世にコロナウィルスは未だ尽きまじ。
相変わらずバイクがやたらと目立つ今日この頃であった。
まーこれ以上ないくらいのお独りさま趣味だし、
結局みんな考えることは同じなのだ。
冬からあったかかったしな、ワイもバイクあったら走りまくってるわ多分w
なもんでワイもお独りさま趣味全開、今回はスープラ。
しかし出たばかりの新型でわなし、80のほうのスープラだ。
やー、一回くらいは乗らなきゃねやっぱり。
さてこのスープラだが、一般的イメージはどうだろうか。
・でかい
・重い
・直線番長
・アメリカ人大好き
だいたいそんなモンだろう。だが実際どうなんよ?
バトギ3~4のスープラだと、止まらなさ過ぎて笑えてくるが
ドリフトしてからの高いコントロール性と
ぐいぐい前に出られる謎トラクションでタイムを詰めてくる
あなどれない強敵だった。
コミケで知り合った人のスープラをライバルゴーストに指名してみたが、
クッソ速くてFDでもぜんぜん追いつけなかったのだった。
自分で使ってみても、ブレーキこそアホみたいに早いが
乗れればけっこういいタイム出るんだよね…
でわ確かめてみようじゃないか。目の前にあるんだしな!
まず乗り込み、高くてぶ厚いサイドシル。
うわこれは乗りにくいw
この樹脂製スカッフプレート、踏んで乗り込んでも良いくらいかも。
そして操作系が全てドライバーに向いている運転席。
テンション上がるなあ~(野原ひろし)
でも思ったよりハマり込み感はなく、ヒザ周り・足元も広々としてる。
ステアリングは…Φ32のMOMO VELOCE(たぶん)。
スープラにこれって小さくないかw
まあ操作はらくらくパワステなのだったが。
サイドオロシー、見た目もちょっと長いけど実際もっと長いなこれ?
クラッチは…まあ重いけど思ったよりずいぶん軽い。
つうかFD(=前期エイト=GC8)より軽いよね。
後期エイトよりは重いかな?ちょっと感触がギコーだけどしばらく踏んでるとなじむ。
1速に入れて…メゴギッと。やっぱりこういう感触かねw
いざ発進…おっおっ、意外と気を遣うなこれ。らっくらく~とはいかない。
それにしてもこの直6サウンド…良き!
通りに出てさらに中の人の慣らし。
2速に入れて…バゴギッと。19万キロ走行でお疲れなんもあるけど
ご存じこのゲトラグの6MT、基本的に使いづらいミッションなんやなw
なおバックギヤは、ツマミをひっぱり上げて入れるルノー式。
1速でまず3000まで引っ張る。すでに40キロ近い?意外とハイギヤードなん。
シフトダウンで1200ヲチ、以下900、600、600、500ヲチ。
1~2わりと近くて2~3わりと離れてる?
まずはこんなとこか、つうか5速3000で100キロ超えるwww
さあて柏インターだ。吹かすぜ~超吹かすぜ~。
3速でアプローチをすい~と…2速でもいけるかこれ。
んで合流…ボァァアアアア!
うひぃw 変な声出たwww
なんと2速のまんまで115キロ出た。レブは7000でリミッターに当たり。
いまの加速、段差あったよね?
4速でもっかい試すと、3500に段差あり。
そういやスープラもシーケンシャルターボだったっけ?
なお6速100キロ巡行だと2300。それだと6900で300キロか…出そうだなこれ?
実際さほど頭打ちにならんしな。
安定性もさすがで、100キロも180キロもまるで変わったように感じない。
FK8でも165あたりから様子が違ってくるんだが。
なもんでまたしても谷和原インター通過。こんなんやめられんわw
谷田部から下道を少しのんびり。
エンジン音は、3000くらいまではポィイイイ~ンwといかにもな直6なんだが
セカンダリータービンが開いてからはゴバァアアア!と野蛮な吠え声に変わる。
プライマリータービンはというと、こっちもかなり自己主張があり
2000回転以上で少し踏むと、負圧のうちからチュィィイイイ~ンwと言い出すし
そこでぱっとアクセルを離すと、ヒュポポポポポwとバックタービン音立てる。
でもしっかり正圧かけてからアクセル離すと、プスーと控えめに抜くだけ。
たのしいなこやつwww
発進加速は、起動トルクは意外とないしフライホイールも真っ当な重さで
上述した通り楽チンとは言えない。そのぶん上も不得意ではないけど。
アイドリング発進もそりゃ難しくはないけど、無造作にはできない。
なんか覚えがあるなこの感覚…
あ、スカクー。スカイラインクーペ350GTだ。あれに似てる、つかほぼ同じ。
たださすがに負圧領域では、排気量が小さい分スープラのほうが線が細い。
車体は幅1810mmと、当時は「アメ車かwww」と言われたものだが
今となってはねえ。FK8よりだいぶ小さいので気も楽だ。
ただFRゆえか車線の中で少しはふらふらするので、横幅キニナル度は
クソ安定でぜんぜん揺るがないFK8と同じくらい。
ハンドリングも、フロントタイヤがドライバーから近いせいか
小気味良くクイクイ曲がる。あんなに安定性あるのに。
うむむ、乗りやすいぞこいつ…!
