ストックエンジン シリンダーヘッド組立て vol.1(加工後点検、最終洗浄)

さてさて、シリンダーブロック側の作業もそこそこ出来てきたんで、お次はいよいよシリンダーヘッドを組み立てていこうと思います。

ってな訳で、内燃機屋さんから帰ってきた頑丈に梱包された箱からシリンダーヘッドを取り出してっと。

保護テープはがしてご開帳！！
おーーーっ！？美しい♪♪ヘッド面研もしてもらったんで、むっちゃ綺麗です♪♪

ピカピカバルブも相まって、もうたまりません♪♪

因みに、作業の方はTODA RACINGさんにお願いしました。香川から近いですからね。信頼できますし、送料も安くて助かります♪♪

っで、作業依頼の方は、
①バルブシートカット+出しろ合わせ×16箇所
②エキゾーストバルブリフェイス×8個
③バルブ擦り合わせ×16箇所
④ヘッド面研

えっ？？擦り合わせくらい自分でやれよ！！って？？えぇ、僕もそのつもりでバルブコンパウンドなんかも用意してたのですが、もう面倒くさくなっちゃいました。。。（滝汗）それに、チューニング屋さんの擦り合わせも見てみたかったし。あと、ヘッド面研はTODAさんと相談して、ピストンヘッドや燃焼室も削っちゃったんで、少し圧縮戻る程度削ってもらいたいとの旨を伝えたところ、じゃあ0.1mmでいきましょう！！との事で、0.1mm削ってもらいました♪♪これで、少しは圧縮戻ってくれる事でしょう。

それと、擦り合わせは、街乗り+たまに山流す程度の使用を伝えて、当たり幅は少し広めにしてもらってます。

あとは、バルブリフェイスはインテークバルブは新品使ったんでエキゾーストバルブのみリフェイスしてもらいました。

因みに、参考までに費用は下記のような感じです。
①¥39000
②¥1500×8本=¥12000
③¥9500
④¥11000
合計¥78650（税込）+送料（片道）

ってな感じで、だいたい8万円ちょいくらいですねぇ。予備エンジンなんで、本当はここまでするつもりなかったのですが、なんだかんだでするハメに。。。まぁ、もう一基製作出来るとは限らないんで、やれるうちにやっとけ！！と言う事で。。。

あっ、そうそうシリンダーヘッドをTODAさんに送って現物確認して頂いてご連絡をもらったのですが、『これってお客さんのですか？？ポートも燃焼室もバルブもピカピカでびっくりしました。相当手間と時間かかったでしょう？？』と。『いえいえ自分のですよぉ♪♪ヘッドとバルブ磨くだけで4ヶ月かかりましたよ♪♪』と返事すると、『で、ですよねぇ〜、なかなかお客さんのでは、ここまでできませんよね（汗）』と。（笑）ポートの形状がいけてるのか？いけてないのか？は、あえて聞きませんでしたが、とにかくピカピカで驚かれてましたね。（笑）

因みに、TODAさん作業後は、バリ取りと洗浄もしてくれてるようで、綺麗な状態で帰ってきました♪♪抜かりなく丁寧です。

バルブシートの方も綺麗な男前なシートになって帰ってきました♪♪画像上側が加工前で、画像下側が加工後です。一目瞭然で、ガタガタシートから、綺麗な3段カットで、当たり面も梨地？でそりゃあもう、美しいのひと言♪♪

んで、こちらリフェイスしてもらったエキゾーストバルブですが、ご覧の通り綺麗なアタリ面が出てますね。いい感じぃ〜♪♪

っで、念の為光明丹塗ってアタリ見てみましたが、全周ベタアタリで良さそうですね。

バルブ側も確認。うんうん、良い感じぃ〜♪♪

っで、シートの当たり幅の確認ですが、サービスマニュアルでは、標準値が1.25〜1.55mm、限度値が2.0mmとなっておりますが、現物を測ってみるとだいたいですが、1.25mmくらいで標準値の最小値くらいですね。さすがは、TODAさん♪♪

とりあえず、全てのバルブ点検してみましたが、特に問題無さそうだったので、作業を進めます。

っで、鏡面仕上げした燃焼室とエキゾーストポートが、少し曇ってきてたんで、再度コンパウンドで磨いて、最終洗浄しました。

いやぁ〜、美しいですねぇ〜♪♪

あっ、洗浄前にカムシャフトジャーナル部もピカールで少し磨いておきました♪♪

さぁてさてさて、加工後の点検/洗浄も出来ましたし、ヘッド組立て作業にかかるとしますかねぇ♪♪