滋賀県の伊吹山で登山者が死亡する事故が起きた。落石がヘルメットを直撃したのだという。登山は自己責任の世界なのでお気の毒としか言いようがないが、このニュースを聞いて古い記憶が蘇ってきた。昭和60年の3月だったかな?社会人になる直前に仲間達から伊吹山に登ろうと誘われた。まだ雪があるから無理と思ったが、一応全員が冬山の経験者なので、大丈夫かなと思い直し、行くことにした。当日集合すると皆軽装で、ぬぬぬ?(汗)実はなんとなく計画が決まり、リーダーが居なかったんですよね・・・登山口付近には雪はなかったが、頂上は厚い雲に覆われて全く見えない。5合目に着き、一休みと思って腰を下ろしたら、上から完全冬山装備の二人組が降りてきたんですよ。僕達の姿を見て、何か言いたそうな表情で下山していった。それを見て断念し、僕達も下山したけどあのまま突っ込んでいたら、遭難事故が起きてもおかしくなかった。集団心理って怖いと思ったな(--)