左 4ZC1-T(エンジン整備書より見やすく改変) 右 EG33(販売パンフレットより)
BRZのエンジン特性曲線を乗せたので、ついでにピアッツァの4ZC1-TとSVXのEG33も載せてみることに。
こうしてみると、4ZC1-Tはターボ付きで超低回転からのトルクの変動はそれなりに大きいが比較的低いところのトルクが厚く広い(最大トルクは25.5kgm/3400rpmグロス値)。結果として最大出力も180ps/5400rpm(グロス値)と少し低いところにある。ピアッツァがターボ車でありながら日常の運転で扱いやすい特性で、あまり高回転を使う必要のない特性を持っていることが分かる。
一方のSVXのEG33は大排気量のNAらしくトルクは比較的フラットでどこも25kgm以上を保ち、最大トルクは31.5kgm/4800rpm、最大出力も240PS/6,000rpmとなっている。がんがん回す車ではないが、回せば更にトルクが得られる余裕のある設計だと言えるのだろう。
で、BRZ(メーカー資料より)。
147kW(200PS)/7,000rpm、205N·m(20.9kgf·m)/6,400 - 6,600rpmで高回転型に見えるが、曲線を見るとトルクが比較的フラットで高いところまで伸びていく。どこでも扱いやすそうだ。
スポーツカーならもっとピーキーな特性があってもいいという話もあるが、BRZ/86はあくまで一般の人が乗りやすくて楽しい車を目指したようで、どこをとっても扱いやすく特別な技量を必要としないものになっているように見える。
ネットには
S2000とBRZのゼロヨン対決が載っていていて、超高回転域で高出力を絞り出すVTEC F20CのS2000の方が勝っている。
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PIAZZAとSVX | クルマ
Posted at
2012/07/28 15:01:43