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イイね!
2010年10月23日

イストのシート

嫁さんの下から私の手に戻って来た青イスト。とりあえず掃除機は掛けてエアーガンを噴きっぱなしで、そのままで手が届く範囲はチリを払ったつもりです。

お次は?という事で、私が乗っていた時の仕様に戻すことにしました。つまりシートをレカロに替えておく事です。当時使っていたシートレールがあった筈..........、有りました。良かった良かった。ん?当時はレカロ純正レールじゃなくって、他のメーカーの物だったっけ?まあいいや。

で、奥の部屋に保管してあったSR-3を運び出してイストに装着。

純正シートを外した所、手が届かなくって取り除けなかったホコリを発見。改めて掃除機を掛けて。で、無事装着完了。



で、乗ってみるとなんか変です。んー、こんなんだったっけ?

つまるところポジションが低すぎる。そういえば当時もそんなことを思って、ワッシャーを咬ましてポジションを上げていたことを思い出しました。
そこで思い出したのが汎用レールです。

当時イストは発売直後でしたので、レカロにも適応レールがありませんでした。イストの前にのっていたマークⅡにはレカロを載せていたこともあり、シートとしての出来の違いに目を奪われていた私としては一刻も早くレカロに載せ替えておきたかったわけです。やはり疲れ方に歴然の違いがあったので。

という事で、発売の早かった「RAPTAR」というブランド名のレールを使うことになりました。ところが。

得てして、こういうメーカーの製品というのは何故か「ローポジション」なる謳い文句が大好きです。というか顧客層自体が「ローポジション=スポーツポジション」と思いこんでいるのでしょう。そんな感じがします。

ちょっとこのスポーツポジションを考えて見ましょう。


スポーツする、ということはクルマにとっての運動性という事と、人にとっての運動性という2つの面があろうかと思います。

ではシートのローポジションは果たしてどちらの為の物か?と考えれば、それはおそらくクルマにとっての運動性という事でしょう。
なるべく低重心に、なるべく重点位置にドライバーやコドライバーを座らせ、クルマにとっての運動性に寄与し、また邪魔にならない位置に固定する。これがクルマがスポーツするための、クルマにとってのいい条件でしょう。

黒いJPSロータスがグランドエフェクトを駆使して全盛時代を築いていたころのF1ドライバーはそれこそ寝そべるように座らされていた、と聞きます。ドライバーとは早く走る為の、クルマにとっての機能部品の1つなわけですから、彼らの快適性云々は二の次になるのはむしろ当然ではあるのですが。
また非常に些細な話ではありますが、ドライバーがレース中に飲むための水の話。ヘルメットの口のところに常にストローが出ていて、必要な時にはそれで飲む訳ですが、当然の事ながらあんまりストローの長さがあると非常に飲みずらい訳です。このため、せいぜい胸のあたりとか腰の位置に水筒が設置されるのが通常かと思うのですが、重心が低いほうが良いという事で、床の足元近辺に水筒を設置するべきだ、という事が真剣に検討されたとかいないとか。まあ、そんなことまで言うのかよ?と思った、という話なんですがね。


さて、人間にとってのスポーツするポジションとは?という話です。基本的には車両感覚が把握しやすい、集中力を乱されない為のポジションとは?という事ですが。これを考えると、ローポジションってのは果たして人にとっていいモノなのか?と思ってきてしまう訳です。見晴らし、という面では低い位置に座るより多少なりとも高い視線の方が空間把握に有利だと思えるからです。

例えばイストのように車両デザイン自体が、そもそも車高が高い事をキャラクターにしているクルマでは、下手なローポジションなど百害あって一利なしじゃあないのかなあ、と。
また、屋根が高い空間では、座面と床面との高低差が大きく取れるため、足を前に投げ出す姿勢ではなく、イスに座っているような、必然的に骨盤を立たせた運転姿勢をとらせることが出来ます。これがまた腰への負担軽減には非常に都合がいい筈です。
もっとも、ほとんどの車のハンドルポストの取付位置(チルトステアリングの調整軸の位置)が旧来とあまり変わらない位置(高さ)にあるので、私のような巨人にとってはなんか中途半端なポジションになってしまうのが残念なんですが。



