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←この季節運転列車のおかげで可能になる、砺波～城端～氷見～高岡～直江津～豊野～越後川口～越後湯沢～水上～高崎～大宮～ウチの1日乗り倒しツアー。

新幹線と高速バス以外では上越、上信国境を越える手段が極めて限られる現状では、この一本のもたらす効果は絶大です


まず、城端線の砺波までは川越的場から、西武の高速バスで。

その後はてんこ盛り・これでもかの鉄チャンワールドが開幕致します。

まず、城端線と氷見線はJR西が廃止方針を示しており、区切りとされている北陸新幹線の金沢開業＝北陸線第三セクター移管までそう時間がない今が乗りドキと考えました。

～時間が無いと言えば他にも秋田内陸縦貫線、江差線木古内～江差もありますが、そこは追々で～


氷見で少し時間が取れそうなので、港を見物出来ればしてみたく。

というのも、金沢～直江津間の北陸線は特急銀座で、各駅は申し訳程度にしか走りません。
普通列車だけでまともな移動プランが組めるのは泊まで。糸魚川～直江津間は午前中から平気で2時間空いたりします。

なので、最短で富山に戻っても乗り継ぐ電車が無いし、そんなら海産物で知られる港町をちょっと位見てみても、と。


その後は、日本の街道史にも残る難所「親不知」を始め、北陸線の新線化改良でも最大最後になった浦本～有間川の長大トンネル群など、鉄臭さ満点のルートを辿ります。

この区間は地滑り災害対策のため、沿線3駅(能生・名立・筒石)の移転を伴う抜本改良が為された地域で、トンネルが多く眺めは良くないものの意義深い所なのです。


直江津からは信越線で豊野に向かい、更に飯山線へ。この線は一見すると、ローカル線としてはそこそこ本数があるように見えます。

しかし、戸狩野沢温泉と十日町で運転系統が分かれている為、全線通しの列車は下り3本・上り1本のみ。
長野側に比べ新潟側は本数も減り、交換待ちの時間も結構かかるので意外に乗りにくく、100km弱抜けるのに2h40min～3hかかります。

それと飯山線の場合、豪雪地帯故のドカ雪運休が何より怖い。北越急行が接続する十日町まで出れば何とかなりますが…。

そう言えば、この山深い隘路を行く飯山線には、確か「駅における積雪最高記録」がどこかの駅にあったと思います。後で調べてみます。


尚、今回は18きっぷは使いません。5回分ものプランは考えてませんし、氷見からウチまでが8000円台で収まるのがひとつ。

更に、積雪期の不測の事態に備えて優等列車で「飛ぶ」必要も考えますと、乗車券から買い直しになる18きっぷの制限は鬱陶しい場合が多いのです。



さて、臨時列車で線は繋がりましたが、無事に帰れますやら