目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
5年前に修理した助手席ドアミラーですが、
またギアが破損したらしく
モーターが空回りする音がするだけで
動かなくなってしまいました・・・(TロT
新車登録から5年で一回目の故障、
それから5年後の今回の2回目故障・・・。
ギアが脆いので、いたわって使ってきたのですが
自分の運転スタイルでは5年間隔で故障する様です。
運転席側は2年放置して2019年に修理したので
運転席は2年後の2024年に故障する予定です。
・・・いやな予定だ(TロT
相当数の個体が故障してる定番の持病なので
リコールにならないのですかね?
そのまま前回の様に
モーターユニットをまるっと交換もいいのですが
今回は前から気になっていた
破損したギアのみを交換するのはどうだろう?と
aliExpressでcx-5用の30歯という金属ギアを購入
823円+送料253円=1076円
10日程で届きました。
※cx-5 30歯 で検索するとヒットするかと思います。
注意:対象は初代KEの前期型です。
後期型に関しては現物を見た事がありませんので
同じなのか自分は知識がなく
分かりかねませんのでご了承下さいm(_ _)m
2
3
カバーを外して中を覗くと
ギアが砕けて動力が伝達出来ず、
コレが原因で動かないのを確認しました。
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モーター付きの基盤を引っ張って外しました。
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次に隣にある固定リングの取り外しですが、
外したら新品に交換と、
どうも外す事を想定していない様で、
こじってツメを広げていく事にしました。
今回、幅の細いマイナスドライバーを買ってきて
ツメを広げていきました。
※モーターユニットの外装が近くて
外しにくい箇所から外した方が良いかと思います。
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ようやく固定リングが外れました。
最後のツメを外した瞬間、
パンッ!とリングが飛びました ∑( ̄▽ ̄;)
外すまで気が付かなかったのですが、
まさかのバネ、それも結構ゴツい反発力の
バネが現れました。( ̄▽ ̄;)
7
バネを取り出すと、こんな感じになります。
ドアミラーの基台部分を固定する
パイプ状のパーツを引き抜き、
リング状のパーツ(便宜上、上と下リングと命名)
が2つ重なっていますので取り出しました。
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これでギアがフリーとなりましたので、
シャフトごと取り出しました。
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モーターユニット全バラシ状態です。
※これを撮るのを忘れていたので
別の故障モーターユニットをバラしたのですが
これも同じギアが破損して動かなくなっていました。
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破損したギアを取り外し、
購入したギアを向きを確認して
シャフトにセットしました。
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元のグリスを拭き取り、
新しくグリスを注入する事にしました。
グリスはドローンで使っていた樹脂ギア用の
タミヤのセラグリスHGを使用しました。
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手順7で命名した上リングと下リングです。
下リングの内径は丸形状に対し、
上リングは固定して動かない様に
異形の形状になっています。
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上リングを通してみると、
リングのV形状の切り欠きと、
パイプ側の山形状のモールドの頂上が
一緒の部分にきます。
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上記を頭に入れておき、
以下の手順で組み上げていきました。
1:パイプ状パーツを
手順2でマーキングしておいた位置に合わせて
モーターユニットにセット
2:下リングのV形状の切り欠きと、
パイプ側の山形状の模様の頂上が一緒の部分になる様にセット
3:上リングと下リングの間にスキマがない様に
上リングをセット
4:バネを上リングの上にセット
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固定リングですが一度広げてしまったので
ラジオペンチでツメを曲げて狭めました。
ちゃんと狭めないとツメが機能せず
外れる恐れがあるので軽く上に乗せてみて
全部のツメがパイプの入り口に接触する状態になる様に狭めました。
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次に固定リングを押し込んで
パイプの首部分に引っ掛けるのですが、
バネが結構な反発力があります。
そこでトルクレンチに
21番ホイールソケットをセットして
地面にモーターユニットを置いて
トルクレンチの先端を
両手でグイッ!と押し込んで固定しました。
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モーターのシャフトに切り欠きがあり
切り欠きを合わせないと入らないので
シャフトの切り欠きを合わせてセットし、
カバーを被せて移植作業が完了しました!
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本戻しの前にちゃんと動作するか
最低限動く状態まで組んで、動作確認しました。
組んだ直後、展開時は運転席側より軽快に動くものの
閉まる時は苦しそうな動作でしたが
数回動作させたら馴染んだ?のか
どちらも運転席側より早く動く様になり
本戻しして作業完了しました!
作業した感想は・・・
非常にメンドクサイと思いました( ̄~ ̄;)
今回、作業してコツを何点か把握したので
良かったものの、
情報が無い初見ではパイプ位置合わせで戸惑う、
固定ピンの戻し不足で、もう一度やり直しなど
ミスする罠が何点かあるという感じです。
砕けやすいギアが金属製になり、
ギア自体の耐久性は上がったと思うのですが
モーターのギアは樹脂のままなので
もしかしたら今度はそこが砕けるかも?
まだ直したばかりなのでこれでどうなるか?
しばらく様子をみたいと思います。
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