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2019年09月11日

日産が海外に向けて展開している小型乗用車・アルメーラは研鑽を惜しまなない

日産が海外に向けて展開している小型乗用車・アルメーラは研鑽を惜しまなない ヨーロッパで広まった初代 N15型は、世界ラリー選手権にも出場した実績を持つ
主に海外で製造販売をしている小型乗用車・アルメーラは、ヨーロッパを中心に展開し、1.4リットルGA14DE型、1.6リットルGA16DE型ガソリンエンジン及び、2リットルCD20型ディーゼルエンジンが搭載されたセダン車だった。発売の起点はヨーロッパに当たり、国によってはハッチバックの形状も作られ、英国ラリー選手権・BRCや世界ラリー選手権・WRCのモータースポーツにも積極的に参加して、輝かしい成績を収めた。なお販売は日本国内にも行き届いたが、パルサーやラティオ、ブルーバードシルフィという名前で展開していた。ちなみに初代の活躍期間は、1995年から2000年までだった。

2代目 N16型になっても独自の麗しさは変わらず、強化したエンジンが加わった

2000年に2代目へと突入したアルメーラは、前回と同じ麗しさを保ちつつ、直列4気筒DOHCやディーゼルインタークーラーターボ、ディーゼル直噴ターボのエンジンが用意され、プラットフォームは日産・MSプラットフォームに変わり、形状、サスペンション、駆動方式、トランスミッションは前回と同じだった。さらには今回からパルサーという名前でオセアニアに、アルメーラクラシックという名前でロシアやウクライナにも進出した。なお展開はどんどん進み、中東諸国やラテンアメリカにも行き届いたのだ。

ハイブリッドの要素を加えてトールワゴンの形を留めた派生車・アルメーラティーノ
アルメーラは、MSプラットフォームを土台とした派生車種・アルメーラティーノも手掛けていた。こちらは普通乗用車のトールワゴンに分類され、最大で6人乗車が可能となる。日本ではティーノという名前で展開しており、モーターとエンジンとハイパーCVTを融合させたハイブリッドモデルもあるので、Design Zentrum Nordrhein Westfalen(ノルトライン=ヴェストファーレンデザインセンター)によるレッド・ドット・デザイン賞を受け取った。ちなみに製造はスペインのバルセロナにある日産モトール・イベリカ社ソナフランカ工場に任せられた。

ロシアやウクライナでは、アルメーラクラシックという名前で発売されていた

先ほど述べたように、ロシアやウクライナに進出したアルメーラは、アルメーラクラシックという名前で展開していた。こちらは従来よりも流麗さが加わっていて、QG15DEまたはQG16DE型の直列4気筒エンジンが使われ、フロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクビームのサスペンションとなっている。

3代目 N17型になると、タイから始まってオーストラリア、中国、アメリカにも浸透した
とうとう2011年に3代目となったアルメーラは、タイで製造が開始され、翌年にはオーストラリアやマレーシアにも浸透した。今度からプラットフォームが日産・Vプラットフォームに変わり、形状がセダンのみに統一され、トランスミッションは5MT、4速AT、CVTが揃い、サスペンションはリア部分がトーションビームに変わった。最初は月に1,200台の販売目標を定めていたが、徐々に売れ行きが低迷していき、とうとうジリ貧に追いやられてしまった。しかしアメリカや中国に輸出して販売すると、月平均5,000台以上という安定した売り上げを実現して、V字回復を果たしたのだ。

日本国内での3代目アルメーラは、ラティオという名前で展開している
アルメーラそのものは日本では販売されていないが、名前を変えて進出した実績がある。そして3代目になった時はラティオという名前で販売され、直列3気筒のHR12DEエンジンと軽量化に優れたボディ、アイドリングストップ、副変速機構付CVTが融合したおかげで、平成27年度燃費基準+10%を達成したとCOBBY。残念ながら日本での展開は2012年から2016年までの間で終了してしまったが、他の国々では休むことなく活躍している。

日本ではティーダラティオとして販売されていたがシルフィも海外専売になる?

流麗な印象が強いB11型は、ロシアを中心としたヨーロッパで広まった
2012年にモスクワ国際モーターショーにて、ロシア向けアルメーラが紹介された。こちらはシルフィをベースにして構築されており、外観はヨーロッパ仕様のシルフィクラシックに似ているが、内装は専用のダッシュボードが与えられた極東地域向けとなっている。エンジンは最高出力102PSを発揮できる1.6リットル16バルブエンジンが使われ、トランスミッションは5速MTまたは4速ATとなり、欧州の安全基準に対応できるよう中央席ヘッドレスト及び3点式シートベルトが新設された。

今までをはるかに超える迫力を醸し出した、4代目 N18型は現在でも続いている

いくつもの研鑽を注いできたアルメーラは、2019年に4代目となり、プラットフォームが新開発のCMF-Cプラットフォームに、エンジンが直列4気筒1.6リットル HR16DEに進化して、大きさも一回り拡張した。その姿はまさに今までを凌駕していて、ものすごい迫力と感動を与える。


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Posted at 2019/09/11 13:54:43

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