ドイツで緑の党が勝利した事によってアウトバーンが速度制限を実施する可能性が出てきました。それは緑の党の最大の支持母体であるバーデンビュルテンベルク州の有権者が選択した事に起因しています。ただそれだけならまだ時代の流れで済まされますが、なんとバーデンビュルテンベルク州の州都はあのシュトゥットガルトなんです...ポルシェAGとダイムラーAGのある州なんです!そして緑の党の公約にクルマのCO2の放出を減少させるために120kph(74.6mph)の制限速度を掲げる内容が含まれていました。しかしそれにも関わらず地方選挙において現首相アンジェラ・メルケルの連合を破ってしまったのです。現在アウトバーンの約65%には速度制限が有りません...そしてバーデンビュルテンベルク州内のアウトバーンが120kph(74.6mph)に速度制限されると約30%のCO2削減効果が期待出来ると言われています。当然この案にはポルシェAGとダイムラーAGは反対しています...この結果を受けてダイムラーのCEOのDieter Zetsche氏は「私たちの車が速度無制限のアウトバーンで造られるという事実はそれらを買う他国のクライアントに非常に重要な事です」と言ったそうです。また「我々がこれからも制限速度が無いアウトバーンの区間を維持できるように議論していくつもりだ」とも語ったそうです。しかし動かしがたい事実が有ります...緑の党はバーデンビュルテンベルクで支持率が過去最高の24.2%を獲得、社会民主党全国連合同盟国は23.1%を獲得、 両党合わせた47.3パーセントは、メルケル首相のキリスト教民主勢力の44.3%を越えている事です...これによってどちらに軍配が上がるが不透明な状況になっていると言えます...もしボクスターの性能の半分しか出せないアウトバーンになってしまったらと考えるだけでそんなクルマ買えるか!と、思ってしまうのは私だけしょうか...^_^
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2011/04/04 13:10:17