敬愛するみんカラのご先輩が、硬派なスポーツカーから
もう少しソフトなタイプのものへ乗り換えられることをブログで
ご報告なさってました。
今回は「あがり」のクルマとして、趣味性よりも日常性を重視して
選択されたそうです。
(どんなクルマなのか楽しみにしております)
クルマに関するご経験がとても豊富で、「快走路」という呼称も
その方のブログで知りました。
朝の「ひとっ走り」も、その方の「朝駆け」を真似たものです。
今回も触発されて、「あがり」のクルマについて考えてみます。
書いているうちに、ベタな普通のオッサン用のクルマについての
ウダ話になってしまいました。
これまでにも何回か同じようなことを書いてます。
何の進歩も調和もありません。
ご興味お持ちになりましたらお付き合い下さい。
クドいですが、ただのウダ話です。
そこそこの年齢になりますと、多くの方が、人生最後に乗るクルマ
というものを漠然と考えていらっしゃるのではないでしょうか。
人生最後と言えば大げさですが、要は、年老いてからでも
楽しみながら運転出来るクルマという意味です。
それを「あがり」のクルマ、ならぬ、オッサン用のクルマとして、
考えてみました。
軟派なオッサン用のクルマをもって、「正統派」オッサン車としたい、
そう考えております。
※まことに勝手ながら、この場合のオッサンは50代後半からを
想定してます。上限はありません。
シブい!(^_^)
最後に乗るクルマとして、この写真のようなイメージを描いて
おられる方も多いのではないでしょうか。
週末、1人でワインディングロードを気持ちよく流す。
あるいは夫婦でゆっくり観光地巡りを楽しむ。
大きく屋根を開けて解放感いっぱいのドライブは本当に気持ちの
良いものです。
しかしながら、2シーターのオープンカーには、ガマンを要求されるところも
多々あります。
軟派なオッサン用のクルマではないと思います。
また、多くの女性は、男が勝手に思っているほど、オープンカー、
スポーツカーが好きではないようです。
僕自身、スポーツカーとセダンの2台持ちを経験させてもらいましたが、
結局、使いこなせませんでした。
目的に応じて使い分ける、という器用なことが出来なかったのです。
「男一匹、クルマは一台」、この方がよい、そう思いました。
その一台を2シーターのクルマとするのは、相当なムリを強いられる
ことになりますので、普通のオッサンには向いていないような気がします。
オッサンは危険をともなうコーナーリングよりも、ゆったりとしたドライブを
楽しむことに比重を置いた方が良いと思います。
従って、目的地までの行程を余裕を持ってクルージングするためのクルマが
「正統派」オッサン車だと思うのです。
そうした考えで去年の初めに、ロードスターから乗り換えたウチ大八クン、
選択に誤りはなかったようです。
ハッチバックの4ドアとして実用性も抜群です。
ただ、スタイル的にカッコいいか、となるとチョッと、が残ります。
オッサン車にはそれなりの見た目も要求されます。
またクルーザーとしては乗り心地に「やや」(かなり)難があります。
ヤンチャな要素が結構ありますので、総合的な意味では
オッサン用のクルマ、「あがり」のクルマとしては不適格な感じは否めません。
改めて「正統派」のオッサン車を夢想します。
日帰りなら、高速道路を使って往復300㎞位、
泊まりでも、2泊程度、トータルで1,000㎞位のドライブを楽にこなせるクルマです。
(現代のクルマでそれをこなせないものを探す方が難しいかも)
また、近所のスーパーでの買い物にも気軽に使える。
たまには、お友達をチョイと乗せて1時間程度のドライブは苦にならない
居住性のあるクルマ。
しかも、実用一点張りではなく、遊び心とゆとりを感じさせてくれるクルマです。
その意味では、いきなりですが、オッサンには2ドアのクルマが理想なのです。
なんて強引に持って来ました。
ということで・・・ムリやり、ですが・・・。
オッサンにはこんなクルマがいいのではないでしょうか。
(ホントにこれがいいのか?)
