
逆にコーティング業者が高いのは、その多くが手間賃というか技術料と考えれば、まあ納得ですね(それでも適正価格はあるでしょうが)
注釈
※1
特別高価だった訳ではなく、バブル時は物価が今よりずっと高かったため(なので、野党や左派系マスコミが何かにつけて持ち出す「(バブル崩壊後、給与が伸びていないため)生活が~お金が~」という主張は的外れで、物価の安い今の時代の方が絶対暮らしやすいと思う)
※2
親父は理系のエンジニアでしたが、自分は文系だったので、よくわからないけど何となくそんな気がしたという程度の認識(日局クレオソートと工業用クレオソートの区別もつかないまま、正露丸を怖いと批判した「買ってはいけない」と同じレベルだった)
ちなみに、医師や薬剤師のような専門家でも、両クレオソートを混同している人が一部にいるそうです(自動車評論家を見てれば、専門家と言われる方のレベルも様々だとわかりますけどね・・・)
※3
当時は、ごく一部の人が98(と言ってもウインドウズじゃなくPC98)を使ってパソコン通信をしていたくらいで、今のようにネットでBtoB商品が手軽に手に入る時代じゃなかった。
※4
敢えて他人と違うことをしたがる・・・というかそれが楽しいという自分でも、ちょっとやろうとは思わない。
※5
世の中には、取説も読まずに施工する人が一定数いますので(「TVを買ったのに何も映らない」と30分電話で怒鳴りまくった客が、実はコンセントを差していないだけだった・・・という実話もあります)
ちなみに、前回・前々回に紹介した会社も、かつては個人向けに通販していたようですが、今は止めています(もちろん正確な理由はわかりませんが)
注釈の注釈
ちなみに私には政治的思想は特になく、「自民党はダメだけど、かと言って野党も皆ダメなのは一緒だし・・・」というサイレントマジョリティーの一員です(笑)
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Posted at
2024/03/26 13:03:12
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