春先のレースでエンジンはあまり弄らずに勝つ!をなんとか達成できたので、腹の出たおっさんでも楽しく乗れてそこそこ速く壊れないエンジンを目標に作り始めたのが5月でした。レース直後なのでオープンでも戦えるエンジンも考えましたが部品も出なくなってきている現状、限界まで弄ってもライフが1年以下とかでは「楽しく乗る」の自分のスタイルから外れるので無理のない標準的な感じで組んでみました。何回か微調整をして80㏄の2STらしいエンジンに仕上がったので和光二輪館でパワーチェックしてもらってみました。
現地について車からバイクを下ろしてバイク置き場に持ってゆくと周りは高級パーツで彩られたバイクばかりでその中に小汚いバイクを止めるのに勇気が要りましたw
受付を済ませ測定前に軽く暖機をしようとタイヤを手でグルグル回しエンジンをかけると産廃バイクで何やってるの???的な遠巻きな視線を感じましたがエンジンが止まらないギリギリでこそこそと暖機。ゴキブリになった気分で静かに頑張ってると係の人来てくました。確認事項を伝えてダイナモ室で暖機の続きをお願いしてバイクを引き渡しゴキブリ気分から解放!
数分で測定終了。初めて自分のバイクの全開加速を見ましたが結構いい感じのフケ方で期待は膨らみます。
ノーマルのKSR80だと大体8馬力前後、ちゃんとしたチャンバー付きで10PS前後が多いらしいです。中には超高回転チャンバーと高回転型ポートで17馬力/12500回転とかの車両も居ますがクランクがすぐに終わるしここまで弄ってもオープン車両の中ではもっとも非力。ならばとオープンで戦うのは考えずに楽しくスポーツ走行できる耐久性を考えて回転も圧縮も控えめに設定。手を入れたのはポートと燃焼室加工だけなのでトルク1㎏と見積もって11000回すと15馬力。その辺りを目標に仕上げてみました
16.2HP/10982rpmと大体想定の回転で出せたので一安心。馬力は測る機械によっても多少上下するので参考程度に考えますがノーマルの倍近いパワーは出ているようで一安心。
測定後担当の方とお話させていただきましたが「無理ない感じで軽く出ていていい感じですね」と言っていただけて狙った感じが伝わってうれしかったです。
弄り始めると最果てもなく行き過ぎるのでエンジンはそこそこ仕上がったのを数字的にも確認。
あとは人間の無駄なウエイトを外してうまく乗れるよう練習を楽しもうと思います。