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本日仮ナンバーで公道復帰となりました。








進行状況は何シテルで更新しておりましたが、３月２２日の引き取りから
２か月掛かりましたが、ようやく直りました。

直りましたと言ってもいわゆる重整備はプロにお任せしました。
ミッション降ろしからのＯＨとクラッチ交換。エアコンクリーニングから
の真空引きおよびガスチャージ。　タイロッド関係のゴム関係の交換作業等
全油脂類交換及びオルタネータの点検作業等

私がやったのは、単なる分解と清掃。ただそれだけです。

走行５１０００キロ。無事故車のガレージ保管の個体。

後でオーナーさんから点検記録簿を頂いて、私の勘違いだったのですが
ワンオーナーであることが判明。

大きな改造、カスタムはされてなく、エキゾーストマニホールドと車検対応
マフラー、ショックアブソーバーを純正ビルシュタインから純正標準ショック
に交換された位のモノでした。

分解した結果はフレームにはほぼサビすらなく水没車に云う言葉では不適切
ですが、非常にきれいなロードスターでした。

引き上げ後、元オーナーさんから連絡があり、思い出の品でトノカバーを返却
させてほしいと言われ了承し、適宜進捗状況を報告してました。

本来ならば全交換が適正な対応の部品を分解整備し再組付けを行ったのは、なる
べく安価に戻したかったからです。（理由は後述）

ダメだった電装部品は、純正コンピュータ、左側のリトラモータだけでした。
あとは、パッキン系のゴム類、クラッチ回りはすべて交換となりましたが残りは
清掃だけで戻りました。

安価で直したかった理由は、予算の都合が一番ですが、うまく直せるのであれば
オーナーさんに戻してあげたかったからです。しかしながら、引き上げ時には、
私の技量で直せるか未知数であり、その旨の連絡はしませんでした。

先日、自分で直せる範囲まで戻せ、エンジン始動までこぎつけたことで、元オーナーさんへ連絡し、もし希望するのであればお返ししますよ。交換部品と多少の
手間賃で返却の目途が付きましたと伝えた所、本人が想定してた半額程度の費用で返却できそうということで、家内に相談させてくださいと連絡がありました。

ただ、台風１９号で自宅も床上浸水、他のクルマもすべて廃車となった状況で
買い戻せるかはわかりませんが、一度車だけは見させてくださいと言われ、
今は返答待ちの状況です。

分解して分かったのは元オーナーさんが大事にされていたこと。
ディーラーでずっと整備をし、走行４８０００キロ時にはタイミングベルトの
交換も行い、いわゆるイジるとかカスタムとは無縁でしたが、Ｒリミテッド等の
マイカ色でほぼ発生しているクリアハゲもなくほんとに大事にされていたんだろうということでした。　

今後どうなるかはまだわかりませんが、一度は廃車の運命にあったこのロードスターを公道復帰まで戻せたのはうれしかったですし、自身のスキルアップにもつながりました。　

願わくば、元オーナーさんのとこに帰れればいいんですけどね。

この車を復元するにあたり、皆さんの過去の整備記録等の情報が非常に為になりました。　色々な助言アドバイスを頂けた方にお礼申し上げます。
ありがとうございました。

トランク内装部品を取り払いました。





トランクの内装関係分解した所、テールランプまで水がきておらず、室内に比べると軽症……

一つ一つ部品を分解してますが、錆びもなく、水没した
クルマに言うのは本当変な言い方なんだけど、キレイな
クルマだなぁと(笑) ＮＡ乗りの人なら分かる気がするん
だけど、俺だけかな

一つ一つ外した後は、ニト郎さんがやられていた
パーツの黒染めをしてからまた組みたいなぁと
こういう時、先人の方々がやられてきたお掃除
(あえてレストアとは呼びません)のノウハウが
惜しげもなく公開されていることにただただ、
感謝でしかありません。

どうやって掃除してんかなぁ。どうやってキレイに
してたの？というのはわたしが参考にしてるのは
ニト郎さんの小豆色のロードスターの掃除、ニッタ
さん。カズ２８さん。車種が変わってしまったけど
MORIZOさんのブログやお話が本当に役立ちます。

この人達にあってなかったらドアの黒ブチルはいつ
までもネチャネチャ付いたままだったし、少しシロ
サビみたいのが浮いた感じの亜鉛メッキのパーツは
全部そのままだっただろうなぁと思う。

コロナで外出禁止が言われ、出掛けられないと騒ぐ
人が多い中、私はこんな至福な週末を迎えられるか
ら幸せなもんだ。

水没したからこそ、ここまでやらなければならない
けど、お掃除は特別難しい技術が必要な訳ではない
ただ、手間暇をかける愛情と少しの工具と知識だけ。
今回のＲリミテッドが終わったら私のお掃除レベル
はメタルキング倒した位上がるはず……

外観からは、とても水没したように
は見えないＲリミテッド






先日、台風１９号で水没したＲリミテッドの引き取りに行ってきました。

オーナーさんは年配の方でずっと憧れていた、ユーノスをディーラーさんで
購入し、車検を受けたばかりだったそうです。

ディーラーでタイミングベルト等もすべて交換し、ずっとガレージ保管
だった個体。

台風１９号で市街地も冠水し、このＲリミテッドもミッションハウス上部
辺りまで水没したそうです。

オーナーさんはその後にガレージ内でジャッキアップ

幌のリアを開いてドア、ボンネット等をすべて解放して保管し
復活させたかった様ですが、自宅のクルマ４台すべて冠水
自宅も冠水ということで、趣味のクルマまで手が回らないということで
手放すことを決断。

縁あって我が家まで持ってきました。

幸運だったのは、
オーナーさんがガレージ内で乾燥させてたことと
淡水だったこと。
保管中は常にバッテリー端子を外していたこと。

という状態だったので、想像してたよりはキレイな状態でした。

しかしながら、回りから見ただけの様子。



ジャッキアップして、まずは内装を全部バラします。





やはり、相当な泥が室内にまで入ってました。



まずはカーペットを再生



室内は乾燥した状態だったので水洗いする気になれず、集塵機、エアーブロー
、ウエスで丹念に掃除を繰り返して、とりあえずはここまで



エンジンルーム、フロア下も、たまったドロを丹念に落としながら、掃除を
していきます。

幸運にも冠水時間が約６時間程度だったのでほぼサビもなく、フロアの
凹みもないいわゆるバリモンの個体。

Ｒリミテッド等のマイカ色でクリア剥げがない個体は初めてみましたよｗ

せっかくここまで分解しますので、フロアにはシンサレートを敷き詰める
等の断熱対策等も盛り込もうと思います。

しかしながら、ここまでで、ほぼ三日間つきっきり・・・・

世の中の冠水歴あるという車を中古屋さんが直す場合ここまでやるのかな？
とちょっと思います。

自分でやって思いましたが、とてもワリに合わない。

プライベーターだから、できるけど、この後外装、エンジンルームも
含め掃除しますが、結局は全部バラさないとやはりだめそうです。

自分が人に聞かれたら、別の中古車を買うことをオススメします。

エンジンミッションデフ内までは、水が入ってなかったですが、この後、電装
系のパーツはすべて洗浄もしくは交換という形になります。

次はドア内の清掃。まだまだ先は長いですが、手間を掛ければどうにか直りそう
なので頑張ろうかなー

まずはあの黒ブチルの撤去から(笑)