![4号機完成 4号機完成](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/482/120/46482120/p1m.jpg?ct=0c49e9cfc113)
黒のストラトキャスターを組んだ工作日記となります。
今回はオクで入手した古いFenderJapanストラトボディを中心に組みました。
Aシリアルの1985年製。フジゲン製造期の個体ですね。送られてきたブツの汚さを見てびっくり。磨いて送って欲しい、とまでは思わないですが、せめてキャビティ内の大量の綿埃くらいは除いておいてほしかった。全身、コンパウンドで磨いて掃除。
ネックの取り付け作業。マイクロティルト機能はメリットが感じられず、何よりも中心の六角ネジが錆びて固着し使い物にならないので、土台ごと取り外しました。
ネックはAliExpressで注文し、大陸からやってきたメイプルネック。Fenderロゴとともに、ご丁寧にもシリアルナンバーまで印刷されていますが、ほぼ100%パチもんです。ただ、フレットもしっかりしているしゴミ感はないですね。ネックポケットにしっかりと位置取りし、4.5mmのドリルで穴開け。開けすぎないようにドリルビット先端から40mmの位置にマスキングテープで印を付けておきます。
続いて、ブリッジの作業。2点シンロクトレモロ仕様と思って注文したのですが、届いてびっくり、まるでサイズが合わない。調べてみるとFenderJapanが
80年代に一時搭載していた「BLADE SHOOTER」トレモロユニット対応のボディらしいことが判明。
このままではただの黒いオブジェとなってしまうので、Fender謹製の6点支持シンクロナイズドトレモロブリッジを搭載するべく工作します。レギュラースケールなので12フレットから324mmに1弦サドル頂点が収まるよう調整。
ドリルの刃が逃げないように、あらかじめ中心点にピンバイスで穴を開け、2.5mmのドリルビットで22mmの深さに慎重に穴を開けていきます。ブリッジ取り付けの作業で、ほぼギターの仕上がりが決まってしまうような気がする。
ストラトキャスターといえば舟形アウトプットジャックが特徴の一つなのですが、こいつはボディサイドにジャックが配置される独特な個体。Amazonで「1/4インチ シリンダーフラッシュマウント」ジャックを購入したら、ばっちり収まりました。
続いてネットワークの作業。はんだ付けはいつまでたっても上手くならない。邪道と言われそうですが、アース線やアウトプットジャック線はギボシ端子で、みんカラっぽく処理。いつでもボディから離して作業できるので楽なのです。ピックアップは、フェンダー純正Pure Vintage 65 Stratocaster Pickup SETを搭載。これまた無理やりギボシ処理して配線。そんなにピックアップを頻繁に載せ替えることもないんだけどね。
弦を張って完成!センターもばっちり合いました。
トレモロブリッジのフローティングは3mmで調整。
軽くてよく鳴る1本が出来上がりました。前面にアウトプットジャックがないぶん、スッキリしたルックスで、これはこれでいいかも。
Posted at 2022/10/23 22:18:42 | |
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