自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
1マイルは、約1.61kmです。MLBの実況で、100マイル(161km/h)の感覚ができました。
古い歌謡曲では、語呂の兼ね合いなのか、たびたび「マイル」の単位が登場しました。どれくらいの距離なのかは、なかなかイメージしづらいです。ですが、遠く離れているのを語感で表現しているだけで、実際の距離は、さほど重要ではないのかもしれません。
アルフィーの「星空のディスタンス」では、「たとえ500マイル離れても」という一節がありました。ちょうど800kmの距離です。東京からだと、札幌までが820km、同じく広島までだと900kmになります。恋愛であれば、間違いなく遠距離ではありますが、曲中の「星空の下のディスタンス」というのは、いくらなんでも大言壮語なのではないか、と思えてしまいます。
それでも、時代背景を考慮すると、いくらか見方が変わります。作曲された1984年は、上越、東北の両新幹線が埼玉県の大宮駅を始発にしていました。当時最速の新幹線は、ひかり号で、のぞみ号の登場は、8年後でした。同じ500マイル相当でも、現代の距離感より、はるかに遠かったのは間違いありません。
ほぼ同時期に、全日空ANAは、沖縄旅行のキャンペーンソングに、山下達郎の「高気圧ガール」を採用しました。曲中に、「2,000マイル飛び越えて迎えにきたのさ」というフレーズがあります。東京から石垣島までが1,200マイルです。
流れで、東京から2,000マイルの地点を探してみました。すると、パプアニューギニアまでは行き過ぎで、その手前のミクロネシア付近が該当することが分かりました。
ちょうどカロリン諸島あたりが2,000マイル地点です。デビュー直後の菊池桃子さんがこの地を訪れており、写真集制作のための撮影が行われました。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、あの曲は、カロリン諸島での仕事を終えた桃子さんを迎えにいく俺のテーマソングだったんじゃないの~。
拙者、東京大田区で少年期を過ごしました。信じ難いことに、僅か1マイル圏内に少女時代の桃子さんも暮らしていました。曲に当てはめると、「1マイル飛び越えて迎えにきたのさ」となり、有難みが出ません。切腹! (桃乃木侍)
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2024/05/11 08:22:30