ストックエンジン シリンダーヘッド組立て vol.3(インテークバルブ/スプリング/リテーナー組付)

さて、バルブスプリングシート/ステムシールの組付けが出来たんで、お次はバルブの組付けです。

まずは、インテークバルブから組付けていきますかね。

色んな作業してる間に、少し曇っちゃったんで、軽くピカールで磨いておきます。

はいっ、軽く磨いて洗浄しました。ピカピカバルブは、たまりませんなぁ〜♪♪

良い仕事してくれますように♪♪
では、バルブをガイドにセットしていきましょう。

バルブをガイドに装着するにあたり、ステムシールのリップにペースト塗っておきます。ワコーズのペーストは、燃焼系への使用厳禁とありましたが、ステムシールは大丈夫ですよね？？大丈夫としておきましょう。（笑）

んで、バルブのステムに薄くオイルを塗って、慎重にガイドに刺し込んでいきます。

シートまで刺し込めたら、何度かストロークさせて軽くストロークするか？を確認しておきます。もちろん、問題ないですね。

っで、バルブスプリング外す際にも使用した、B型H型専用コンプレッサーを用意。異物混入を防ぐ為に、こちらも洗浄です。

んで、仮でセット。

んで、元位置のバルブスプリング/リテーナー/コッターを用意。パーツは、元位置に戻してやるのがセオリー。

本当は、バルブスプリングも経年劣化あるだろうから新品に交換した方がいいんだろうけど、既に予算オーバー状態なんで、もう元のスプリングを再使用します。

オイルリリーフバルブのスプリングでさえ、あれだけ縮んでたんだから、バルブスプリングも縮んでるんだろなぁ〜。。。

んで、洗浄して組付けるのですが、念の為サービスマニュアルを確認。バルブスプリングは、インテーク用とエキゾースト用で違ってて、更に不等ピッチでピッチの狭い方がバルブスプリングシート側とありますね。

では、実際に確認してみましょう。

うん、確かに不等ピッチで、画像下側へ行くほどピッチが狭くなってますね。

っで、リテーナーが画像スプリング上にセットされてるんで、この通りの組み方で大丈夫そうですね。

まぁ、外したまんまの状態で保管してたんで当たり前ですが。（笑）

っで、洗浄してサビがこないようにペースト塗って、バルブスプリングシートにセット。

因みに、バルブはステムシールのリップが効いてるので落ちないですね。

んで、リテーナーも洗浄してペースト塗って、バルブスプリングの上にセット。

んで、バルブスプリングコンプレッサーの治具をセットして、良い塩梅の位置でコンプレッサーのベースを軽く固定。

あまり締め付けると、カムシャフトキャップが載っかるところですからね。面を傷めないように手で締める程度で。

っで、コンプレッサーのボルトを締め付けていき、バルブスプリングを縮めていきます。あまり縮め過ぎるとスプリングを破損しかねないので、コッターがおさまる程度でバネを縮めます。

んで、コッターをセット。

っで、コンプレッサーを外してっと。うまくコッターがおさまってるか？確認したら、・・・

ステムのエンドを軽くトントン叩いて、コッターを落ち着かせて、1つバルブ組付け完了ですね。では、インテーク残り7箇所やっつけちゃいましょう！！

っで、4箇所組付けOK！！朝活の時間的に、1日2バルブくらいしか組めないんで、日数かかっちゃいます。。。

どうにか、6箇所。。。

っで、最後の1つ。ピカピカのインテークバルブも見納めです。まぁ、ポートから覗けるけど♪♪

っで、数日かかっちゃいましたが、とりあえずインテークバルブの組付け完了！！

あとは、エキゾーストバルブですね。どんどんやっていきましょう。