自験の「実録」を「どぶろっく」バージョンでご紹介します。
入梅が近づいてきました。以前に、菊池桃子さんのラジオ番組で、「梅雨うた」のリクエストを募ったことがあり、ランキング形式で発表されました。
最多得票の第1位に輝いたのは、徳永英明の「レイニーブルー」でした。「冷たい雨に打たれながら」というフレーズがあるため、厳密には、梅雨ではないのかもしれません。主人公は、失恋をしており、深夜に接近してきた車のヘッドライトが作り出す自分の影が、独りぼっちであることを再認識させています。「あなたの白い車、さがしかけて、ふと瞳を伏せる」という歌詞と、当時の時代背景を加味すると、女性である可能性が高いです。
第2位は、ASKAのソロシングル「はじまりはいつも雨」でした。徳永氏の名曲とは対照的に、現在進行形の恋愛での苦悩が描かれています。主人公は、恋人を愛していますが、彼女が望んでいるような愛しかたをできているのか自信がないようです。この曲の中盤以降に、「愛の部品がそろわないのに一つになった」という意味深な歌詞もあります。
私は、このときの番組宛に、八神純子の「みずいろの雨」をリクエストしていました。
この曲の主人公は、女性です。降りしきる雨とともに、跡形もなく消えてしまえと歌っているのは、終わった恋に対してです。この女性は、浮気をしていました。元カレに対して、申し訳ない気持ちを抱きつつも、見ないふりしていた優しさは、あなたの過ちだったと責めています。叱ってくれれば、素直に謝れたという話でした。美しいメロディと裏腹に、男性にとっては、結構きつい内容の曲です。
最後に、雨の曲でどうしても記しておきたいのは、八代亜紀「雨の慕情」です。最近になって、「長い月日の膝枕」の意味に気づき、この短いフレーズに数多の情景を封じ込めた作詞のセンスに感嘆しました。愛しの彼が、雨降りになると部屋へよくやってきて、そこでいつも膝枕をしてあげていたのでしょう。男性が膝枕を乞う相手は、本気本命に間違いありません。なので、雨が降り出すと、彼と過ごした日々を思い出すと同時に、自分の膝が、彼の形や重さを覚えてしまっていて困ってしまうというのです。
実録は、以上です。
ここで、テニス部に所属していた「どぶろっく」師匠の登場です。
――もしかしてだけど、雨で練習がオフになる俺を待っていた桃子の心境がつづられた曲なんじゃないの~。
雨、雨、ふれふれ、もっとふれ、
私の桃乃木、連れてこい。
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2024/05/26 08:19:57