フロントロアアーム交換(7万5750km時)

かねてから指摘されていたフロントロアアームのブーツ切れ、次回の車検では確実に通らないので交換が必須となっていました。

というか、購入した中古車店にあった段階で破れていたと思われ、しかも購入と同時に車検を取得していたのに、この状態で通ってるって事は“みなし車検”だったのでしょう。

そんな信用ならないところですから、購入後は決別しております。

さて、本題に戻って…。

とってもシンプルな構造のロアアーム、聞けば脱着後もアライメント調整の必要がない非調整式ということで、付け替え作業は自分でやることにしました。

●ロアアーム
　左　D35-034-350E　1万7325円
　右　D35-034-300E　1万7325円

合計　3万4650円(税抜)

作業はいたって単純な脱着だけなので、ジャッキとウマとちょっとした工具があれば交換はできます。

とはいえ、車両の下へ潜りますから絶対に車載ジャッキでやってはダメですヨ。念のため。

まずはロアアームをナックル側に固定するボルトを抜きます。

ナックル側へはピンをハメ込んであるので、ボルトを緩めれば簡単に抜けます。実際に右側は簡単に抜けましたが左側は…。

内部が錆びているのか？　それとも固着しているのか？　プラハンなどで叩いても全然抜けずダメ。

仕方がないので、マイナスドライバーでこじったら、ようやくナックル側が外れました。

車両真下のロアアームの後方側はクロスメンバーを固定する19mmを外し、その手前のロアアームのボルト2本(14mmだったか？)を外し、横へずらす要領で引っ張り出すとロアアームが抜けます。

さて、ロアアーム交換でもう一つのポイントが左側のフロント側ボルト。

ボルトを抜こうにも長く、ご覧のようにオイルパンに当たって、そのままでは抜けません。

ここは仕方がないのでジャッキで下からエンジンを上げるというか、傾かせる程度動かす必要がありました。

それでもボルトは当たってしまうので、少々オイルパンに擦りつつ、強引にボルトを抜く必要がありました。

ようやく左右ロアアームが外れました。

これが問題のナックル側に差し込むボールジョイントのブーツです。ご覧のようにパックリ割れてグリースが飛び出してしまっています。

非公式ながらこのブーツ部分だけを換えるという間にあわせの手もなくはないけれど、年式が年式なのでボールジョイントやブッシュなどの劣化が考えられるため、新品交換としました。

ロアアームを固定する前後のブッシュは目に見えて亀裂などはありませんでした。

ただ、やはりブッシュですから10数年経っていれば劣化しているのは当たり前。よく見ると硬化して柔軟性がなくなり、細かいシワなどが無数に入っています。

しなやかな足を再現するにはブッシュは重要なパーツです。ここはやはりケチらず新品に交換して良かった部分でしょう。