夏休みを取り、8/4~5 に三重~奈良のお城巡りしてきました。
三重の北部を巡りつつ、天守台が再整備された大和郡山城がお目当て。
過去に訪ねたときは、崩落の危険性のため天守台には登れなかったのでリベンジです。
見違えるように整備されており、大変良かったです。
この季節なので山城ではなく街中のお城のみ。
酷暑対策で 近隣の博物館と交互に。
お城 → 炎天下でへろへろ → 冷房の効いた博物館 → シャッキリ再生
のリピートで乗り切りました(^^;)。
早朝出発、横浜町田ICから東名~新東名~伊勢湾岸道で一気に。
新東名の長篠設楽原PA内にある「信長本陣跡」。
鉄砲vs騎馬で有名な長篠の戦いの砦跡です。
このPAは帰路の上りは利用頻度が高いのですが、下りは初めてだったかもしれません。上りは戦いの解説板のみでしたので、こんな綺麗に整備された史跡があったとは知りませんでした。
馬防柵。
振り返ってPA内。
きちんと段郭状になっています。
眺めはいいのですが、戦場全体を見渡すには難あり?
伊勢湾岸道を降りて三重県に入り、愛知県との県境の桑名市の「桑名城」へ。
九華(きゅうか)公園の有料駐車場に停めて散策。受付でパンフレットや散策地図をもらえました。
巨大な揖斐川側にある、復元された蟠龍(ばんりゅう)櫓。
唯一のお城らしい建物。
内部は見学可で、蟠龍の模型やお城の絵図などが展示されていました。
駐車場の道路沿いにある本多忠勝像。家康の四天王の一人。
関東民としては千葉の大多喜城主で有名ですが、ここが終の棲家だったとのこと。
道路を挟んだ向かいが公園化された城域ですが、ほとんど旧状は留めておらず雰囲気のみ。
天守跡地。これも天守台の復元ではなく、それらしい石積みです。
神戸櫓跡。
後に訪問した神戸城の天守を移築して櫓としたそうです。
城内に張り巡らされていた堀跡を彷彿とさせる構成になっていました。
内地の方へ移動。
この日は有名なお祭り「石取祭」でした。
開始は正午以降なので準備の人もまばら。公園前の大通りには屋台の列も。
祭り前のまったりした雰囲気でした。
「桑名市博物館」
桑名城関係の絵図や写真の展示あり。復元模型もあり往時の構造がよくわかりました。
別ルートでお城へ戻ります。
ここは往時の石垣が残っているエリア。
次は、南下して鈴鹿市の「神戸城」。
「かんべ」と読みます。鈴鹿サーキットの近く。
ここも公園化されており、無料駐車場あり。
小さい公園なので、直ぐ左側に天守台があります。
織田信長の息子 信孝のお城。
この天守台が見どころです。
雰囲気のある野面積み。
台上には東屋。
横から。
裏から。
木に遮られてしまうので、このような整備されたお城も落葉した秋~冬がベストシーズンなのです。
振り返ると直ぐに駐車場。
本丸以外は、お城の雰囲気は薄い公園になっています。
少し北上して、「鈴鹿市考古博物館」。
広い駐車場には2台のみ。
立派な建物。このときは貸し切り状態でした。
広大な伊勢国分寺跡が隣接していますが、とても散策する気にはなりませんでした(^^;)。
R25 名阪国道 で奈良の方へ。上がるスピードに注意しつつ快適な流れでした。
途中の道の駅「いが」で昼食。
情報ステーション内の伊賀忍者(^^;)。
2H程で、奈良 大和郡山市「大和郡山城」に到着。
「三の丸駐車場」に収まりました。
銀行のブラインド。こういう地域色のあるのが好きなんですよね~。
城域は広く遺構が散在しています。
市役所の眼前の門跡の石垣。
金魚でも有名。
お城を周ったあとに金魚資料館も考えていましたが、力尽きて見送りました(^^;)。
本丸内の柳澤神社。百日紅と。
その奥に本命の天守台が。
一段上がったところから。
最上部。
舗装で保護され、展望台が付けられていました。
白く丸いのは天守の礎石の埋没位置を模しています。
一部だけ舗装されず現物公開されています。
麓の眺め。写真は一部ですが、360度の眺望で最高でした。
美しいねぇ。
逆さ地蔵も健在でした。
後に観たビデオで説明されていましたが、現物の石を忠実に積みなおし、経年で無くなっていた隙間の詰石も追加されたそうです。
柳沢文庫。
お城の資料館も兼ねており、展示は充実しておりました。
すかさず水も買って入口でいただきました。
気が利いていてキンキンに冷えており、救われた気分でしたね~。
資料展示室は畳敷きの部屋で、冷房がガンガンに聞いておりリフレッシュできました。
丁度上映されていた天守台整備のドキュメンタリービデオを全部見てしまいした。30分くらいあったかな。整備始めから終わりまで詳細な解説で勉強になり見応えありました。これ、かなりオススメです。
極楽橋の石台は柵で仕切られ工事中でした。
補強工事、と説明されていたので橋の再建は決まったのかな?
