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宇都宮市の郊外にある「大谷資料館」は第二次大戦中の地下工場跡が見られるスポットとして有名ですが、実は栃木にはもう一か所、大戦中に作られた地下工場跡があります。

それが那須烏山市の東力士酒造が所有している洞窟酒蔵です。実際に中島飛行機が軍需工場として使用していた大谷の方と違い、戦車工場として使用される予定だったこちらの洞窟は結局使われることはなく、今は地元の東力士酒造で酒蔵として使用しています。

詳しくは東力士のＨＰを見てもらえれば案内が出ています。開放日はすぐ近くの龍門の滝付近にのぼりと案内板が出るので、見かけたら寄ってみるのもお勧めです。お酒に興味が無い人でも結構面白いと思いますよ。



丸太で組まれた入口の先は意外なほど広く、大谷資料館と同じように夏場でも息が曇るほど冷えています。中にフォークリフトもあるので、たしかに戦車を作ってもチハくらいなら出し入れできそうに思えます。




中にはカウンターが設えてあるので試飲も出来るのですが、この時はバイクで来ていたので当然アウト。こちらでは購入したお酒を２０年も保管出来るオーナー制のシステムがあり、子供が生まれた人が成人式に一緒に飲めるようにとオーナーになる方が多いそうです。

案内してくれた酒造の方の話だと紹興酒に近いような発酵具合になるとのこと。ちょっと想像がつかないんですが、泡盛の古酒みたいになるんでしょうか？これは気になりますね。



東力士のお酒は市内の店舗とこの洞窟酒蔵の仮設店舗でも購入できます。

興味があれば下記リンクをどうぞ。