![実録「どぶろっく」34 実録「どぶろっく」34](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/646/680/47646680/p1m.jpg?ct=65677148d242)
自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
昔の恋を懐かしむ曲は、割と多いようで、いくつか思い浮かびます。
古くから、荒井由実「卒業写真」が有名でした。悲しいことがあると古いアルバムを眺めるという展開のバラードでした。菊池桃子「卒業―Graduation―」では、4月になると思い出の場所へいき、同じように卒業写真をめくっていました。
真夏は、恋も盛夏となりがちなのか、意外とこの系統の曲は少ないのですが、山下達郎「さよなら夏の日」を挙げておきたいです。高校生くらいと思われる主人公が、真夏に、プールの帰り道で夕立に遭ってしまった思い出を大人になってから懐かしんでいます。雨宿りの最中に2人の距離が急接近したのでしょう。カノジョが「ときが止まればいいのにね」とつぶやいたという描写が、泣けるほど秀逸だと思います。
稲垣潤一「夏のクラクション」は、夏の終わりという設定でした。海沿いのカーブを2つの夏が通り過ぎても忘れることができないという男の未練がとても痛いです。似た季節の曲として、研ナオコ「夏をあきらめて」と松任谷由実「Hello, my friend」があり、ともに印象的でした。
杉山清貴「最後のHoly Night」では、クリスマスに元カノとヨリを戻す展開になっていますが、謎をかけるように想い出の夏の写真が送られてきていました。おそらく1回きりの逢瀬で終わる関係だと思います。
松任谷由実「ダイアモンドダストが消えぬまに」は、長らく夏の曲かと思い込んでいましたが、真冬に真夏の思い出に浸る曲だと、かなりあとになって気づきました。歌詞に仕込まれた叙述的トリックが、さすがユーミンだと驚嘆しました。
季節抜きでの最強の失恋ソングは、中島みゆきだと思います。なにせ、歌いだしから、「みちに倒れて誰かの名を呼び続けたことがありますか?」です。ゴングの音がまだ鼓膜に余韻で残っているうちに、いきなり往年のマイク・タイソンから強襲を受けたかのように、圧倒されてしまいました。
このような感じで、私の中では、名曲がテーマ毎に軽く分類できた状態になっています。理由は、明快です。菊池桃子さんのラジオ番組で、募集するリクエストのテーマが毎週変わりますので、メールを送り続けているうちに自然に整理整頓が進んでしまったのです。――13年間、毎週です。
レアなジャンルで、「許せない失恋ソング」もあります。桃子さんのセカンドシングル「SUMMER EYES」は、「ゴメンね、(あなたを)好きだったこと」で終わります。お願いだから、こっちを向いてそんな言葉(歌詞)を発しないで欲しいと思っていました。TV画面を通じてであっても、直視できなかったのです。現実に言われたら、もう二度と立ち直れないでしょう。
実録は、以上です。
ここで、「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、桃子は、俺のリクエストメールを読むのが生きがいでラジオ局に通い続けているんじゃないの~。
拙者と桃子、小学校低学年の頃、半径2km以内のご近所さんでした。東京大田区の洗足池や東急ストア等ですれ違っていたはずです。
今日4/21は、桃子さんのデビュー40周年記念の日ですが、劇団ひとり的に、「間もなくファン歴50年」を宣言します。もちろん、本人非公認。切腹!
(桃乃木侍)
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2024/04/21 07:52:04