ロールも自然に、すっと外側に荷重がかかって
ハンドルを戻せばすっと元に戻る。うーん、理想的に普通。
ピッチングはほぼ無し、ブレーキでつんのめる感じもない。
踏むとリヤが沈む感はあるけど、じわっと沈んでくように感じる。
ブレーキは踏みしろで調整するタイプで、ヨタ車とは思えないスポンジー。
ブレーキだけマツダなんか?でもキャリパーに”Supra”て書いてるし。
だが俺によし!ますます好みだw
ほんで今回も来てみた吾国山。
てきとーに2速いれっぱで登る。ゴバァアアア!と本領発揮なスープラさん
重さも狭さもなんのそのだ。速いぜ!速すぎるぜ!
ただトラクションコントロールがしょっちゅう入るw
タイヤはケンダのKR20Aだが、2JZのパワーには残念ながら全然足りてないw
ふー(すっきり)
吾国山だけならEK9より楽しかったな。もとより北側の下りは走れんし
キャッツアイだらけでなあ。。。
それなら今回もビーフラインだ、でも今度は流していった。
80~100キロで流すのが何とも楽しいんだこのクルマ。
R349~R461を経て、いよいよ本格的山道のグリーンふるさとライン。
2速で登る!登る!でも加速は3速で中を使うほうが良いか?
コーナーのうちは2速で回転高めキープしてタイヤの感触を探り、
そこから115まで加速もできるけど、も少し手前で3速に入れて加速した
ほうが速そうな気もする。まあ上のマージンと考えればいいか。
峠仕様であっても、変にローギヤード化しないほうが良いかも。
路面荒れ区間ではどうか…跳ねない!
けどフラフラマークは出まくるしそのたびにブーストも落ちるw
20年前のトラクションコントロールだが、制御自体はかなり賢くて
ド素人のワイには十分ありがたい存在。
(アテーサE-TSだって、もう30年前の機構なんだしな)
何のためってアクセルを踏みっぱなしにするための機構なので
チョーシこいてカットしたらば、たちまちタコ踊りすることうけあいだろう。
RE71あたり履かせればフルパワーのヤバイ級加速が延々続くだろうが
味わうだけならケンダでも十分だったよ。
山の中でボンネット開けてちょいチェック。ボンネットは重さからしてアルミ。
けどストライカーが2か所ある?こんなん見たことない。
300キロでもボンネット開かないようにするためか…!
毒キノコ生えてるものの、タービンは見た目ノーマルに見える。
それでもあんなヒュポポポポポポwとか言うもんなのかw
んで今回は、いわきからのR289からいったん逸れてR349へ。
ジクサーじゃなきゃ楽しめなかったとこだ。駄菓子菓子?
矢祭町内のクッソ狭い区間をゆっくり下る。
NAロドスタが楽しそうに登ってきたが、狭くなかった…?
あZでも狭かったんだけどココ。
しかーしスープラ…ガマンの下りになるかと思いきや、楽しかったよ。
エンブレ効かせながら気楽にくいくい。でかさも重さも気にならない。
なるほどなー、次はビートで下ってみよっと。
んでココだ、滝川渓谷入り口から宝坂峠までイッキに登る。町道?いや農道かも。
けっこうな急坂だが、ものともせず登る登る登る!これは愉快痛快w
いやー遊んだ遊んだ、もう帰路につくとしよう。
走ってみて感じたことは、でかいだの重いだの言われたスープラも
日本の道に合わせて作られたクルマだって事だった。
FK8はやっぱり育ちが大陸なんだなあ、日本でもまあ走れるが。
アメリカ人にとってスープラってどんなクルマか?
たぶん「ハイテクでインテリジェンス、小さいのにそこそこマッシブ」
じゃないだろうか。
日本人にとってのランエボみたいなモンだろうか。
少なくとも直線番長はない。ガチ勢かも知れんが大抵エアプだろそんなん言う奴。
さて返却前の給油。415.7km走って…37.8L。
11.0km/L
マジかよエコカーじゃねえかwwwww
無給油で700キロは走れるのだ、そりゃアメリカ人惚れるわ。