スバルが軽自動車の自主開発・生産から将来的には撤退し、トヨタグループの一員としてダイハツから供給を受けることになりました。以前からスバルのお偉いさんにそうすべきと進言してきたのですが竹中社長の時代にはできなかったことです。彼は軽自動車の商品企画のキャリアが長かったので、R1とR2まで作ってしまったのです。今度の森社長は生産畑と海外経験が長い人でその意味ではニュートラルに会社を経営しているみたですね。
スバルが軽自動車の開発から撤退するべきと思った理由はスバルがこだわる4気筒エンジンの660ccや四輪独立懸架のリヤサスのメリットが少なくなったからです。ライバルメーカーは3気筒でリジットアクスルのリアサスを上手にお料理しているのです。でも、R360から自動車メーカーとして出発したスバルが軽自動車の自主開発から撤退することは関係者には絶えられないほど辛いことだったかもしれませんね。しかし時代の流れには逆らうことができないのでしょう。
イギリスの伝統的な高級車メーカージャガーも、
インドのTATA社に買収され、銀座老舗クラブ「Gレ」も新しい「Sゆりママ」が買いました。過去に縛られずに、ユーザーに新しい価値を提供することが新しいスバルの使命だと森社長は考えたのでしょう。欧州で販売が始まった
ボクサー・ディーゼルも好調で、経営資源の選択と集中が着実に行われているようです。若い頃にスバルに拾われ、スバルで育てられた私としては嬉しい限りです。
ブログ一覧 |
持続可能なモビリティ | 日記
Posted at
2008/04/11 10:24:08