エアコン復活~♪
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
さぁ、ブツは揃った。R12冷媒とオイル。Oリングは全て交換した。忘れてはならないのがサービスバルブのムシ。マニホールドをつないでいる時は漏れなかったのに走り出したらすぐ漏れ出した、なんてのはムシが怪しい。Oリング組み付け時には必ずコンプレッサーオイルを塗布。特にねじ込み式の部分は塗らないと滑らずOリングがちぎれる。エンジンオイルのフィルターを組み付けるときと一緒だね。
きょうは文章ながいよ~。
2
缶切りバルブを付けようとしたら合わない!かとおもったらねじ込みではなく、抱きかかえるように装着。こんなんで漏れないのか?と思ったが大丈夫だった。
3
再度真空引きして、いよいよガスチャージ。まずエンジン停止状態で高圧側から液状(缶を逆さに)チャージ。入らなくなるまで。
これである程度システムに圧がかかり?コンプレッサーが回せるようになる(ガスがカラだと保護システムが働いてコンプレッサーが回らない)。はずがウンともスンとも。コンプレッサーに電気が来ていない。ヒューズOK、あとはレシーバーの近くに圧力バルブ、エポパレーターに温度センサーとエキパンに圧力バルブ。この3つのうち1つでも条件外だとコンプレッサーを保護するために電気を止める。それそれのカプラーを抜いて短絡しエアコンON。コンプレッサーは回った。この状態で低圧にガスチャージ。しかし入っていかない。仕方なく高圧に入れたり入るだけガスを入れてみる。全く冷えない。短絡を解除しコネクターを戻したらコンプレッサーは無事回るようになった。おそらくガス圧が足りてなかったのだろう。
4
しかしどうも低圧にガスが入っていかない。ゲージは低圧高め高圧低めの「コンプレッサー圧縮不良」の症状。どうしていいか分からず地元の電装やに駆け込む。思えばタイヤはめかえ以外で修理工場に世話になったのは初めてだ。プロの手で診断。コンプレッサーを自前でバラしたことを告白するとこっぴどく叱られた。絶対素人が手を出してはいけない聖域らしい。確かにOリング・シャフトシールを取り寄せてもらおうとしたが供給不可だった。DENSOの作業独占化と保障の関係でだめなのだろう。
さてプロは低圧にガスが入らずおかしいと、「コンプレッサーがだめかな~」と・・・。むー。リビルトに交換、これまでのガスもパー。5万円コースの最悪のシナリオだ。しかし低圧ガス入らずの原因はあっけなく解決した。車体のサービスバルブにはムシが付いている。しかしマニホールドのホースにはムシを押す突起が無い。説明書通りにホースをつないだのだがガス缶をつなぐホースにだけムシ押しが付いていた。説明書と異なるがムシ押しのある黄色を低圧供給用に入れ替えたら難なくガスが入ってゆく~。ガスをまるまる2缶(800g)飲み込んだ。送風も冷たくなって来たよ~。
5
サイトグラスをみるとややガスが少ない感じ。プロいわく「もう200くらい入れればもっと冷えるかもよ」
まぁ十分冷えるし1年で抜けちゃうこともありえる(コンプレッサーからの漏れがあるかも)のでこのまま様子を見る。
6
内装も組み戻し涼しい室内、あぁ天国。さて、私のエアコン修理記のまとめだが、20年不動だったためガスはすっからかんだった。さすがにそのままガスを入れるのは無謀だろうと可能な限りOHを試みた。ご法度とされるコンプレッサーは全バラして清掃、組みなおしたが肝心なOリング類が手に入らず仕方なく再利用。その他配管のOリングは全て交換、レシーバー、エキパンバルブ新品交換。エポパレーターは清掃。そしてガスチャージして今に至る。
掛かった費用
マニホールドゲージ・真空ポンプ 12000円
レシーバー 4000円
エキパンバルブ 6000円
Oリングセット 3000円
R12ガス(800g) 10000円
R12 オイル(50gX3缶) 2000円
電装屋工賃 3000円
その他雑費 2000円
計 42000円
現状で全てをプロにたのんだら問答無用でコンプレッサー交換で合計15~20万位ではないだろうか。
自分でやることは大変だが浮いたお金で道具を買えるしスキルが身に付けば壊れたりしてもおおよその対応は出来る。何もしなければエアコンなんてパンドラの箱だがちょっと勇気をもって手を出せば意外に単純なからくりに自信が付き修理をやり遂げたときにはどんな娯楽よりもの達成感を味わえる。一人でも多くのチャレンジャーが増えることを願いつつ、「KARASU エアコンの部」は完結させていただく。
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