という事で、人間にとってスポーツするポジションを考えると、イストの場合、却って純正シートのポジションの方が理に適ってるよなあ?と。

まあ、とりあえずレカロ純正レールならば、シートポジションはノーマルポジションとほぼ変わらない、という事なので仕方ない。とりあえずレカロのレールを取って、そこから調整をしてみるつもりです。

レカロのシートの形状そのものは素晴らしいと思うのですが、こういうマッチングの部分が汎用ゆえの悲しい所ですねえ。その点、その車両専用に開発され、マッチングされている純正シートはそこからのシート位置の微調整も出来る訳です。これでシートのフレーム形状さえもう少し何とかしてもらえれば.....。



それを思うと、フォルクスワーゲン・ルポのシートは手抜きをしていない、良いシートだったなあ。





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Posted at 2010/10/23 10:58:26

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この記事へのコメント

2010年10月23日 11:30
シート感なる程ですね 自分はライフにレカロなんですが純正は女性座高にあっているのでローポジ化で適性かな?なんて思っています。空間パッケージで小さめのシートが多いのでゆっり感のあるシートが自分は好きです
コメントへの返答
2010年10月23日 11:57
コメントありがとうございます。

仰るように、メインターゲットにポジションをあわせてあるというのもあるでしょね。そこからすれば少々低めのポジションの方が良い場合も有るかもしれません。
でも言える事は「一番良い具合に見える適正な視点の高さ」というものはある、という事だと思います。


シートというのは車の中でも大物部品という事で、結構コスト管理が厳しいようです。これが軽自動車になると「ここまでチープな感じで良いのか?」と思うくらい安物感が半端ではないのが寂しいところです。
特に小さいシートは体を包み込むことが出来ず、常に上体が揺れているので、これが腰痛の原因か?と疑っています。その点、レカロのサイドサポートは十分に深いので腰が揺れないのですね。

私にとっての初めてのレカロはSR-3になるのですが、「ああ、ショルダーサポートって素敵」って真面目に感動しました。ショルダーサポートの窮屈感が嫌いな人もあるのですが、ホント運転姿勢がブレナイので、安心してアクセルが踏めます。

純正シートのフレーム形状がチープなクルマほどレカロの意義は高まるでしょうねえ。
2010年10月23日 19:53
おばんです。

シートですか~。私にとっては重要なファクターなんですよねぇ。
身長は175センチですが、胴長短足なので座高が妙に高いんですよ。

だから普通のコンパクトだとシートバックが足りません。だからシートが
大きい車種じゃないと馴染まないですよねぇ。歴代愛車もその点は
凄く考慮をしています。カローラワゴンはスポーツグレードだったので
ホールド性は抜群でしたし。

さて、次がどうなるかですが・・・。ヨーロッパ車では海沿いで錆びやすいので
費用対効果がもったいないですし、各社のコンパクトクラスになると・・・。
今の所ではティーダがいいとは思っていますが、次期型が3ナンバー化を
したら即候補から外す予定ですし・・・。

と、まぁ車選びは色々悩んでみるのが面白いですけどねw。
コメントへの返答
2010年10月24日 10:19
コメントありがとうございます。

自動車営業でありがちな点としては、ファーストインプレッションだけで候補車を選択される方が非常に多いので、それこそ「初対面」の印象のみを大きく引き上げる為の労力に努力の大半が割かれている、ということを割り引いて考えておく必要があるという事です。そのために木目パネルを多用し、メッキ部品を散りばめ、ふかふかのシートにし、塗装面の仕上がりに異様に気を使っている、というような具合です。シートが小さめなのも、その方がカタログ写真上室内がより広く見える、という事がその理由の1つでもあります。

