今回は半年も放置(汗
がその間も色々と試乗はしていて
いつもは古いものを引っ張り出しているのですが
今回は旬な新型ロードスターを書いてみましょう。
手元に資料がありませんが
グレードは真ん中でMTでした。
○車
ロードスター ND 6MT
以前までのモデルの面影から見事脱却し
躍動感とワイド&ローを強調した格好のいいフォルムです。
寸法的にはコンパクトですが見た目は存在感があります。
内装のデザインも最近のマツダの流れを汲んでお洒落です。
写真ではノッペリした印象のフロントマスクも
案外彫りの深い立体的な造型にびっくりします。
個人的にはNA型のロードスターに乗っていましたので
いつもの試乗よりも期待する気持ちが先行します。
それくらい実物の第一印象は良いものがあります。
○試乗の概要
5月の平日
晴れた日の渋滞の中の市街地
コーナーなどもほぼ無いようなコース
○本文
運転席に座りポジションを合わせます。
全ての操作系が有って欲しい所にあるので
すんなりと操作でき別段慣れるまでの戸惑いもありません。
クラッチペダルとフットレストの位置関係はNC型からの改善は見られません。
地味に当たって気持ち良いものではありませんね。
それと気になったのはシートの高さですかね。
もう1センチ低いと最適なような気がします。
シートの低さはスポーツカーにはマストだと思いますもので。
走り始めるとシフトがショートストロークで気持ち良く決まるのですが
NA型の節度感と比べると少し物足りないような…今の86の方が良いかも。
この時点ではクローズドでしたが
信号待ちでサクッとオープンにできるくらい
新型の幌は操作が楽ですしオープンにしたくなりますね。
エンジンの吹け上がりやノーズの軽快な動きなど
歴代ロードスターの伝統を生かしながら
ひらひらと動く丁度いいサイズのスポーツカーではないでしょうか。
ただ個人的にはリアのサスの柔らかさが気になります。
もう少し締まっていても問題無いとは思うのですが
その辺は運転の考え方で変わりますので難しいのでしょう。
許せるものならばロングドライブでもして味わいたいものです。
○総評
営業マン曰く、第6世代マツダの集大成らしく
この時代にスペックではなくドライブを楽しむ車を作るマツダは
貴重な存在と言えるでしょう。そこまで思うのならば購入するのが
スポーツカー車ファンなのですが、やはり2シーターはハードルが高いです。
なんやかんやで300万円を越え始めると
86の上のグレードとの価格差が無くなってきます。
カタログを見るとものすごくお金が掛かっているのは理解できるのですが
実際4シーターとの勝負は分が悪いと思います。
厳しめの意見が多くなりましたが
期待値がそもそも高いのでこのような結果になるのです。
それでも、ハイスピードで走らなくても気軽にFRオープンを楽しめて
日本車離れしたボディを堪能できるこの車は購入候補には間違いなく入りますよね。
マツダの営業マンさん
貴重な時間ありがとうございました。
Posted at 2015/05/31 15:59:28 | |
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試乗記 マツダ | 日記