どうも、モータージャーナリストのs206です。
なんつって。
今日はデビュー前からずっと乗ってみたかったレヴォーグのレポートです。
実は、免許取って1ヶ月半の時に1.6GTアイサイト、今年の夏休みにSTIスポーツ1.6にスバルのディーラーの方で少し試乗はさせて貰っておりました。
しかし、たった10分ほど、お店の周りを運転しただけではそのクルマの良さは…まぁ多少は感じられるかもしれませんが、ディーラーの方に気を使ったりして満足のいく試乗は難しいですよね。勿論、ディーラーの方も忙しいので仕方ないところです。
そこでニッポンレンタカーさんでレヴォーグが借りられる!という噂を聞きつけ、なんと2ヵ月前から予約をしました(笑)
お借りしたのはA型のレヴォーグ1.6GTアイサイト。お色はアイスシルバー・メタリック。
走りだしてまず感じたのは、意外と普通なクルマだなということ。
もちろん、いい意味です(笑)
少し乗ったとはいえ、半年前なのでほぼ初めてなものですが、車両感覚もすぐに慣れました。
まぁ仕事で大小色んなクルマに乗ってるのもありますが(^^;
意外と普通なクルマ。
そう感じたのは恐らくこのグレードだからだと思います。
1.6GTはKYBの割と柔らかいダンパーが入っていて、乗り心地が想像以上に良かったです。(スバル車なのでもっと硬いのかと思っていました)
コツコツと路面を拾う感じはありましたが、いなし方がマイルドでよく動く脚だと感じました。
気に入ったところはやっぱりこの1.6リッター直噴ターボエンジン!
これがとても扱いやすくて、リニアトロニックとの相性が抜群でした。
カタログスペック的にはBRZの2.0NAよりも劣っているのですが、個人的にはBRZよりもトルクあるなと感じました(笑)
特に、低回転域でのトルクの出方がとても気に入りました。
踏まなくてもスーっと伸びる感じ。
またリニアトロニックがいい仕事をしています。
スバルのCVT、リニアトロニックはとても素晴らしいです。
普段はよくトヨタのアイシン製CVTを乗っているのですが、それも悪くなくなってきました。特にアリオンはいいCVTを積んでいます。
しかし、具体的な比較では、再加速時のアクセルレスポンスというのか、アクセルを踏んでから加速感を得られるそのタイムラグがレヴォーグは短く、そして滑らかにスピードが伸びる感じ。ここがリニアトロニックの気持ちよさだと感じました。
そのためには、急アクセルではなく、優しくグーッとアクセルを踏んであげることが大切です。そうすることでクルマはドライバーの意思に応えてくれます。
もう1つこのクルマで気に入ったところは、アイサイトver.3です。
まずは、高速でアダプティブクルーズコントロール(以下ACC)をONにしてみました。
現行のプリウスやクラウンなどにもトヨタセイフティセンスPのACCが備わっており、いつもお世話になっていますが(笑)スバルはトヨタより先に全車速追従機能を搭載しています。レクサスは別にしますが(笑)
まずトヨタよりいいなと思ったのはACCのスイッチです。スバルはステアリングスイッチの右に、トヨタはハンドルの右下にレバーが付いています。
ここは個人差あるところだと思いますが、ステアリングスイッチだとハンドルの持ち手を変えずに操作できます。
そして、前車の速度に合わせるための減速感(自動ブレーキ)ですが、トヨタもスバルも人間が操作するより遥かに上手いです(笑)
ただ、前車がいなくなり設定スピードまでの加速感はトヨタは緩やかなのに対し、スバルは勢いがあるなと感じました(笑)
プリウスのモタモタ感は気になっていたのでそこもスバルのがいいなとなりました。
メリハリのある運転という感じです。
高速はほぼ一定スピードで走るのでACCはとても便利な機能です。
余計なアクセル操作がないので燃費にも貢献します。
PA間の高速平均燃費はなんと15.3でした。
トータルでも14くらいでしたね。
スバル車は燃費が悪いというのはどうやら過去の話みたいです(笑)
また渋滞にも引っかかりましたが、アイサイトがいい仕事してくれます。
一般道の場合、信号がありますのでよく見ておかないと信号無視してしまいますが、渋滞のアクセルとブレーキを交互に踏み変える負担って大きいのでとても楽になります。
停止すると勝手にアイドリングストップするのですが、スバルは水平対向エンジンなのでエンジンが止まった感がほぼないです(笑)
始動時は多少分かりますが、直列エンジンに比べアイドリングストップによるストレスも少ないかと思いますね(笑)
起動も早いです。
レヴォーグ、とても静かです。
低回転だとエンジン音もほとんど聞こえません。
でもターボのブーストかかった時、ヒューッとタービンの音がして、プシューっとブローオフバルブの音がしてきてとても気持ちいいです。ターボ車に乗ってる感覚が味わえて、ハイブリッドの電気的なトルク感とはまた違った加速感が味わえます。
スタイリング、内装の質感(まぁこれは新型インプレッサを見ると少し劣りますが^^;)、運動性能、安全性、運転のしやすさ、バランスの取れたよく出来たクルマだと感じました。
冒頭に言ったとおり、いい意味で普通なクルマ。ドライバーの相性は勿論ありますが、誰が運転してもドライバーの意思に応えてくれる素直な性格だと思いました。
Sモードにすると、かなり元気よく走ってくれます。加速感が気持ちいいので試乗の半分以上はSモードにしていました(笑)
2日間で700km走って、燃費は約14km/L。
あらゆるシチュエーションを試すことが出来ましたが、「安心と愉しさを」というスバルの考え方がひしひしと伝わってきて、とてもいいクルマだなと感じました。
ぜひ乗ってみて欲しい一台です。甘美な走りに惚れてしまいました( ´ ▽ ` )ノ
おしまい。
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2016/11/25 10:09:55