finalに追加したZERO AUDIOのイヤホン、CARBO BASSOが届いたので早速聴いてみた。
能率は102dB/mWとfinal E1000と同じ
だがこちらのBASSOの方がちょっと音が大きくなるように感じる。改めて確認すると音の大きさは同じくらいだった。
まずははじめから付いているMサイズのイヤピースで、クラシック、ポピュラーを。
これ、装着の仕方によって低音の出方が極端に変わる。適切に装着できていればタイトな低音がバスバス鳴るのだが、少しでもズレると鳴らなかったりどよーんとしたり、顔を下に向けただけでケーブルの重さに引っ張られて鳴り方が変わる・・・ちょっと難しい人みたい。適切な位置になじむのに少し時間がかかるし、きちんと適切な位置で鳴っている時はタイトな低音がしっかり鳴り中高音が強めでサシスのサ行が強調される。ラウドネスが入ったようなバランスなので小さめな音からはっきり聴こえる、声はモノによっては上下の音でマスクされてもの足りなくなる。大きな音だとさすがに中高音はキツめ。
*耳にはめ込むときに耳の中の空気が圧縮されて圧力が高まってイヤホンの振動板が押されてペキペキ音がする。その耳の中の圧力をうまく抜くように装着したり、装着後に頭を軽く振るとペキペキ言わなくなってはじめからタイトな音がする。それがちゃんと出来ていないと左右で音量が違ったりする。ホントに難しい人だ、コイツはw
タイトな音なので立体感はなく、特に奥行き感が無く2D的。ちょっと平たい、けど音自体が薄っぺらではなく力もあって強さもきっちり出るから全然ダメという感じは全くしない。基本的には普通のソニーなどのヘッドホンと同じような鳴り方かな?ソニーの最近のローエンドしか知らないけどw
出力が低いタブレットでは声にも高い密度、力があるE3000が使えないし、E1000だと声が柔らかく薄口で弱くて歌手の実力を誤認する恐れあるので、初出の歌手をタブレットで聴いて実力を知るには良いかな。まぁ、ポピュラー系の声の強さを要求されない歌手なら何ら問題にはならないのだが。
finalは国産では珍しい柔らかい音なので全く鳴り方が違う。finalは小さい音は不得意で大きな音で本領発揮し明瞭な音になる。そう言う意味では小さな音が得意でタイトに鳴るBASSOの購入は正解。でも、やはりfinal E3000を改造DAC内蔵ヘッドホンアンプで大きな音で鳴らしたのには流石にBASSOは適わない。うちのメインの座はfinal E3000で揺るぎない。
じゃ、普段でいつ使う?となると、YOUTUBEで人の話を聞く時もこれはタイトな音だがfinal E1000の柔らかい音の方が声は聞き取りやすいのでYOUTUBEを普段見るのは今まで通りにE1000が良いと思う。
*英語の語学学習なんかはこのfinal E1000がホントに良く聞き取れるのでお勧め
BASSOも子音が強いから良く聞き取れるんだが長時間聴いてると疲れそうなタイトな音。
このBASSOは、普通の音の出方を確認したい時、小さい音でポピュラを聴きたい時、タイトな低音のポピュラを聴く時かな。あとは低音域の鳴り方を確認したいとき。
今、アニソン聴きながら書いてるけどドロヘドロのEDの低音がタイトで地鳴りのようで怖かった、大地震が来てるんじゃないかと錯覚するような、ホント・・・
重低音が売りなイヤホンだけど装着状態で大したことないと感じたり、凄いと感じたり、なかなか難しくて使いこなし甲斐のあるイヤホンだと思う。
ケーブルも細くて断線しやすいらしいから、外で使うよりも家で大人しく動かず、装着状態が変わらないように聴けば本領発揮してくれるだろう。
で、小さいイヤピース、Sサイズ=ずいぶん小さくてSSじゃないかと思うほど、を使うと低音が若干減るかなと予想していたのだが・・・
全然低音出なくなりローカットフィルタを入れたようで全く使えなかったw
こいつはそこで調整できないのか?と、オリジナルのMサイズより若干小さいfinalのMサイズのイヤピースを入れたら低音から高音まで音色がfinalになってしまったw それではfinalと違う鳴り方をするものを買った意味がなくなるので、オリジナルのMサイズに戻した。
ま、声に力があってバランスも良くて悪くはないけど私の好きなジャンルを聴くにはもっと良いものがあるのでメインにはならないという感じ。
と書いてるうちにホントに地震が来たー、こわー
今後、エージングで中高音の強調が抑えられ立体感が出るような良い方向に変化する事を期待!そしたらE3000とBASSOのダブルエースで使えるんだけどなぁ。
Posted at 2020/08/30 14:46:16 | |
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音楽 | 日記