映画「グラントリノ」、あのイメージが
オッサンのクルマの一つの到達点を示してくれているのではないかと思うのです。
休みの日、我がクルマをキレイに洗って、ビールを飲みながらゆっくり眺める。
これはまた至福のひと時だと思います。
こうした時、見た目がカッコいいのはやはり2ドア車ではなかろうかと思うのです。
スミマセン、とりとめなくダラダラ書いてしまいました。
以下、オッサン用のクルマについてまとめます。
①車両本体価格は350万円まで(300万ならもっと有り難い)。
オッサンは老後の生活が心配なので、金食いムシのクルマに
大枚を切りたくはないと思う一方、最後に見栄を切ってみたいとも思う。
②2ドア、4シーター。
オッサンは4ドアが便利だと思っているが、
2ドアで見た目のカッコ良さを演出したいとう色気が残っている。
実用一点張りでない趣味性の部分をここで主張したい。
近所の駅までお客さんを送り迎えするための後部座席を備える。
体育座りではなく、大人がちゃんと座れるサイズ。
要は乗って行きますか?と言えるクルマ。
片付けのヘタなオッサンに、後部座席は荷物置き場としての役割も重要。
③直列6気筒3000CC、250馬力(350万ではムリか・・・)
オッサンは、ブラックボックスのエンジンの中身なんてわからないんだけれど、
昔何かで読んだ「ストレートシックス」、「シルクのように」滑らかに回転する
などの言葉に弱い。
欲を言えばDOHCで、エンジンヘッドを剥き出しにして欲しいと考えている。
ボンネットを開けて自慢したいので、カバーで隠すのはやめて欲しい。
ビビりだから怖くてスピードは出せないくせに、0~100kmを7秒前後で
走れるパワーは欲しいと思っている。
④5速マニュアルフロアシフト
オッサンは楽チンなオートマチックの方が、実はクルマとの一体感が
味わえるものと固く信じている。
しかしながら、ここだけは、クルマに拘っているよ、の演出をしたいと思っている。
軟派な中にもかすかな抵抗を示す。
快走路でお見かけした素晴らしい2ドアセダン。
エンスー度満点、乗り手を選ぶ硬派なクルマです。
(僕はエンジンをかけることすら出来ませんでした)
軟派なオッサンにはハードルが高いと思います。
まとめ、続けます。
⑤全幅173センチ、全長450センチ、1.5トンまで。
オッサンは、行動半径が小さく、自分ちの近所の生活道路しか走らない。
運転にも自信がないので、ホントは小さいクルマがいいと思っている。
でも、年齢なりの見栄を張りたいので、これ位の大きさは欲しいと思っている。
⑥頑丈である。
オッサンは臆病なので、万一ぶつけられた時に
少しでもダメージが少なくて済む頑丈なクルマがいいと思っている。
(自分でぶつけることはないと錯覚している)
普通のオッサンはエンスーではないので、故障するクルマは苦手。
たかが機械、鉄の塊に対して、手がかかる分だけ可愛いなんてことは
金輪際思わない。
(思う人を否定してませんよ!)
故障すると直ちにテンションが下がる。
その意味でも壊れない頑丈なクルマがいい。
実はトップに持ってきたいポイント。
となれば、国産車です。
固有名詞を出せば、トヨタ、です。
鉄板です。
こんなクルマがあれば日本中どこにでもユッタリ出掛けることが
出来そうです(そら出来るやろ)。
一晩くらいなら、車中で仮眠してしのげそうです。
もちろん近所のスーパーへの買い物もこなせます。
※オッサン、オッサンと勝手にくくりましたが、
スミマセン、僕個人のことです。m(__)m
ワンボックスに乗ろうが、クロカンに乗ろうが、軽トラに乗ろうが、
スポーツカーに乗ろうが、人力車を引っ張ろうが、言うまでもなく、
それぞれのオッサンの自由です。
さて、上に書いた6項目を満たす、そんな素敵な、オッサン用のクルマがあるのか・・・。
ある、あったんですね・・・。
要は、クラウンの2ドアハードトップ、これがいいんじゃないでしょうか。
これこそが、理想のオッサン車だと、僕はそう思います。
まさに、「ざ・オッサン」です。
残念ながら、1983年、7代目で2ドアハードトップは廃止されたそうです。
それからすでに35年。
復活してないということは、需要がないというメーカーさんのご判断なんでしょう。
20代の頃は、クラウンの2ドアって何の意味があるんだ、と思ってました。
チョイと余裕のあるオッサンが乗っていらしたんですね。
むかし周囲にいたオッサン達よりも遥かにオッサンとなった今なら
その意味がわかります。
これでゆったりクルージングするのが粋なんじゃないかなと思います。
このクルマであれば、腹の出っ張ったコテコテのオッサンが出て来ても、
やっぱり乗ってんのはオッサンか、で済みます(と思います)。
シブいオッサンなら尚更にカッコいいとなるわけです。
中古車で検索しますと、何台かヒットしますが、40年以上も前のクルマです。
そうなってくると維持に手間がかかる硬派なクルマになってしまいます。
たとえ買ったとしても軟派なオッサンの手に負えるものではありません。
実に残念です。
現行クラウンの廉価グレードに2ドアを追加してもらえませんでしょうか。
400万円を切ってくれたらありがたい。
それなら、金持ちでないオッサンでも、ふた頑張りくらいすれば
買えるかも知れないし、買えないかも知れない・・・。
クラウンの2ドア、これが僕の理想とするオッサン用のクルマです。
今となっては手に入らないクルマ、やはり見果てぬ夢でした。
さて、現実に立ち戻っての結論です。
今のクルマを大切に乗り続けて「あがり」のクルマとしたい。
そう考えた次第です。
長々と書いたあげく、優等生的な締めになってしまいました。
お付き合い下さった皆さんありがとうございました。m(__)m
以上!です。
※念のため、投稿前に検索してみました。
3年も前にこのクルマのことを書いておられる方がいらっしゃいました。
二番煎じとなったようです。
ご容赦ください。