
少子化、不況… 自動車学校〝冬の時代〟(2009/08/15)
【写真説明】
少子化の影響を受ける中、各自動車教習所は教習内容や設備の充実を図り、教習生獲得を目指す=八戸市の三八五オートスクール八戸校
少子化の波が青森県内の指定自動車教習所にも押し寄せている。若年層を中心とした教習生の減少が経営を直撃し、昨年から今年6月末までに相次いで4校が閉校した。各校は厳しい現状を乗り切ろうと、経費削減に努める一方、設備の充実や指導技術の向上などの環境整備にも力を入れ、教習生獲得に懸命になっている。
県内では昨年、むつ自動車学校(むつ市)と五所川原中央自動車学校(五所川原市)が閉校。今年に入ってからも鯵ケ沢自動車学校(鯵ケ沢町)が5月末、六戸自動車学校(六戸町)が6月末に相次いで閉校した。
2年間で4校がなくなる事態は、教習所を取り巻く厳しい経営環境を象徴する。2004年には八戸中央自動車学校(八戸市)が閉校しており、教習所は10年前から5校少ない25校となった。
県指定自動車教習所協会によると、県内指定教習所の卒業者数は1999年に2万9433人だったが、08年には1万9531人に。10年間で教習生数が約3分の1も減ったことになる。理由について同協会は、免許を取得する若者の絶対数が少なくなっていることに加え、「若者の車離れ、不況も影響している」と指摘する。
青森市のある教習所の副管理者は「今は教室が満席になることはほとんどない」とため息交じり。送迎バスを定期運行から予約制に切り替えるなどして経費削減に努めている。
階上町の八戸ライセンススクールでは、シミュレーターや新型の大型車両導入などの設備投資を行い、教習環境向上に取り組む。西塚弘之管理者は「教習内容、設備の充実を心掛けて、教習生増につなげたい」と話す。
八戸市の三八五オートスクール八戸校では、職員の指導技術向上を掲げ、交通マナーを順守する運転者の育成に力を注ぐ。奥昌祐校長は、07年6月の道交法改正で新設された中型免許に関して、「普通免許取得2年以後に取得可能となる。今がその時期なので、教習生が増えてくれれば」と期待を込める。
デーリー東北より
今は
教習者の「クレスタ」は居ませんね。三菱車に変わり、しばらく経ちました。
親父の高齢者講習でこの教習者を運転した。少子化が進み、教習生を増やす方法は高齢者講習者と中型免許教習者が主な柱になる。今の普通免許は3トン積みは運転できない。運送会社などこのような広報活動して中型免許教習者を獲得しなければならない。団塊世代が高齢者になるこれからが本番だ、まだ余裕がある。
運転免許証が事実上の身分証書になり、3トン車が運転できないと商売にならないだろう。
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Posted at
2009/08/17 11:36:10