スタビリンクブラケット修理・アルミナックルアーム取り付け

車高調のスタビリンクブラケットはトップの圧入されたカバーを外さなければならないということで、タガネを使っての作業はリスクを伴うと判断。なので交換はせず、裂けた穴を溶接にて修正もらうことに。

左側だけかと思われたリンクブーツは、右側も破れていました。酷かった左側はグリスが抜けて動きもスカスカ。勿論新品に交換。

修正後、黒ずんだメッキの表面をシルバー塗装。スプリングも錆のあった部分は落として軽くシルバーをスプレーしてもらいました。

さて、ナックルアームはキャリア取り付け面とハブ表面までの距離は63ｍｍであり、鋳鉄・アルミ製ともに共通。ただし、ボルト差し込み部分はアルミの方が長いため新調。ガイドジョイントも同様です。

ナックル：3C0 407 253/254F
ボルト： N 91084901 (55mm)
ガイドジョイント：3C0 407 365/366 B

ここでまた問題発覚。キャリア取り付け部を繋ぐアーチの曲率が違うため、キャリパ取り付けブラケットのリブ部分が一部干渉。

リブの一部をベルトサンダーで縦に削ってコの字の逃げを作り、無事取り付けることが出来ました。

ガイドジョイントもボルトの位置精度が甘く、片方はロワアーム側の穴を削って調整する必要がありました。

車高調とナックルアームを合体！

ハブボルトも交換する必要があります。
WHT 005 437

後はローターとキャリパを戻せば完成。

フロントは少し車高を上げ気味にセットしてもらい、自分で再調整。私のA3はフルカバータイプのエンジンアンダーカバーが最下部となるので、そこが90mmになるよう調整。10mmちょい上げました。

一方のリアは右側のへたりが大きく、そこだけフェンダアーチの隙間が少なくなっていました。左側に合わせるとスプリングシートの位置が10mm以上違う結果に。やや抜け気味…。

余裕が出来たらオーバーホールに出すか、ラスイチの新品を安く手に入れるか、はたまた違う車高調を入れるか…。

SACHSいいよね…高いけど。