本日から仕事が始まった途端に、電話やメールが
押し寄せて、一気に正月気分が消えてしまいました。
電話は、いつものように新年の挨拶からですが、メールも
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い
します。ところで...」というのが続いたのには笑えました。
仕事から逃避するため(?)、本日は星空の写真を。
年末は29日が新月で、週間予報は晴れの日が続いた
のですが、夜が晴れたのは少なくて出動したのは30日の
夜だけでした。
依頼された借物の屈折鏡のテストの最後の課題をこなしつつ、その横で小型赤道儀で星雲を撮ったり、
ポタ赤で星野撮影したりと、3台体制でした。
途中で風が強くなり撮影を中断することになりましたが、その時に撮っていたのがタイトル画像の
「まが玉星雲」の1枚ものです。前に撮った時より画角を狭く大きく写そうとしましたが、またの機会に。
借物の鏡筒のテストもそろそろ最後の課題で、その画像の一部をクロップして。
ウルトラマンの故郷、M78星雲です。
私たちの世代が最初に憶える太陽系外の天体の名は「M78星雲」ではないでしょうか。かといって、その正体を知る
訳ではありません。その実物は、太陽系から1600光年の距離にあり、近くの恒星に照らされる反射星雲です。
オリオン座の三ツ星の最も左にあるアルニタクの少し上、バーナードループの内側に位置します。
風が強くなる前に短い鏡筒で撮れたのは、北の空にあるハート星雲だけでした。
いつもと違う星雲用のフィルタを使ってみました。
以前、上げたものとは向きが変わっていて、カシオペア座が西に傾く時間帯が早くなっています。
ポタ赤には20mm F1.8Gを付けたD800Eを載せて北の空に向けます。
1月3日(昨日)が「しぶんぎ座流星群」の極大日で、流星を期待して、ISO3200、F4、SS=30sの設定で
インターバル撮影をしていました。構図を3種、各60枚撮りましたが、フレーム内にハッキリと写ったのは
1枚だけでした。
緑色の右のほうから左に向かって流れたのだと思います。
その先に、薄く冬の天の川があり、左端に切れていますがすばるが見えています。
この夜はかなり寒く、撮り始めてすぐに霜が降りて、ヒーターがフル稼働でした。
撤収前に、この年最後の夜景を35mmレンズで。
空はクリアで、低いところに気温の逆転層があります。
今年も星空や天体の写真をご紹介できればと思います。
Posted at 2017/01/04 21:19:16 | |
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