皆様ご無沙汰です。
お友達がディーラー車検か、車検屋さんか迷っていらしたので、おせっかいですが
元○バルディーラーの自動車検査員としてアドバイス♪
←私の保有している資格♪
お友達ブログからの抜粋。
>SUBARU 136,620円
>民間 80,480円
このご時勢、値段が高くて安い方に行ってしまうのは分かりますが、何でスバルの方が値段が高いかよくチェックしましたか?
>なんか不祥事で民間車検できないため車検場に持っていくとか、、、
指定工場の不祥事で車検が出来なくなる工場、、、、、
自動車検査員の指定整備記録簿の記載を書き間違えただけで、
例えば、15日間保安基準適合証(保適)発行禁止とか、、、
これ発行できないと自社で車検出来ませんから(車検整備は出来ますよ)
15日間、車検場に持ち込むわけです。手間が掛かるので売り上げ激減!
酷いと不正改造車とかに保安基準適合証発行しちゃって後日、
この不正改造車が街頭検査(検問)につかまったら最後。
後で工場調査されて指定工場取り消しです。こうなると信用丸つぶれです。
お友達が持っていったスバルの工場は指定停止だったのか、取り消しだったのか?、、、、
最近、国交省も厳しいのでこんな事例は極稀に見受けられます。
スバルも車検場に持ち込む為の手数料(車検手数料とは別)は恐らく取ってないですよ。
昔はよく「うち(スバル)で車検やってればこんな事にならなかったのに」っていう故障よく見ましたよ!
過去の例で、5年目、2回目の車検時、BGレガシィでオートマミッションのブレーキバンド不調ってクルマ。
このクルマ、整備費用が高いと言う理由で車検屋さんで車検しました。
通常スバルに車検入庫していれば車検整備時にミッション脱着、分解、バンド交換、ATF全量交換(トルコン除く7L)約15万円程の作業をクレーム対応の無料で行います。
しか~し車検屋さん、この故障見抜けなかったみたいで、車検終わって特別保障切れて2ヵ月後ブレーキバンド固着、走行不能で入庫してきました。
お客さんカンカンにお怒りでした。「車検やったばかりだぞ」って、、、
(おいおい)しまいには「リコールだ」とか言ってましたね、、、、、
お客様、車検の趣旨をご理解していないようで(痛)
車検は、車検を受けた後、次の車検を受けるまで安全に乗れる検査と
勘違いされている方が大多数!! 違います。
車検は2年(1~3年)の間自動車を運用してきて、この時点で保安基準に満たしているかの
チェックです。保安基準に適合していれば合格。保安基準に適していなければ不合格。不合格だった部位を合格するように整備をして合格させる。これが本来の趣旨
本来の趣旨から言ったら車検整備でのトランスミッションの検査項目って
「トランスミッション、トランスファーからのオイル漏れ、量」
コレしかないので、ここだけ見てOKであれば合格です。
恐らく普通の自動車修理工場だったらそれ以上何もしないはずです。
じゃースバルに入庫したらどうなるのって、 後記します。
で、当然スバルで整備していませんし、特別保障期間切れています。バンド固着していたのが明らかでしたので、ミッション交換(リビルト品)で40万ほどの見積もり(当然有償です!)出しました。
ちなみにこの↑レガシィユーザーさん、12ヶ月点検も受けていませんでした。
(オハナシニナリマセン)
スバルで車検を取れば整備保障も付きますし、お買い得な延長保障(有償)も付けられます。特に一般保障(3年6万キロ)や特別保障(5年10万キロ)時は絶対スバルで整備でした方が良いです。
でもディーラー工場って何の為にあるんでしょう?
こういった些細な不具合でも見落として後々走行不能になる場合があるので、
常日頃から専門知識を勉強して改善策に対して取り組んでいます。
スバルの場合だと、都内某所にある「スバルアカデミー」ってところで定期的に学科訓練、実車整備訓練を泊り込みで勉強しています。
社内検定のスバル1級整備士取得者だと2年おき(だったような)に更新講習があって最終試験に合格できないと、、、、「○○」に(恐)
こうして専門知識を学び、訓練を積んで各ディーラーに配属されているのです。
上の事例の場合2ヶ月後に走行不能になっているので、恐らく車検時には変速不良等の兆候が出ていたはずです。その場合ロードテスト時にメカニックが気づいていたと思います。
そうなれば結果クレーム作業に、、、
故障前の事前整備が可能だったのに出来なくさせてしまった、ユーザーさん。
事前(予防)整備って結構物入りなんです。
しかも壊れる前に整備しているので結果に現れない!
コレをあるお客は「過剰整備」って言うのです。(皆さんも言ってませんか?)
ですので事前整備を行った場合は、交換した部品を見せてもらい、なぜ交換したのか? 交換整備をしないとどうなっていたのか?を分かるように説明してもらい、過剰整備では無いことを理解しましょう。
この時点で、事前整備ではなく過剰整備が発覚する場合がありますので、分かるように説明してもらうのはものすごく大事です。
でも最近はディーラーメカニックの質の低下や、退職が増えているようで、、、
(どちらも私?)
ディーラーとの付き合い方のコツ!
まずは購入したディーラーの担当者(営業)と仲良くなりましょう。
そしたらフロント(サービス)担当者と仲良くなりましょう。
最終的にはメカニックと仲良くなりましょう。(ここがポイント)
メカニックも人の子、仲良くなればサービスの質も自然に上乗せされますよ♪
(たまに人嫌いなメカニックもいますが、、、)
私なんかは、お客様と同乗試運転した時に不具合の説明をしますよね。
説明終わった後に「分かったよ、ありがとう」って缶コーヒーでもおごってくれたなら、
もう
「缶コーヒーの人」って記憶していましたね(笑)
次回来店してきた場合、お客の名前は覚えていなくても「缶コーヒーの人」って感じで(爆笑)
いろいろあって、嫌われるお客さんもいて、ほっとかれる場合も、、、、
私も前職を退職して11ヶ月経ちました。その間に色々変更があったかもしれません。一応こんな人もいますよ~ 的にここの全文、参考程度にして下さい。
みんながみんな私みたいな人ではありませんから(ヘッヘッヘ~ッ 笑)
こんな私は今はビニール製品の企画、製造、営業をしています。
また機会があったら、おせっかいを書きたいと思います。
追伸
スバル延長保障は3年目より5年目の方が値段が高いです(約3倍弱)