試乗車を用意し、展示車を多く並べなさい、とはメーカーはディーラーに対して言いますが、なんだかんだ言ってもカタログだけで選ばれている方が大半を占める現状では、そうした傾向はこれからも続くでしょう。
本当に展示車や試乗車を事細かく吟味して車を選ぶ、という風潮が定着すれば、もう少しこうしたファーストインプレッション偏重の商品構成も変わってくるとは思うのですが。

試乗車・展示車の配備に関しては、メーカー側としては確実に台数が読めるマスの大きな初期受注分となります。だから、メーカーもうるさくせっついてくるんですけどね。
もうひとつ確実に数の見込めるのがレンタリース会社に流す台数です。各メーカーが自社系列のレンタリース会社を持っている理由はこれです。
2010年10月24日 0:07
シートポジションはこれこそ10人10色の世界ですからね~。
更に目的があればこれまた違ってくるし........

個人的にはベタベタローポジが好きなんですが、比例して街乗りはつらくなりますもの。
(周囲がよくわからんくなるんですなー.......)
凝った人たちだと車体側フレーム加工してまでしますもの。
(流石に街乗り車両でそこまでする人は、なかなかいないですけどもね。)

で、最近練習してるドリフト(もどきだな~.....)だとこのポジションだときついんで
これまた多少持ち上げます。

更にはペダルポジション、ハンドルポジションが加わると奥が深いですわ。
この辺もこだわりだすと切った貼った加工の世界が出てきますし。

やりだすと止まりませんからね~ww。
コメントへの返答
2010年10月24日 10:46
コメントありがとうございます。

これはプラモデルの改造なんかでも言える事なんですが、やっぱり所詮メーカー純正には敵わない、という所はあります。
厳密に言えばいくらシートフレームの形状が良いからといっても、それだけ換えれば済むというお手軽な話では無いんですよね、実際。

こちらは目の前にある素材を、手変え品変えしてなんとか思うものを作り出そうとするわけですが、どうやったって基本寸法まで変更することはできません。
その点、どう逆立ちしたってゼロから基本寸法・基本プロポーションを設計しているメーカーの自由度には敵いっこないのですね。
逆に言えば、そういうところで、そのメーカーの見識が色濃く反映される、という事もあるので、必ずしもメーカー様マンセーという気もありませんし、安易でお手軽な商品開発は慎んでいただきたいし、変えられない基本部分をきちんとまとめあげた真摯な商品開発を望んでもいるわけですが。


W202のベンツのシートの出来には感心しましたが、でもやはりあれは左ハンドルモデルであればこそのものなんだろうな、とは当時思いました。
FRという事もあり、センタートンネルのでっぱりがやはり邪魔で、左足フットレストの踏ん張り具合というか足の納まり具合が微妙に狂っています。アクセルペダルやブレーキペダルに関してはほとんど意識にも上らないくらい自然な感じに設置してあったんですが。
本来は、もう少しシートの設置位置をいじるなりのことをするべきだったんでしょけど、ベンツのハンドル位置のコンパートはおざなりでしたからねえ。お手軽というか徹底していないというか、お金を掛けたくなかったんだろうなあ、と。せめてウインカーレバーを右に持ってくるだけでも整合性がずいぶん違ったと思うんですが。

その点流石と思ったのはルポだったんですよねえ。FFゆえの自由度という事もあるでしょうけど、足の踏ん張り位置を邪魔しない事まで考慮してるんだろうなあ、と感心したものです。最廉価モデルでありながら手を抜いておらず、お金を掛けるべき所にはきちんと掛けている。あまりにも採算が悪いのでモデル廃止となったらしい、という噂話にも納得できます。

最近のモデルはサイドエアバックなんかも付いているので、あんまりシートを替える作業をする気になりません。だからこそもっときちんとシートの事、座る位置、姿勢、視界その他の事をきちんと考慮してもらいたいものです。

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「[整備] #タフト ダイハツ・タフト オーディオレス車への純正ナビ取付 https://minkara.carview.co.jp/userid/603944/car/3542135/7641092/note.aspx
何シテル?   01/14 11:39
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