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Alfa Romeo Giuliettaを借り、通勤を中心とした70ｋｍほど、堪能させてもらいました。Giuliettaは以前に、隣に営業マンを乗せて試乗車を走った事はありますが、走り慣れた市街地、空いた幹線道路を走れる通勤路を走るとクルマの素性がより分かります。

私にとってアルファは官能的なエンジンとイタリヤ車らしいスタインリングですが、前者のエンジンはいかんともしがたい。１５５や１５６に積んでいたＶ６エンジンやツインスパークのフィーリングは何処へやら。
（こんな事、アルファに求めちゃいけないのかもしれないけど）相変わらず、樹脂部品の質感は残念な感じだし。内装部品の精度もイマイチ。シートも大柄。
ただ、ギクシャクする場面はあるものの、セレスピードより随分ミッションの出来は良くなりましたね。（これってツインクラッチかな？）


ホントはアルファロメオっていうメーカーは好きなんですけど。。もうアルファは買う事はないかなぁ。

先日、アルファ ４Cのハンドルを握る機会を得ました。「セミATのスタイル先行のスポーティカー」なんていうイメージを持っておりましが、大きな間違い。とても「硬派なスポーツカー」でした。運転していて、とても楽しい！
市街地、高速道路、山間部国道、峠道の約200kmしっかり１人で堪能させてもらいました。（ずっとウェットコンディションだったのが 残念！）
軽い車体＆ノンパワステによるハンドリング、カッチリしたブレーキ、豪快な加速。。Goodです。（昔の競技車両を運転している様な感覚で、痛快！）
AT、セミAT(自動クラッチ）嫌いの私でも これなら許せます（LF-AやガヤルドのATは私的にはNG)。

ただ、エンジンは情緒に欠ける。。。これが唯一、気に入らない。やっぱ、アルファは官能的な音を聴かせるエンジン音であって欲しかった。（そもそも、私は 現在の量産車のアルファエンジンを 残念に思っています）
個人的にはアルファは「美しいスタイリング」と「官能的なエンジン音」であった欲しいのです。



なので、９９７カレラから乗りかえたいですか？と聞かれると、「エンジン」という点で「？」が付く。そして、ちょっと過激過ぎるかなぁ。そもそも、コイツで長距離を走る気にもなれない。（本降りの雨の中、山岳部の国道や高速道路では 路面の舗装が荒れてると、結構ハンドルが取られ、両手でしっかりハンドル握ってないと　どっか飛んでっちゃいそうでした）

過激度という点ではＧＴ３も同じぐらいなのかなぁ。。（ＧＴ３未経験者ですので、分かりません）。


ともあれ、久しぶりに刺激の強い、運転して楽しいクルマに出会いました！
オーナー様に感謝！！

高校時代からの友人がアルファを買ったとの連絡があり　車を見せてもらいがてら　久しぶりに会うことになった。彼はとても器用で綺麗好きだった事もあり　自分自身の洗車ノウハウの殆どは彼から伝授してもらったものです。

159は自動車雑誌などで「アルファらしくない」と評価されているそうですが　自分でも　なんとなくそれは理解出来ます。
エンジンは　所謂アルファらしい盛り上がり／官能的というフィーリングからは程遠いといった印象ですが　しかし、そこはアルファ。そうは言ってもエンジンは軽々とヒュンヒュンと回りますし、内外装は「アク」を感じ、特にインテリアはアルファらしい「粋」みたいなものを乗っている人に感じさせるものでした。
（OPTだというキャメル色の本革シートの影響もあるのかも）
ボデー剛性だって　昔乗ってた156からは比べ物にならないぐらいしっかりして、足回りは随分大人びたセッティングでした。

GMと提携後に作られたアルファロメオ159は　良くも悪くもグローバル化した部品調達が作り上げた　出来の良い車を感じさせてくれました。

昔からのアルファ好きには物足りないのかもしれませんが、こうした人々は全体から見たら少数派で　世の中の人たちには　こういった車作りが求められているのでしょうか。
実際、今まで国産スポーティーカーを乗り継いできた私の友人も初めての輸入車として　この車を選んだわけですから。　
一昔前だったら　初めての輸入車がイタ車だったなんで　（マニアやコアなお方は別として）考えられなかったですもんねぇ。