外郭から本丸と天守台を望む。
見違えるように綺麗になりましたね。
城址会館の裏手から渡櫓とランドマーク的な櫓。
城外からはこう見えます。
郡山城ホールで涼んだのち、再度城内へ。
この奥に無料の駐車スペース。
お城のメイン領域だけ見るなら、ここか郡山城ホールの駐車場(2H無料)がベターですが、城外の周辺も周る予定で2H以上滞在も確実でしたので、三の丸駐車場を利用しました。
北西側の遊歩道を天守台を眺めながら。
この要塞然とした佇まいが良いのです。
遊歩道を出て西側を南下していくと、永慶寺。
この門は、大和郡山城から移築された数少ない建物遺構です。
さらに南下して「大納言塚」。
今回、ここもお目当てでした。
この人がもっと長生きしていれば、秀吉は晩節を汚すこともなく、お家が滅びることも無かったのかな
ここから東進すれば三の丸駐車場に戻ります。
真夏の炎天下でなければ、駅前に至る城下町も散策して、金魚資料館まで足を運びたかったところですが、もう限界でした。この日はこれで終了。
名阪国道で三重に戻り、伊賀で泊。
翌日は、亀山市の「亀山城」へ。
ほぼ市街地に飲み込まれて一部の櫓や曲輪跡を残すのみですが、あちこち遺構がわずかながら残っており雰囲気は楽しめました。
曲輪跡が無料駐車場になっています。
ランドマークの現存の多門櫓。
土日祝のみ内部公開でしたので、月曜のこの日は見られず・・・
内側から。
外側から。
下から。
本丸は亀山公園になっています。
三重櫓跡があるものの、櫓台の形すら残っていません。
隣の二の丸は学校になっていますが、その脇に帯曲輪跡が残されています。
「亀山市歴史博物館」
城域内にあるので、普段なら散策圏内ですが、とても歩く気にならず車で移動(^^;)。
お城の門の石垣が移設されています。
巨大な模型。
公園になっている本丸と三重櫓、左側が学校になっている二の丸で手前が帯曲輪。
再び城跡へ。上の写真の下の方の池。
帯曲輪を下から。
駐車場から展望できます。
さて、これで終了。
11時頃に帰路に着きました。
富士山と。
駿河湾沼津SA。
空の青や空気感が、まさに夏でした。
トゥインゴZENの唯一の弱点が冷房能力で、今回のように常時30度越えの環境下ではだいぶ苦しくなります(ターボエンジンのインテンスやGTは違うのか興味深いです・・・)。風力弱では冷風がこちらまで届かないし、強風にするとガーガーうるさい。
それでも高速道路や名阪国道のように長時間巡行できる場合は快適と言えるレベルには冷えてくれるのですが、混雑した一般道や渋滞時は扇風機並みになります。
早く秋になって欲しいナ・・・