3/9土曜に行ってきました。
ちょっと気分転換に、無茶な(というかワクワクする)旅をしたくなりまして。
神奈川(横浜)からの日帰りで、現地に行ってとんぼ返りではなく日中しっかり観光するなら、経験上は300km圏内。
西は名古屋、東は会津あたりですかね。
兵庫へは500km。ルート探索ツールでは7Hくらい。
計算上は、深夜に出発し、AMは9時開城の姫路城、PMは竹田城で、明るいうちに帰路につけば0時頃までには帰宅。
現実には休憩や渋滞でマージンがどんどん無くなるはずで、まさにチャレンジです。
が、結果から言うと、玉砕でした(^^;)。
帰路で伊勢湾岸道の夜間工事通行止めの大渋滞に巻き込まれ、結局 翌朝帰宅、となってしまいました・・・
でも、それが無くても眠気との戦いになって午前様だったかも。
15時頃には帰路につかないとダメなのはわかりつつも、折角遠出したのだからトコトン楽しみたい、という欲求に勝てず、結局夕刻出発になってしまったのも敗因の一つ。
素直に一泊したほうが心身共に健全、なのを思い知らされました(笑)。
目的のお城は、方や近世城郭の、方や山城の最高峰ですから、大満足でしたのは言うまでもありません。
姫路城は2004年に初訪問でしたので15年ぶり。大修理で一新された姿を見てみたかったのです。
竹田城は初訪問です。観光地として有名になり混雑、のイメージからなんとなく敬遠していましたが、一度は見ておかないとと思いまして。
どちらも春の観光シーズン前に訪ねておきたかったのですが、目論み通り、混雑も無くゆったり楽しめました。
前置きが長くなりましたが、以下、時系列で。長いです・・・
前日金曜は仕事を早めに切り上げたかったのですが、そうはいかずあまり早寝できませんでした。
1時半に起床、身支度だけして2時に出発しました。給油後、横浜町田ICから高速道路を乗り継いでひたすら西へ。
5時半頃の岡崎SA。まだ暗いですが、
6時半頃の伊勢湾岸道。夜明けです。
クルーズコントロールを多用して体力温存。新東名高速の制限速度120キロ区間でだいぶ時間を稼ぎましたが、名神高速の事故渋滞で差し引きゼロに。
ちなみにトゥインゴは燃費が良いのでフルタンクで余裕で片道完走できました。
9時頃に姫路市内に入れました。
市内では車窓から姫路城天守がちらほら見えて気分が盛り上がりました!
9時半頃に「大手門駐車場」におさまりました。
まだ駐車場はガラガラで、たまたま停めたところが天守とのツーショットの好位置でした。
大手門へ。
三の丸から。
入城者も人の流れも絶え間なく続いていましたが、まだごったがえすほどではなく、天守も待ち時間はゼロでした。お昼頃には入場制限のアナウンスが流れておりましたので、開城後の朝のうちは狙い目と思います。
二の丸から有料になります。
天守内部
眺望。
左に駐車場、正面は西の丸。
天守や櫓だけでなく石垣上の白壁や渡櫓などパーツ全体が残っているのがいいですね。
天守を出て、
備前丸から。近くで全体を見られる場所。
お菊井戸を通って出口の方へ。
このアングルが一番バランスが取れて好きですね。
西の丸の百間廊下から。
同、化粧櫓から。
二の丸への分岐点。
出口へ。
裏手(?)のほうへ。
右手の石垣は猫スポットでした。
前回は15年前ゆえ細かいことはほとんど覚えていなかったのですが、現地を巡っているとなんとなく既視感があるものですね。
天候に恵まれなくて、当初曇りで途中から小雨になってしまい、うかつにも車内に傘を置いてきてしまい、広大な城内ゆえ取りにもいけず、濡れながら慌ただしく見学したことだけが記憶に残っていました。が、今回は見事な晴天で最高でした。
赤レンガの美術館。ここで12時半頃。
ふう、城内だけでも全部周るのに3時間使ってしまいました。
次へ行くならここでタイムリミットですが、この先にある博物館も見学したかったし、城周辺にも門跡遺構が散在しています。
姫路で1日潰すか迷いましたが、予定通り次へ。
東側を周りつつ駐車場へ向かいました。
左が三の丸。右が動物園。
シャチホコのモニュメントと。
堀がとにかく大きい。
大手へ戻ってきました。
13時頃に竹田城へ出発しました。
播但道の朝来(あさご)SAで遅い昼食。
道の駅と共用で、館内も綺麗でした。
奇しくも15年前も姫路へ向かうときに朝食で使っておりました。当時の写真を見返して気づきましたが、全然記憶に無かったです。
14時頃に朝来市内に到着しました。
車窓から竹田城。手前の一番高い山です。
ここからでも山頂の石垣がしっかり見えるのです。いや~胸が高鳴りましたよ。
14時半頃に竹田駅に最も近い「まちなか観光駐車場」におさまりました。半分くらいの入りで余裕でした。
背後の山が竹田城で山頂の石垣がよく見えます。ここに限らず町中のどこからも見られました。
冬季は閉山で、3/1が山開きでした。
観光客が多いと噂には聞いていたので身構えていたのですが、拍子抜けするくらい閑散としていました。私的にはにんまりでした(^^;)。
山登りと見学に時間を使うはずなので、町中観光は後回しでまずはお城へ。
線路を渡って、
お寺が続く風情のある通りを駅の方へ進むと、
「駅裏登山道」の入口になります。
麓から、意外にも石垣が多かったです。
これらもお城の遺構なのかな?
