オーテクはやっぱりオーテクでしかない

某オーディオテクニカのヘッドホンアンプAT-HA2を落札しました。
まあ、ジャンク機材の動作確認用なんで適当でよかったんですがね。
しかしながら、その「適当」の領域にすら至らないガリオームとサーノイズで、使い物になりませんでした。

まあ、ガリオームは可変抵抗器の劣化で、これは個体問題として…問題はサーノイズ。ボリューム0でも盛大にサーと響き渡り使い物になりませんでした。


開けてビックリ玉手箱。なんだこのヘボ設計。
自慢の2系統入出力って、単にパターンを共用して端子二個付けただけだし。
入出力の信号パターンにノイズのカタマリみたいなツェナーダイオードぶら下げてるし
電源なんか三端子レギュレータに安物のケミコン(発振防止用)を付けてそれを抵抗分圧で吊っただけ、肝心の増幅回路はノイズが多いと不評のNJM2073D、1チップで何の工夫もなし…

その昔、オーディオ初期の頃に自作した黒歴史ミキサー(自爆)と同レベル以下ですよこれ。いやいやビックリしました。このレベルの回路を7000円なんて定価付けて普通に売るんだ…て。NFJの4980円ヘッドホンアンプの方がはるかに贅沢な構成してます(こっちはちゃんと負電源作ってるしディスクリートバッファ構成したり物量使ってる)よこれ。

所詮オーディオテクニカはオーディオテクニカなのだと思い知りましたとさ、まる。
ボリューム交換して使おうかと思ったのですが、使われてる可変抵抗器が特殊なピン配置のもので、しかも直したところでこのレベルのゴミならいらんなと思い修理断念。よっぽどこのクソ基板捨ててしまって1から回路作った方が幸せになれる…