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長年頑張ってくれている、我が家の衣類乾燥機。日立のＤＥ－Ｎ４ＡＸ。

今月で、購入からちょうど１７年。そんなに頻繁に使うわけではありませんが、いざという時には、本当に重宝します。

しかし先日、乾燥を始めて３０分程経ったころ、運転中に、突然「バン！！」という音が。

ドラムは正常に回転していますが、何かいつもと違います。よくよく見てみると、いつもなら、本体下側から出ている温風が出てきていません。温風を送るファンが回っていないようです。

すぐに運転を止めて電源を切り、中の洗濯物を取り出しました。当然、洗濯物は生乾き状態。おまけに外は雨…。やむなくエアコンを入れ、室内で乾かすことにしました。

一難去ってまた一難。やっとパソコンが直ったと思ったら、今度は衣類乾燥機がダウンしました。

１７年前の乾燥機を、果たして修理できるのか。部品はあるのか。費用はどのくらいか。

業者や量販店に修理を頼むと１～３万円前後、買い替えなら、５万くらいかかるようですが、パソコンの修理をしたばかりなので、なんとか安く済ませたい。直ったばかりのパソコンで検索してみると、同じ症状の情報が出るわ出るわ。どうやら、定番と言えるトラブルのようです。なんと、みんカラの中にも、同型機の修理ブログがありました。

情報によると、送風ファンを回すベルト、「丸ベルト」が切れていることが原因のようです。

早速、作業ができる場所に運び（重かったです…）、裏ブタを外してみました。

ネジは、裏ブタに１７本。中に２本。そして、ナットが１個。全部で２０本もありますが、必要な工具は２つでＯＫです。

プラスドライバーと、１０ミリのソケットレンチ。メガネレンチでもＯＫです。モンキーレンチ（スパナ）は、ナットを傷つけるので使わない方がいいと思います。

ネジは、場所によって微妙に違いがあります。

２種類ありますので、元の場所がわかるようにしておいた方がいいでしょう。私は、缶を使いました。

中を見てみると、案の定、ベルトが切れています。

上下につながるプレートの中央にある１０ミリのナットと、

上下のネジを緩めて、

プレートを外します。

バラしたついでに、各部を清掃します。

これは、ベルトが付く、モーターのプーリー部分です。ここが割れるというトラブルもあるようですが、幸い、私のは異常ありませんでした。

さて、問題は部品ですが…、

１週間近くかかりましたが、行きつけの量販店で入手できました。どうやら、現在販売されている機種も、同じ部品を使っているようです。

価格は、税込みで９０７円。思いのほか安いです。

新旧のベルトを並べてみると、

色が全く違います。改良？それともコストダウンでしょうか。

切れたベルトの断面です。中心に「芯材」のような物があるようにも見えます。

いよいよ、新品のベルトを装着します。

当たり前ですが、緩まないようになっているため、装着には多少力が要ります。

このあと、前述のプレートを元通りにした時点で、一度試運転します。裏ブタを元に戻してから動かない、という事態は悲し過ぎるので…。

問題が無かったので、裏ブタを取り付けます。

再度、試運転を行いましたが、異常はありませんでした。

元の場所に運んで（やっぱり重い…）

アース線も元通りに取り付けます。

忘れてはいけないのが、これ。本体底部にある排水パイプです。

確実に差し込み、クランプで固定します。

いよいよ電源を入れ、運命の瞬間！

ドラムが回転すると同時に、風が出てきました。

ファンの音も聞こえます。変な音はしません。修理完了です！ヤッター！！

やはり、ネットの力は偉大です。まさか、１，０００円未満で修理できるとは思いませんでした。情報が取れなければ、どこかに修理を依頼して、高い費用を支払っていたでしょう。やはり、今はネット社会ですね。

梅雨本番に直ってよかったです。まだまだ頑張ってもらいます。

2019.6.23追記。

本日、実際に洗濯物を乾かしてみましたが、しっかり乾きました。異音などもなく、動作も正常です。これで、完全復活です！

これでようやく、先日頂いたドラレコの仕上げ取り付けに取り掛かれます。ですが、私にとっては、乾燥機の修理より何倍も難しい、未知の世界です。サイドエアバッグの入ったピラーを、どう攻略しようか…。