Masap3ですよ♪
ほんと、久しぶりの投稿です・・・クルマほとんど乗っていません~
CSLも本国の工場をロールアウトされて18年目、走行距離も110000キロ近くなりました。
自分の下に来て10年以上経ち、走行距離も7万キロを越えたましたが、全く不具合は感じませんでした。
走行のほとんどは箱根界隈の峠道,サーキット,高速道路で占められ、街乗りはほとんどしていない個体でしたが、更に10年、10万キロを目指すためエンジンオーバーホールをする事にしました!!
で、分解は完了し、現在はこの様な姿に・・・
■エンジンブロック
18年に及ぶ経年でオイルの漏れや風雨による汚れが懸念されましたが、オイル漏れもほとんど無く、汚れてはいるものの非常に程度は良いとの事です♪
鋳鉄製ブロックで頑丈そうです!!
鋳鉄製ブロックは最近のアルミブロックと比べてメカニカルノイズも異なるそうな♪
ただ、シリンダーによってはクロスハッチが消えかけている部分も有る様で、これは少々復活してあげた方が良いとの事。それにしても10万キロ以上走ってこの程度しか痛んでいないというのは珍しいみたい・・・
それにしてもこのボアピッチは凄く狭いですね~
最近のエンジンはボアピッチが狭いモノが多く、面研する時にシリンダー間の狭い部分が欠けることも有るそうな・・・
■腰下その他
ピストン、コンロッドも特に問題は無く、カーボンの堆積なども左程見られませんでした。
この当時からかち割りコンロッドという仕様に興奮してましたね♪
メタルの当たりもほとんど問題無く、自分には解りませんが綺麗な当たり方をしているとの事。
勿論バラスので、ピストンリング,メタル類は全交換ですけどね!
ヘッドと一緒に写っていますがズッシリと重たいクランクシャフトも全く問題は無い様です。
ただ、ピストンもそうなんですが、全体的に青く変色?している様ですが、洗浄すると青色は取れるみたい・・・
また、最近ではエンジンをコンパクトにする必要からかクランクメタルも幅が狭くなってきている様ですが、このクランクメタルは最近では無いくらい幅が広くなっているようです。
幅が狭くても必要な強度や耐久力が有るなら問題は有りませんが、何となく幅が広いだけで強度が高そうに感じますね♪
■ヘッド周り
10万キロ以上メンテナンスされていないエンジンにしては異常に綺麗でした!!との事・・・
まだ洗浄など済ましていませんが、スラッジ等の汚れはほとんど付着していません。
ロッカーアーム、バルブ、その他細かいパーツ類もほとんど問題が無いくらい綺麗な状態でした。
ロッカーアームについては磨耗などで段付きが発生したりするらしいですけど、このエンジンについては綺麗に当たっており、そのまま再利用できる(交換は必要ない)様です。
ビックリなのが、このポート加工です!!
NCで加工されている様なのですが、曲がりが少なく、バルブ側から見てポートの出口まで見えるというのは凄い事らしいですね。
全て同一なのは機械加工のおかげで、人手だと完全に揃える事は非常に難しいらしいです・・・
この辺りもチューニング等の余地はほとんど無いのではないかとの事でした。
■カムシャフト
相変わらずエゲツナイ形状をしたカムですね♪
一昔前のフルチューンなみのプロファイルをしてます。
多分VANOSが無いと低回転領域ではギクシャクすると思います。
今回はVANOS周りは問題が無いので、ばらしていません。アキレス腱のボルト(対策済みボルトに変更済み)も外していないのでそのままです。
■総評
特に異音が出ているとか、明らかなパワーダウンを感じている訳ではなく、今後の一区切りとしてオーバーホールを実施していますが、ばらしたチューナーさんがビックリするほど綺麗な中身だった様です。
というか、オーバーホールする必要も無いくらいの状態みたいですね♪
乗り方も多分普通、ただ、、、、
- オイルは純正指定硬度の10W-60を5000キロ目処にフィルターと同時交換。
- アイドリングは可能な限りしない。アイドリングは悪と習った・・・
- 渋滞が発生する場所、時間に走らない。
- 夏場は乗らない。
- サーキットではクーリングはシッカリと行う。油温は130度Max・・・
制御が介入するような事はしない♪
コレだけの事をちゃんと守ってただけです ^^;
まぁ、その他色々とクーリングに気を使ったりしましたが、ドライバーがクルマに無理をさせない様にすれば宜しいかと思います♪
後は、発注した部品が届くまで、エンジンブロックやヘッド周りの加工を進め、順調に行けば10月中旬には完成するのではないかと思います。
ブロックやヘッド周りの加工といっても特別な事をするのではなく、当たり前の事を当たり前にやるだけですね。
知ってる人だったら当たり前の作業なのかもしれません。
ではでは、公開できるネタが有ればまた公開します。