さて今回は久々のFRスポーツカー
トヨタ86のグレード G の試乗記を
MTモデルメインで進めていきたいと思います。
?と思う事がある場合は
カテゴリーの 試乗に関する基本事項 を参照下さい。
○車
トヨタ 86 G 6MT
先ほども書きましたが
絶滅していたFRスポーツクーペの復活!
しかもトヨタ(製造はスバル)から出ました。
正直名前がどうかとは思いましたが
その存在意義がそんな思いさえ忘れさせます。
発売直ぐに危険だとは思いましたがディーラーにて試乗。
○試乗の概要
4月末の晴れた日に
3名乗車での街中の試乗
○本文
佇まいに既にオーラが有りますね。
ボンネットの低さが際立っていますし
タイヤハウスに隙間があるのに
腰高感を感じないワイド&ローのスポーツカーの佇まいです。
走る前からその気にさせてくれます。
運転席に座ると国産車とは思えないくらいに
着座位置が低い事に気付きます。
しかも、座り易いのにホールド性もあります。
カタログに描いてある拘りは伊達ではないようです。
走り出してみるとクラッチがおもいのほか操作し易く乗り心地も良いので
目を三角にして乗るようなゴリゴリのスポーツカーとは違う
普段付き合いも難なくこなす懐の深さを感じます。
16インチのホイールとのマッチングもよく、少し路面のザラツキを伝え過ぎますが
山にドライブと言わず遠出もしたくなる乗り心地です。
ステアリングもとても素直ですしFRの上質感も出ていて高評価。
拘りの水平対向エンジンも音、吹け上がりもいい感じ。
NAですので絶対的なパワーは無いですが
FRの勉強には必要にして十分でしょう。
シフトもガッチリしていて気持ちよく
シフトポジションもいい所にあります。
ATも試乗しましたがパドルの操作感やタイムラグ
シフトダウンでのブリッピング等、ATでないと購入が許されない人には
素晴らしいATだと思いました。
足回りもノーマルにしては何ら問題ないでしょう。
タイヤハウスの隙間を気にする方には問題有りでしょうが。
この時ではないのですが 17インチ 18インチと乗り比べましたが
ノーマルの足回りであれば16インチが一番のマッチングでしょう。
コンフォートとスポーツのバランスが良かったです。
街中の試乗だけでもこの車のロール方向の動きの凄さは感じ取れると思います。
しかもその気になれば、それこそ本領発揮でスポーツできるのですから!!
○総評
多田CEのおっしゃる 四駆 ターボ ハイグリップ が スポーツカーをダメにした!!
を体感できました。 最近の車に標準装備されているドライブモードによって
スポーツ、ノーマル、エコと電子的に味付けを替える装備がないのも良いと思います。
乗り手が全て調節する本物のスポーツカーではないでしょうか。
ネガティブな意見をあえて書くとするならば
価格とフロントウインカーの位置ですかね。
初心で言えば200万円を切るスポーツカー!!を謳っていたはずです。
何の装備も無い車でとりあえず200万円は切りました!は少し納得できません。
大人の事情ももちろんわかるんですけどね。
ウインカーは2センチしか車高短にできないスポーツカーなんて…
Posted at 2014/06/30 19:20:38 | |
トラックバック(0) |
試乗記 トヨタ | 日記