ゲートで仕切られた先にも立派な石垣が。
800m程のつづら折れの石段主体の道。私は慣れているのできつくは無かったです。
15時に入城ゲートに到着しました。
さあ、行くぞ~
おぉー、いいね~
疲れが吹っ飛びました。
麓の町が一望。
天空の城として有名ですが、山で囲まれているので霧が溜まりやすいのでしょうね。
反対側も絶景でした。
確かに非日常なビジュアルですね~ 素晴らしい!
総石垣の山城は多々ありますが、城全体を俯瞰できる適度な大きさと、遮る木々が全く無いのがオンリーワンなのでしょうね。
ただ、遊歩道や階段が付けられ、人工物が増えたことで昔の写真と比べて遺跡らしい荒涼とした雰囲気は薄まりました。遺構保護の背景は理解できるので仕方がないことですが。
お城好きからすると自由に周れないのは残念なところも。
下の照明が置かれている郭は石段が付いていますが立ち入りはできないのです。
一方通行なので戻ることもできません。
ルート上は黒いシートが敷かれています。地盤保護なのかな。
堪能しました~。
16時頃に麓に戻ってきました。
17時で閉まってしまう観光案内所でお城の紹介ムービーとプチ資料館を見学しました。
ここらは不安になるくらい人の気配が無くて、駅の方へ行けば賑わっているのかな?
余裕があれば町中散歩と考えていましたが、時間も厳しいし体力的にも辛くなってきたので、ここでタイムアップにして、17時に帰路につきました。
ひたすら東進。
関西は大阪方面は結構な渋滞表示でしたが京都経由のため快調で、鬼門の四日市・亀山あたりも渋滞は無く、気持ち悪いくらい順調でした。
ところが、最大の落とし穴が。
伊勢湾岸道の飛鳥IC~東海IC間が夜間工事通行止めで、掲示はありましたが、甘く見てそのまま突入してしまったのです。
そして、最後の手前のICを過ぎた途端に(これが皮肉)渋滞で停止。なんと遥か彼方まで赤い光点が続いており、全然動かない。
魚捕りの罠よろしく後戻りはできず、にっちもさっちもいかないとはこのことです。
迂回の下道に抜けられたのは23時半頃。2時間以上足止めされてしまいました。
3車線から1車線への出口合流、ICを出た直後に交差点で足止め、と大渋滞になるのは構造的に必定でしたね・・・
まだ300kmもあり、日帰りは絶望的。
睡魔も襲い危なくなってきたので、PAで仮眠を取りつつ進みました。写真は長篠設楽原PA。
私はどうもきちんと横にならないとダメなようで、車、深夜バス、飛行機、いずれも熟睡できた試しがないのです。寝られた感が無いけどなんとなく回復、というレベルにしかならず・・・
夜明けの気配の5時半頃に、厚木あたりに到着。
この時間に東名の上り方向を走ることはまず無いので新鮮ではありましたね。
6時頃に帰宅しましたが、寝たいほどでもなく・・・。
海外から帰国後の時差ボケと同じ気分で一日を過ごしましたが、月曜には問題無く日常に戻りました。
あの大渋滞さえなければ計画完遂できたかな、と興味は尽きないのですが、さすがに懲りましたね(^^;)。