最近頻繁に行ってるように見えますよね、宮城県。特に気仙沼。
表立っての目的は仕事なんです。
9月は仙台市街にて。
しばらくは毎月通うことになります。
仙台まで来てしまえば、その先100キロや200キロは最早、ついで。
三陸道の延伸等、交通網整備が盛んな東北地方ですが、実際のところ、あんまり高速道路いらないんじゃないの?なんて思いを最近持っていたりします。
東京に住んでいて思います。便利な圏央道やら、地元民としては使い勝手が良くないながら通り過ぎる人にとっては便利なものなんでしょう。
9月のある日は、朝10時から夕刻まで仙台市街で打ち合わせ、途中で抜け出し、
来たら食べてくれと言われた天ぷら屋さんでの
天丼ランチ
適当に息を抜きながらやっているわけですが、何せETC割引適用を狙い、深夜から車を運転してきた故か、ここ数ヶ月、非常に忙しかったせいか、打ち合わせ終了後、翌日ピカソお見舞いのため、気仙沼に移動、ホテルにチェックインしたとてすぐ爆睡してしまいました。
夜遊びに立候補してくださった某氏、市中引き回しの刑に参加できず申し訳なかっただす。
そんなこんなで朝起きても疲れを感じている有様です。
前夜、本当は、1人でしっぽり飲める居酒屋の視察に行くつもりだったんですけどね(汗)
今回は、平日訪れているので、翌朝、起きても遊んでくれる友達はいません。
いつも通りの時間に起床するので、前日の仕事内容を整理し、ビジネスホテルで朝食を摂り、チェックアウトまで、ホテル内で過ごしました。
チェックアウトの時間を迎え、さて、どーしようか、きれいな空気、おいしい食べ物、癒される景色を求め、C32のハンドルを握り、いつも通り走り回ろうか、と思ったものの、辞めました。
体が疲れていると言うよりも、多分心が疲れてるんじゃないかと思ったんです。
大好きな運転は苦痛だし
(北海道までサンバーで行っちまう私でも、そんな時もあるのです)、パソコン仕事をしていても、意識と出来上がるものの違いがすごいんです。
歩いていても、自分の意識と実際のスピードが違うっていうんですかね、脳が右足を出すよう指令しているのに出るのは左側みたいな、なんだか体自体が自分の体じゃないようで、
「こんな時は歩くべ」
と思いながら、宿に車だけは置かせてもらい、宿の周辺をカメラ片手にふらふらすることにしました。スマホは、車に置いて久々にデジイチ出動です♪
まずは、宿泊したホテルから、津波の高さと車の車高。
当時の壮絶さが想像できるものですね。
今回のお宿は、気仙沼のビジネスホテル一景閣。
期待していなかっただけに不意をつかれました、朝食がめちゃくちゃ良かったですよ。
地元にあるもの、当たり前の料理法で出してくれること、地方から来れば、これ以上にありがたい事はありません。
魚市場や港が近いので、そんなところ目指してフラフラ歩いて行きます。最初はまっすぐ歩けなかったです。
神社が復元されたんですね、
不思議なほど公園があちこちに点在していますが、この遊具で遊ぶ子供たちがいるのでしょうか。
民間の建物、
道路と敷地の関係があれなんですけど、最終的に道路を上げるのか?津波への反発か。
魚市場。
魚市場と言えば、魚市場食堂があるんじゃないかと調べてみましたが、めぼしいものはないようですね… .
仮設と思われる商店街に吸い込まれるように立ち寄ります。
自分は知らなかったんですが、気仙沼はイスラム教徒の街とも言われているらしいですね。
この商店街には銭湯から礼拝場までいろいろなものが揃っておりました。
遠洋漁業の船が寄港したり(若い漁師さんが買いだめをしているんだろうなぁと言うような場面も見かけました)いろいろな側面を持っている街なんでしょう。
潮の香り、重油のにおい、照りつける直射日光、津波被害の不幸からか、まだまだ更地が多いゆえ、あちこちで感じられる土の匂い、真夏ほど暑くはない、がでも暑いよね。
こんな建物によりました。
「仕掛けあります」
なる看板を確認し、極めて私的な市場調査のため店に突入です。
ここのところ釣りにハマりつつある自分、
簡単な仕事道具を積んだC32のトランクはまだスカスカ、次回は竿持参すべかと思いならが突入です。
店内に入っても、釣りの仕掛けなど1つもありません。
小さなコンビニといった感じ、キョロキョロ店内を見回していると、「何をお探しで」
と聞かれたので、「仕掛けないんすか?外の張り紙見てきたんだけど」
と尋ねると、笑われ、それは、「仕込み」だよと回答を受けました。
「仕込み」とはなんぞやと尋ねると、遠洋漁業の漁師さんたちがまとめ買いをする食料の事だそうで、とんだ醜態を撒き散らしました。
旅の恥はかきすてます。
親切な店員さんから、釣具屋さんを教えてもらい、徘徊を重ねるうち、まっすぐ歩けるようになりました。大分元気になってきましたので、
車に戻り、港を離れます。
元気になってみると、右に曲がるべきところを左に曲がってみたりするんです。興味本意。
「この橋は一体なんだ」と思いながらも、結局何なのかわからず、C32はピカソを預けている車屋さんへ向かうのでした。
知人がいると、その案内に甘え(それはそれで大変ありがたいのですが)自分で探したり、考えることが少なくなっていたようで、結構面白い2時間の散歩でした。
被災地と呼ばれた彼の地の復興は、産業界の表向きでは、2019年で終了とアナウンスされているようですけど、現実はそうもいかないんだなと思い知りました。
気仙沼の裏通りに入ると、いまだに造成工事を行っていたり、まだまだ道半ばなんだなぁと感じるとともに、現在千葉で起きている災害で被災されている方の、1日も早い安住を願うばかりです。
次回、C32でピカソお見舞〜今や思ひでの道、国道45号線、ご期待ください。
Posted at 2019/09/21 09:56:57 | |
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AMG C32 | 日記